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インドネシアで出産したい!渡航準備ダンドリのすべて

自己紹介/大阪在住。現在、第一子の育休延長期間中。夫はインドネシア人でダイビングエリアとして有名なマナド出身。ダイビングを通して知り合い、1年の交際を経て2016年に結婚。第一子ニコは2017年に誕生。第二子妊娠中。

やるべきことの全体像を把握したところで、スケジュールを引きました。個々で異なる部分も出てきそうですが、大まかには参考にしていただけるかなと思います。

ちなみに、私はインドネシア実家で自宅出産したいなあと考えていて、妊婦健診をギリギリまで日本で受けたいと思っているので、出産予定日の2ヶ月前、妊娠31週での渡航を予定しています。「妊娠中に飛行機に乗れるデッドライン」のスケジュールであることを念頭に置いてお読みくださいね。

妊娠発覚〜安定期まで

つわりで厳しい時期。この時期に無理は禁物ですし、そもそも無理できる状態でもありません。

できることとしては、母子手帳を受け取る時にインドネシア語の母子手帳ももらっておくといいかも。(私は当時大阪市に住んでいたのでもらうことができました)医師に伝えると妊婦健診の時に2冊分記録してもらえます。

また、私の場合は第一子ニコの育休延長中ということもあり、職場に迷惑がかかるのも今後が見えないのも不安だったため、安定期を待たずに上司に報告しました。結果、なんとそのまま第二子の産休に入ってOKという回答をいただくことができました。感謝。

なお、第一子の産休から時短で復帰すると手取りが減ることになると思いますが、第二子の産休育休手当はその減った手取りをベースに金額が決まります。でも、復帰せず連続で取得する場合は第一子の産休前の給与をベースに金額が決まります。狙ったわけではなかったけれど、正直ありがたいです。

出産予定日の5ヶ月前まで(妊娠18週頃まで)

ビザ申請準備を始めます。まずは滞在期間を決めましょう。インドネシア滞在予定が5ヶ月を超える場合は「C317家族ビザ」と「ITAS(一時滞在許可)」「MERP(数次出入国許可)」取得が必要です。

(追記:C317家族ビザ、無事取得できました!取得の様子はこちら

かつて、一時滞在許可はKITASという名前でしたが、現在はカードが発行されないため「K」が取れて「ITAS」になったとのこと。なので、古いブログを読み漁る際にはKITAS=ITASと考えてよさそうです。また、現在ITASを取得するときには必ずMERPを取得する必要があるそうです。

家族ビザ申請は最初のステップであるVTT(ビザ発給許可証)をもらうのが大変らしく、私は友人の勧めもあって「株式会社デバンダ」さんに依頼しました。また詳しく書きますが、結果としてお願いしておいてよかったです。依頼するとフォームから必要情報を登録するよう案内があります。また、  VTT取得に必要な書類リストを教えてもらえるので、徐々に準備を進めます。

5ヶ月以下なら VTTの要らない「211シングルビザ(ソシアルビザ )」でも滞在可能ですが、1ヶ月ごとの更新が必要で、1回の更新のためにイミグレーションに2回赴く必要があるとのこと。つまり毎月2回。産後の更新はちょっと大変かもしれません。なお、ソシアルビザは最大で6ヶ月出るのですが、最近は5ヶ月しか許可されないことが多いようです。

そして、第一子のAffidavitの手続きをします。でないと、第一子の分もビザ申請が必要になり、エージェントへの依頼料も2倍になってしまいます。我が家の場合、ちょっとした行き違いでインドネシアの出生届も出せていない状態だったので、姓の変更(家庭裁判所→戸籍の変更→日本のパスポート更新)→インドネシア出生届→Affidavit取得という流れで進めています。

(追記:Affidavit、無事取得できました!取得の様子はこちら

あと、パスポートの有効期限をチェックしておきます。有効期限が間近だったり、余白ページがない場合はパスポートを更新しておく必要があります。

出産予定日の4ヶ月前まで(妊娠20週頃まで)

