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理系人見知りがシリコンバレーでわらしべ長者する【セカタビ】

Good Try JAPANでインターンをしている大学3年の齋藤一樹です!

なんと!コロナ明け初のシリコンバレープログラムにお供させていただいたので、やったこととか感想とかを書いていこうと思います。

自己紹介
齋藤一樹
東京工業大学3年、物理学専攻。
青森出身
受け身な性格で大学1,2年はあまり活動できず、その焦りもありGood Try JAPANでインターンを始める。代表の中野さんのお誘いをいただき、コロナ明け初のシリコンバレープログラムに参加。

1日目 出発。そして起業家のお話

1月4日、僕たちは成田空港に集合しました。メンバーは、中2の女の子、中3の男の子、高2の女の子、そして僕と代表の中野さんです。とりあえず仮の名前として、ひかり、こうたろう、ゆうなとしておきます。こうたろうがとても気さくで、場を盛り上げてくれたおかげで僕とこうたろうとゆうなはすぐに打ち解けました。しかし、ひかりは一人でテンション低めな様子…。この理由は後に明らかになります。

飛行機搭乗前

入国審査を無事に通り抜け(僕は化粧水と歯磨き粉を持っていかれる)、いざ飛行機に搭乗です。初めての飛行機でソワソワしてしまって、真ん中の席だったのに背を伸ばして窓の方をずっと見ていました笑。そしてついに離陸(確か19時くらい)。心の中ではテンションMAXでしたが、さすがに恥ずかしくて誰にも話していません笑。

フライト中は特に何もなく、穏やかな時間が流れていましたが、初海外で緊張していたのか、なぜか一睡もできないままサンフランシスコに着いてしまいました。大体10時間のフライトで、到着したのは現地時間で午前10時頃。めちゃくちゃ眠いのに今は10時…。時差の辛さを初めて味わいましたね…。

そして着いてすぐ待っていたのはドキドキの入国審査でした。誰の助けもなしに英語で対応しなければいけません。ただ、心配性の僕はYouTubeで予習済みです笑。特に問題もなく通り抜けられて少し自信を持てました。

空港を出てすぐに撮った写真

いったん空港近くのホテルに行き、荷物を置いてオリエンテーションの時間です。そして、ここで中野さんがとあるミッションを課します。それは、現地の人と英語で物々交換をしてきなさいというものです!!最初は空港に置いてあった簡単な折り紙で、そこから二人一組、一日最低一回はやるというルールでした。じゃんけんで組を決めた結果、僕とひかり、ゆうなとこうたろうというペアに決まりました。このミッションのことを聞いたときは内心「うわぁぁぁ…マジかぁぁぁぁ……」でしたね笑。ただ以前の街頭インタビューの経験を活かすチャンスでもあります。ちなみに僕の街頭インタビューのnoteも書いています↓

折り紙。ここからスタート。

オリエンテーションの後はシリコンバレーで活動する日本人起業家のお話を伺いに行きました。「誰よりも先に失敗すれば恥ずかしくない」「さっさと挑戦しよう」というシリコンバレーマインドを感じつつ、僕が一番印象に残っている言葉はこれです。
「世の中に課題はたくさんある。僕からしたら、どうしてみんなそんなにのんびりできるの?と思う」
まさに起業家精神…。本気で世界を変えよう、世界を良くしようとしている人なんだと感じました。そして、日本はもうダメだから…で終わるのではなく、日本を変えてやろうという志を持つ人もいるのだという気付き。自分も少しでも世界を良くできる大人になりたいと思えました。

夜ごはんはIn-N-Outバーガーで食べます。ハンバーガーチェーン店です。Uberで手配した車の関係上、中野さん以外の4人で先に到着しました。これはつまり、何の助けもなく英語でオーダーする必要があるということです…。ビビりましたが、最年長だし自分が最初に行かねばと思いトライ。あまりの英語の速さに圧倒されながらも、単語単語を聞き取る+シチュエーションからの予測で何とかオーダーできました!トライしてよかった!そしてどんなことを他の言われるか軽く共有しつつ、他のメンバーも無事にオーダーできました。マクドナルドよりもナチュラルな味で(特にポテト)、なかなかおいしかったです。
ただ、安らかにバーガーを食べるわけにはいきません。なぜなら食べ終わったら物々交換のミッションをしなければいけないからです。

