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素敵な在宅医療・介護

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#在宅医療

『入退院支援の機能と最新の取り組み〜在宅の情報が持つ力とは?〜』【#在宅医療研究会 オンライン|2月度開催レポート】

本日は、「入退院支援の機能と最新の取り組み〜在宅の情報が持つ力とは?」とのタイトルでお話しいただきます。 講師は東京女子医科大学病院の医療連携・入退院支援部入退院支援室で入退院支援を専任でされている看護師の大塚祐輔先生です。 入退院支援は、在宅医療を行う上でとても大切な活動です。これは一方向の情報のやり取りではなく、在宅から病院、そして病院から在宅へと、双方向に情報のやりとりをすることを意味します。 それでは大塚先生、よろしくお願いします。 皆さま、よろしくお願い

「訪問スケジュール作成」の大変さを他人事と思えない理由

思いがけない縁で在宅医療・介護の訪問スケジュール管理ツール「ZEST」に携わるようになって一年と少し。 きっかけは人の繋がりだったけれど、「在宅医療・介護業界の訪問スケジュール管理をなんとかしなくちゃ」という強い危機感と使命感を持って日々お客様、プロダクトと向き合っています。 なぜ、そのような強い想いを抱くようになったのか。ひとつは、入社エントリでも書いた、「利用者宅への訪問同行」をさせていただき、在宅医療・介護の大切さを実感したこと。 それから、実は「管理者さんの苦労

訪問看護ステーションを成功に導く3つのポイント

皆様はステーションを運営するにあたって、どのような点に留意されていらっしゃいますか?はまリハ代表取締役 臼居 優さんの著書『儲かる訪問看護ステーション 成功マニュアル』を参考に、訪問看護ステーションを経営する上で重要なポイントを3つにまとめてみましたので、是非ご覧ください。 私たち株式会社ゼストは、在宅医療・介護のスケジュールを自動作成するクラウドサービスを展開しています。訪問看護における多くの経営課題に向かってきた私たちだからこそ、お伝えできるノウハウをお役立ち記事として

在宅医療・介護に関わるなんて思いもしなかった私の入社エントリ

ひょんなことから株式会社ゼストの「在宅医療・介護業界向けの訪問スケジュール管理ツールZEST」にかかわるようになって、早10ヶ月。 2023年2月から心強いメンバーが続々と増えるこのタイミングで、遅すぎる入社エントリを書いておこうと思います! 在宅医療・介護って何?在宅医療・介護とは、文字通り「自宅で医療・介護を受けられるサービス」のことです。 もともと思い浮かべていたのは、昔テレビで目にしたような、離島のお年寄りを往診する医師でした。しかし、利用者の「在宅」を実現する

訪問看護ステーションの目指すべき規模感とは? 大規模ステーションへと成長した背景や大規模ならではの強み、経営上のノウハウまで

今回は静岡県を中心に展開する社会福祉法人 聖隷福祉事業団の訪問看護ステーション細江の所長兼静岡エリア訪問サービス統括所長の尾田様(以下敬称略)にインタビューさせていただきました。 聖隷訪問看護ステーションさんは、聖隷福祉事業団の訪問看護ステーション事業として1993年にわずか4名の職員さんで始まりました。利用者さんの要望に誠実に正確に応え続けることで、現在では全国18事業所、約270名の職員さんで構成される一大事業に成長しています。29年かけてどのように成長を遂げたのか、その

急成長の秘訣は “みんなで助け合い学び合える環境”と“主体性”

こんにちは。リカバリー採用担当の広瀬です! 訪問看護への転職を考えている時に 「本当に自分の経験でできるのかな・・?」と一度は不安に思う方がほとんどかと思います。 実際に、面談や面接でも「私の経験で大丈夫ですか?」とお話しいただくことも多いです。 そんなみなさんの不安を少しでも解消できるよう、病院経験1年でリカバリーに入社し大活躍中の看護師 角田さんがインタビューに協力をしてくれました! 訪問看護にチャレンジしたきっかけや入社後の様子等々、沢山のお話をいただきました^^

複数の居宅サービスを提供する理由とは? 他職種連携により信頼を勝ち取る経営術

今回は千葉県で5つの居宅サービス(訪問看護ステーション、ヘルパーステーション、居宅介護、デイサービス、福祉用具)を展開し、その上で不動産事業まで幅広いサービス提供を行っている「トータルケアステーション和気あいあい」の本部長吉田様(以下敬称略)にインタビューさせていただきました。 複数の居宅サービスをトータルで提供しているからこそのメリットや、利用者様に対する想いをお聞きしました。 私たち株式会社ゼストは、在宅医療のスケジュール調整を自動化するクラウドサービスを展開しています

