青森からシリコンバレーに行ったら行動力が爆増した話【プログラム参加者インタビュー】
こんにちは、インターン生の齋藤です!
今回は、シリコンバレープログラム(※)の参加者が今どうなっているのか実際に聞いてきました!
第一弾は、2019年にシリコンバレーへ行き、今年青森から上京して、立教大学へ進学した野呂美智子(のろ みちこ)さんへのインタビューです!
※学生を対象にしたキャリアプログラム。挑戦を称賛する文化が根付いているシリコンバレーに行き、現地の高校生とのフィールドワークや、起業家、トップ企業への訪問を行います。
◆プロフィール
野呂 美智子 (のろ みちこ)
立教大学 経営学部 経営学科 1年
地方で生まれ育ち、溢れ出るチャレンジ精神と行動力で今年から上京。起業することを目指しており、立教大学の経営学部に進学する。現在は大学での経営プロジェクトの他に、プログラミング関連のサークル活動や、シリコンバレープログラムを提供している一般社団法人Good Try JAPANでのインターンにも参加している。
窮屈だった地元
―― 野呂さんは今年青森から上京したんですよね。今は何をされているのですか?
野呂:今は立教大学の経営学部にいます。もともと教育関係で起業したいと思っていて、それで経営学部を選びました。Good Try JAPANでのインターンもしていますね。あとは、プログラミングを勉強するサークルにも入っています!インカレのサークルなんですけど、8割が慶応、1割が早稲田で、残りのごく少数に入っているという感じです笑。
―― ものすごい行動力ですね…!プログラミングには興味があるんですか?
野呂:そうなんです。今の時代、文系だとしてもプログラミングにある程度の理解は必要かなというのは感じていて、でもこれを一人でやるっていうのはキツいと思ったんですよ。そのときに見つけて、これならいいかもと思い入ってみたという感じです。あとは、もともと母がプログラミング教育が必要だと思っている人で、その後押しもありましたね。文系だからといってIT人材になれないということはないと思っています。
―― なるほど…。起業やプログラミングへの興味は、シリコンバレーに行く前からあったのですか?
野呂:起業に関しては元からですね~。でも、青森で起業に興味があるなんて言えるはずもなく…。大学の附属小学校に受験して入ったものですから、周りは医者、弁護士、公務員を目指す同級生ばかりで、起業なんて言ったら絶対白い目で見られるなと笑。あと、中学校からはバレー部に入ったんですけど、その顧問の自己中心的な言動や部活動方針が私と合わず、英検の勉強とか、やりたいことをやらせてもらえなかったんですよね。それで、起業したいという思いはひた隠しにしているような状態でした。
シリコンバレーで知った"自分を出してもいい"
―― なるほど…。地元ではかなり抑圧されている状況だったんですね。
野呂:そうですね。そこで、溜まっていたものが爆発して、中2の12月に退部しますと宣言をしました。普通そこまでいったら続けるじゃないですか笑。そこから始まった、この人生です。そこからは中途半端だった英検の勉強や、新たにMicrosoft OfficeのWord、Excel、PowerPointの資格勉強をしました。また、そのままエスカレーターに乗って進学するのは嫌だったので、別の高校に推薦で入学することにしました。そして、進学先の高校でシリコンバレープログラムに出会った、という感じです。
―― シリコンバレーに行ってどのような変化がありましたか?
野呂:そうですね…、起業したいことを隠す必要なんてないじゃん!と思ったことが一番です。世界の広さを実感しましたし、一緒に行ったメンバーもやりたいことを全面に出している人たちだったので、絶対自分に合うコミュニティはどこかにあるはず、もっと外に出よう!と思えるようになりました。何よりも、自分が生きていた社会はこんなに狭かったんだと痛感しましたね。
―― やりたいことに積極的になれたのですね!ちなみに印象に残ったことなどはありましたか?
野呂:特に印象に残ったのは何といってもGoogle本社ですね。こんな楽しい会社ってあるんだという感じで、ここテーマパークじゃないの!?という印象でしたね笑。しかも働いている人もお洒落したり好きなものを食べたり、生き生きしていて。それまでは、会社といえば作業着を着て軽トラックを引っ張る印象しかなかったのに、こんな企業があっていいのか、という感じでした。今までの企業観を覆されたような感じです。
何か変わりたい人に参加してほしい
―― こんな人に参加してほしいというのがあれば教えてください!
野呂:正直、誰でも何かしらのきっかけにはなるプログラムではあると思います。ただ、強いて言うなら何か変わりたいという意思を持った人の方が得られるものが大きいのかなと思います。ただ刺激を受けて終わるだけではもったいないと思うんですよね。このままだとヤバいと思ってるけど、何をしたらいいかわからない、とりあえず何かきっかけが欲しいと思っている人には最高のプログラムだと思います!
最終的には起業を目指す
―― 今後やりたいことなどはありますか?
野呂:そうですね…。ゼミとかもやってみたいですし、池上彰さんや古舘伊知郎さんの講義もあるみたいなので、その抽選を勝ち取りたいというのもありますね。あとは中国語にも興味がありますね。とにかく、どんどんチャレンジしていきたいという感じです。そして最終的には起業を目指していきたいです。
―― なるほど。確か人材開発系の事業を運営したいんですよね。
野呂:そうですね…、やっぱり自分は日本の教育に疑問があるというか…。なんか納得いかないんですよね、今のやり方に。というのと、留学生や技能実習生のお手伝いしたいなとか…。あとはシリコンバレープログラムに参加して面白いなと思ったのもあります。本格的に人材開発系の事業をやりたいと思うようになった決定打は、シリコンバレープログラムですね。
―― シリコンバレープログラムがそれほど人生に影響を与えたということですか。
野呂:まぁ、自分の進みたい道をこのまま進んでもいいんだとわかった感じですね。みんなもやりたいことをやっているから、自分もやっていいんだと思えるようになりました。
―― 羨ましいです笑。最後に、後輩たちにどうしても言いたいことがあれば教えてください。
野呂:元気づけるという点で言えば「何をしても大丈夫だよ」ということを言いたいです。シリコンバレープログラムの選考の1回目の面接で、泣きながらお話ししているんですよ。中学校の時の話をしているときにボロ泣きしちゃって笑。それでも受かって、いつのまにかシリコンバレーの地に立っていたみたいな。面接で泣いたら受かるわけがないと思う子もいるかもしれませんが、それで終わらないのがGood Try JAPANなので…、「怖がらなくていい」ということを伝えたいですね。
―― 本当にいい話ですね…。僕にも刺さりました。本日は本当にありがとうございました。
◆編集後記
野呂さんのお話を伺って、シリコンバレープログラムは、勇気を与えてくれるプログラムなのだと改めて実感しました!特にこのご時世だと、なかなか周りにチャレンジする人が見えないと思います。野呂さんのように、それを窮屈に感じている人もいるかもしれませんね。そのような中でシリコンバレーに行って受ける刺激は、このまま自分らしく生きてもいいのだと一歩踏み出すきっかけになると信じています!
シリコンバレープログラムは、今年から再開します!今年は大学生を対象に、少人数で行います。詳細な情報は、以下の記事をご覧ください!仮申し込み受付中です!
みなさんのご参加お待ちしております!