317家族ビザの場合、このタイミングで VTT取得のための書類を揃えてエージェントに提出します。この段階では航空券は必要ありません。むしろ、この時点で家族ビザを見越して滞在期間5ヶ月超のチケットを買ってしまうと、最悪復路のチケットは無駄になる可能性もあります。(そうなりかけました)

必要な書類はインドネシア人配偶者がKKやKTPを持ってきていて銀行口座残高が確認できるか、もしくはインドネシア現地の家族や友人に必要書類を代行でスキャンして送ってもらえるなら、日本国内にいながら遠隔で揃えることができます。

ちょっと厄介なのはビザ申請する日本人の写真を赤背景(襟あり)で用意する必要があること。普通の証明写真ではなく、ビザ申請用の証明写真を扱っている写真屋さんにお願いすると安心です。

この時期は我が家は引っ越しも重なっててんやわんやでしたが、通常なら比較的バタバタしないはずなので、役所でいろんな制度(医療費の払い戻しなど)について確認したり、職場に産休育休の準備を進めてもらうと良さそうです。

概要を調べてあるので参考にしてください!

私はそれに加えて、家族分をカバーできる海外旅行保険付きのクレジットカードを申し込みました。子連れ渡航を見越して、ラウンジ利用できるカードにしてみました。

また、定額制サービスの一時利用停止など、日本にいない間の生活費を抑える手続きもしました。オンラインバンキングの準備や海外送金の環境を整えておくことも必要かも。

出産予定日の3ヶ月前まで(妊娠25週頃まで)

家族ビザの場合もシングルビザ(ソシアルビザ)の場合も、航空券を購入します。航空会社によって、妊娠何週目まで搭乗可能か、医師の診断書の要不要、診断書の有効期限が異なるので、必ず事前に調べましょう。

たとえばガルーダ航空は32週未満の通常の妊婦なら特に制限なく誓約書だけでOKですが、エアアジアは妊娠28週目以降は「出発時から30日以内に書かれた医師の診断書」が必須です。インドネシアのLCCであるLION AIRでは妊娠28週以降は「出発予定日の7日以内に書かれた医師の診断書」と母子手帳の提示が必要になります。各社、事前に問い合わせしておく方が安心そうですね。

子連れ妊婦さんの場合、無理しないスケジュールを引くことも大切!記事にまとめてみました。

家族ビザの場合、VTTを取得できたら、今度はビザ申請のための書類を準備します。基本はインドネシア人配偶者をスポンサーとして申請します。株式会社デバンダさんにお願いしている場合、証明写真とスポンサーレターを旦那さんの名義で作成してPDFを送る以外は、スポンサーのKTPコピーと、航空券PDFの送付、パスポート原本の送付、届いた書類に申請者本人または日本の家族の署名して送付すればOKです。

シングルビザ(ソシアルビザ)の場合、上記に加えて、US $1500以上の残高が確認できる申請者本人の通帳または残高証明書も必要になります。

それと、以下は未着手ですが1ヶ月以内に終わらせたいこと。

まず荷物。大荷物を抱えて子連れで移動したくないので、EMSで長期滞在に必要な荷物を送る予定です。服、下着、母乳パットや悪露用のナプキン、コンタクトレンズなど。移動用に数日分の荷物だけ持って出発できるようにしたいところ。ただ、思わぬ障害があったので記事にしました。

あと、緊急時の病院を念のために調べておこうかな。航空会社から指定された医師の診断書も手配しないと。

そして、忘れがちな免許の更新。タイミングによっては事前更新しておく方がいい場合があります。私は次回更新前に帰国予定ではあるものの、第二子出産後でうっかりしそうなので事前更新予定です。

出産予定日の2ヶ月前まで(妊娠31週まで)

持ち物チェックは念入りに。渡航者全員のパスポート、母子手帳、医師の診断書、クレジットカード、渡航用の着替え、航空券。

準備ができたら、いよいよインドネシアに出発です!

入国後の手続きはこちら!

参考になれば幸いです♡

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