今さら聞けない年金2000万円問題 どうして2000万円?不安を取り除く方法

お金のニュースをウェブサイトで見ると
「平均額」とか
「30代に貯蓄しておく金額」とか
「老後〇〇円必要」とか
読むと大体の目安の額が分かるような記事が
結構あります。
こういった数字を見ると心がざわつく方も少なくないと思います。
音声配信のスタンドエフエムで
「今さら聞けない年金2000万円問題
どうして2000万円?不安を取り除く方法」
というタイトルでお話しました。

音声配信よりも文章の方がいいという方は
こちらの文面をお読みくださいませ。では、どうぞ。

本日は 今さら聞けない年金2000万円問題って?
をテーマにしてお話したいと思います。

一昨年位に話題になったこの
年金2000万円問題ですが、元々
高齢化社会のあるべき金融サービスとは何か
ということを話し合うために
2018年から金融関係者や専門家などが
計12回話し合いの場を持っていました。

そのとりまとめが2019年6月3日に公表された報告書
「高齢社会における資産形成・管理」

この報告書で
モデルケースとして取り上げられていたのが
高齢夫婦無職世帯(夫65歳以上、妻60歳以上)のパターンです。

こちらのご夫婦の収入なのですが
年金が191880円勤務先からの収入が4232円
その他雑収入を合わせて合計が209190円

一方支出は食費が64444円、住居費13656円など
支出の合計は263718円

このパターンで考えると
老後の毎月の赤字額は約5~6万円
30年毎月赤字が続くとで約2000万必要です。

当時は2000万円ばかりが独り歩き
大変な騒ぎになっていましたが、
こちらの報告書にはきちんと
「あくまで平均から導き出したもので不足額はそれぞれ違います。
早い時期からの生涯のマネープランを検討して
シュミレーションをすることが重要」ということが書かれています。

そして、資産形成の方法として
iDeCoやNISAについても取り上げられています。

お金の記事や情報は
ウェブなんかは特にそうなのですが
分かりやすくてセンセーショナルな
ところばかりがクロースアップされやすいです。

なぜかというと大体想像がつくかと思いますが
その方がみんなついクリックしてしまい
アクセス数が上がるからです。

社会人も学生もみんな
勉強に仕事に家事に子育てに介護に
忙しくてとにかく時間がないものです。

時間がない中でお金の情報を見ようとすると
どうしてもトップページに入ってきたものや
理解可能ですぐできるものをつい取り入れてしまいがちですよね。

ここに書かれているのがほんとの話かどうか突き詰めようなんて
よほど時間のある人でない限りあまりしないと思います。

ですので、こういった 
老後資金はいくら必要とか
平均貯蓄額はいくらですといった
ぱっと聞いて心が揺さぶられるような情報はあまり気にせず

まずは
ご自分のライフプランを考えた上で
「年金ネット」で年金がいくら位になるのか
ざっくりでもいいので確認し
差し引きいくら位の準備が必要になるのか
試算してみることから是非始めてみましょう。
大切なことは平均ではなく
自分の現状を知ることです。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?