In-N-Outのハンバーガー。ポテトがおいしい。

そして、店内でいざ物々交換にチャレンジ。僕は多少英語が話せることもあり、僕が説明をする代わりに、ひかりに最初話しかけてもらうという役割分担をしました。今回はメモ帳に文章を書いて、それを見せながらの挑戦。ひかりも最初はためらっていましたが、あの人にいってみようかと声をかけると意を決して話しかけにいきました。しかし結局その人には断られてしまいました…。インタビューの時は話しかけさえすれば協力してもらえていたので、正直断られるとは思っていなくてショックでしたね。しかし僕がショックを受けている間に、ひかりはすぐに他の人に話しかけにいっていました。すると今度はめちゃくちゃ優しく対応してくれて、物々交換に成功しました!この時は本当に心から「やったね!!」という言葉が出ました。(ちなみに犬のステッカー?みたいなものになりました。) ひかりも心から喜んでいたように見えて、それを見て僕もさらに嬉しくなりました笑。今思えば、ここがチャレンジに成功する快感を学んだ場面でした。

僕が街頭インタビューをした時は、ひかりよりもっともっとビビっていた気がするので、ひかりの度胸すごいな…と思っています。ひかりがすぐに二人目に話しかけていた時は内心「え、待って待って」と焦っていましたからね笑。

無事に物々交換のミッションを達成して、ホテルに戻ってきました。体は正直限界です。部屋に戻って寝る準備をしてからベッドに入りました。いつものように寝る前にYouTubeを開いたのですが、本当に30秒くらいで寝落ちしていた気がします笑。寝れる喜びを感じながら、おやすみなさい。

2日目 若い挑戦者たちのお話

初海外で、1日目に多少無理をしたというのもあって、実は前日から少し風邪気味でした。

まずはホテルを出て電車(Caltrain)でサンフランシスコの街へ向かいました。チケットを券売機で買って乗る古典的なシステムで、車社会のアメリカと電車が基本の東京では発達するシステムもまったく違うんだなと思いましたね。電車に乗っているときに、ゆうなが僕に風邪薬を渡してくれて、なんて優しいんだ…。となっていました笑。僕は何か人を助ける?ようなときに少しためらってしまう傾向があるので、優しさをかけられる勇気を持っていることが本当に尊敬です。(例えば席をゆずりたい時に周りの目を気にしてためらってしまうタイプです。最近の自分の直したいところの一つです。)

Caltrainの駅。ちなみに逆のホームでした。

サンフランシスコの街では若い起業家の方とお話ししました。まさに挑戦者という感じで、恐怖はありながらも割と勢いでシリコンバレーに来ていたのは、保守的な僕からしたら中々ぶっ飛んでいるなと感じました笑。チャレンジしている姿がかっこよかったですね。
やりたいことについての話になった時に「今あなたのやりたいことは何ですか?」という質問をされました。僕は中学生の時からヲタ芸をパフォーマンスとしてやっていて、ヲタ芸で心にも輝きを与えたいと思っているのです。(これにもとある原体験があるのですがそれはまた別の機会に。どこかで話したいです。) なので「ヲタ芸をしたい」と話すと、じゃあやってみてよということになり、シリコンバレー起業家の前でヲタ芸を披露してきました。その時こうたろうはかっこいい!と思ってくれたみたいで、改めてこういうことができればな思えました。言語化するのは大切ですね。

サンフランシスコの街。これを見るだけでワクワクする。

その後は昼食を食べ、VR体験に行きました。襲ってくる敵を銃で倒していくゲームの体験だったのですが、敵のエイリアンがなかなかキモい…。しかも虫みたいなものが足にへばりついてくる演出もあって、変な汗をかくくらいの没入感でした笑。スタッフさんに How do you feel? と聞かれた時はもう I'm scared しか出てきませんでしたね。

VR体験をしたところ

VR体験後はサンフランシスコ州立大学に行き、日本人学生さんのお話を伺いに行きました。アメリカの人は日常的に友達を褒めたりするから、すごく自分に自信が持てるようになったというのを聞いて、そういう環境ってすごくいいなと思いました。僕はあまり自分に自信が持てないタイプなので…。(ただこれも最終日に少し認識が変わります。) 海外の大学もいいなと思った場面でした。

サンフランシスコ州立大学の図書館

最後は近くにあった丸亀製麺で夜ご飯を食べて一日が終了です。少しずつひかりが心を開き始めて、ひかりは親が行けというからシリコンバレーに来た、前日は行きたくなくて泣いたということが明らかになりました。なるほど…だから成田空港であのテンションだったのか…。しかし、ひかりは最終日までに大きな変化を見せます。その話は後ですることにして、これで二日目も終わりです。本当に刺激がたくさんで一日が文字通りあっという間に終わってしまいました笑。

3~6日目も後日投稿予定です!この後も僕が海外のキャリアもいいなと思えるような方との出会いや、ひかりの大きな変化とそれに対する僕の感動があったりします…!ちなみにこの感動は今の僕の活動の原体験になっていたりします。

ではまた!


一般社団法人Good Try JAPAN

子どもたちが自分らしく生きていけることを目標に、シリコンバレーでのプログラムを企画しています。