だから在宅医療はやめられない

私の仕事は田舎の町医者です。元々は消化器内科医として大学病院や総合病院に勤務していた時期もありましたが、今は専門に限らず基本的には患者さんに相談されればどんなことでも対応しています。 平日の午後には患者さんのご自宅や老人施設へ出向く訪問診療もしています。そこで診ているのは認知症や慢性疾患の高齢者の患者さんがほとんどですが、時には神経難病や末期癌の患者さんを診ることもあり、だいたい年間5〜6名の方を在宅でお看取りしています。 訪問診療を行う開業医はあまり多くはありません。そ

「転倒しない」は正しいリハビリの形なのか?

リハビリテーションは転けないを追求するっしょ?当たり前でしょ? なんて思っていませんか? まず、初めにわたしの立場を明瞭に示します。 日常生活では「転けない」がまぎれもなく正解です。 では、「転ける」は不正解なのでしょうか? その通り、不正解です。 では、絶対に転けない方法とは何なのか? って考えちゃうんですよね。 その方法は「寝ころがっておく、寝ころび続ける」です。 そうです。活動を制限しちゃえば良いのです。 転けないために、寝たまま。 活動を制限するのは正解でしょ

気管切開の基礎(1)〜今さら聞けない在宅医療の基礎知識 Vol.2〜

「栄養剤の比較」三部作を完成させたと思ったらオミクロン株の大流行にみまわれ、何だか本業で毎日燃え尽きたようになってしまった2月でした。 今も決してヒマになったわけではないですが、またちょこちょこと書いていきますのでよろしくお願いいたします。 なお、当面は無料記事として公開しますが、一定期間が経過したら有料記事に変更するかもしれませんので、ご了承ください。 さて、「今さら聞けない在宅医療の基礎知識」シリーズ、Vol.2のテーマは、どこに行っても質問をいただくことの多い気管切

介護保険?医療保険?ややこしい訪問看護

訪問看護ってなに? 看護師が自宅に訪問し、自宅で病気とともに生きるためのお手伝いをするサービスです 訪問看護師が行うことは、健康状態の観察、療養に必要な医療処置、療養生活の相談やアドバイス、リハビリテーション、お薬の管理、緊急時の対応など多岐にわたります これらを主治医が書いた「訪問看護指示書」に基づいて提供します 訪問看護は国の制度を使います 訪問看護を利用するときに使う制度は2種類 ①介護保険 ②医療保険 これが訪問看護がややこしい理由です ①訪問看護~介護保険バー

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コロナ禍における在宅医療の意義

こんにちは、医師&医療経済ジャーナリストの森田です。 最近はコロナ感染が急拡大し、「過去最多の感染者数」、「救急搬送増加・入院医療が逼迫」というニュースが毎日のように飛び込んできます。 「入院出来ないなんて大変!」 と思われる方もおられるでしょう…。確かにそのとおりかもしれません。 でも、コロナ患者に対しては入院医療ではなく、在宅医療という選択肢もあります。そして実はコロナの治療には入院医療でも在宅医療でも大きな差はなく、かえって在宅医療のほうがメリットが大きいことの

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在宅医療を支える職種って?

皆さん、いかがお過ごしですか。 言語聴覚士(ST)の八田です。 毎日ご利用者さんのお家に訪問し、 リハビリを行っています。 今日は私が普段一緒にお仕事をする 色々な職種の皆さんをご紹介します。 キーマンは誰か個人的な意見になりますが、 在宅医療におけるキーマンはズバリ 「主治医」「ケアマネージャー」 だと思います。 私が「それぞれの専門性を持ち寄り うまく関われているな。」と感じる ご利用者さんは、土台となる先生、 ケアマネさんが熱い方が多いです。 皆さんをご紹介

育てたい!在宅医療を担う看護師

医療デザイン Key Person Interview :医療法人 綾正会 かわべクリニック 看護師 川邉 綾香 人口50万人の大阪府東大阪市は、大阪中心街に近くベッドタウンとして栄えてきた。看護師の川邉綾香が、医師である夫・正和とともに「かわべクリニック」を開院した2015年、地元には在宅医療に特化したクリニックは少なかった。 自宅で最期を迎えたい人たちの助けになりたい。川邉は大病院の救急病棟でもキャリアを積み、現在は在宅医療の前線で活躍している。 さらに在宅医療の中