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【記憶に残る顧客体験】マーケティングにおける、「音」の重要性とは?

近年、デジタルデバイスの普及により、生活の中で「音」に触れる機会がより一層多様化するとともにその重要性がますます高まってきています。
今回はその中でも「マーケティングと音」をテーマにナレッジシェアしていきたいと思います!

従来の視覚に訴えるマーケティングに対して、より記憶に残る「音」を利用することで、これまでと異なる顧客体験を生み出すきっかけになれば嬉しいです^^


1.「音」を活用したマーケティング


サウンドマーケティング
…音を用いて顧客とのコミュニケーションを図り、ブランド認知度向上、顧客エンゲージメント強化、購買促進などを目的とするマーケティング手法のこと

▼マーケティング例

  • サウンドロゴ:企業やブランドを象徴する音楽

  • BGM:店舗やイベント会場、Webサイトなどで流される音楽

  • 効果音:商品CMや動画などで使用される音

  • ナレーション:音声広告や商品説明動画などで使用される声

など、、、簡潔にいうとサブスクの起動音を聞いただけでその企業のことだと認識できたり、テレビから聞こえた音楽で寺社仏閣を想像したりと、音を絡めることで人の記憶に強い印象を残すことを目的とした活用方法です。

▼効果の例

  • ブランド認知度向上:サウンドロゴやBGMなどを活用することで、ブランドを記憶してもらいやすくすることができる

  • 顧客エンゲージメント強化:共感性や臨場感の高い音声を活用することで、顧客の感情に訴えかけ、ブランドへの愛着を高めることができる

  • 購買促進:効果音やナレーションなどを活用することで、商品の魅力を効果的に伝え、購買意欲をかき立てることができる

  • 記憶定着率向上:音と視覚を組み合わせることで、情報が脳内に入り込みやすく、記憶に残りやすくなる

2.「音」と顧客誘導


炭酸が弾けるようなシュワっとした音、美味しそうにごくごく飲む音、飲んだ後についつい出てしまった声
そういった「音」を聞いて「飲みたいな〜〜」とつい買ってしまったことはありませんか?

かくいう私もCMを見て美味しそうだとつい買ってしまう一人です。
他人がプルタブやキャップを開けて、炭酸の音が聞こえた次の瞬間にはコンビニにいます。

こういった音はシズル音(効果)と言われるものですが、いわゆる音とイメージの繋がりを利用した顧客の購買行動を促す活用方法になります。
他にも、川のせせらぎや小鳥の声を聞いてナチュラルなイメージを商品に持たせたりと、音を戦略的に活用することで顧客誘導を図ることができるのです!

スーパーのBGMをゆったりした音楽に変えてみたら、顧客の動きもゆっくりになって滞在時間が延び、売り上げが上がったという話もあります。
「音」というのは顧客を無意識に意図した方向へ導く効果があるんですね!

3.「音」を利用したブランディング


記事の冒頭でも触れましたが、近年ではソニックブランディングと呼ばれる、ブランド認知度向上、顧客エンゲージメント強化、購買促進などを目的として、「音」で企業イメージを定着させる取り組みが増えています。

▼例

  • 企業のサウンドロゴやジングル

  • 電子マネー等の決済音

  • CMで使われるお決まりのリズム

  • サブスクの立ち上げ音 etc…

4.さいごに


いかがでしたでしょうか?

「音」のパワー、少しでも伝わっていたら嬉しいです!
五感の中で脳が一番早く反応するのは聴覚であると言われているように、影響が強いからこそ、マイナスブランディングにならないよう慎重になる必要もありますが、ブランド戦略の大きな手助けになることは間違いありません。

この記事を読んでくださった方はぜひ、生活の中で使われている「音」に着目してみてください!新しい発見があるかもしれませんよ👀

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