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姿勢が悪いと呼吸にも影響が出る

高齢になると背中が丸くなる円背という状態になる人が増えます。そういった人たちの呼吸に関わる筋力や肺活量は低下しているということが研究によりわかっています。

運動をするときには酸素を必要としますが、肺活量が低くなると取り込める酸素の量も少なくなるので運動を維持する力が低下します。

日常生活では起きている間はなんらかの運動に関わっているので、それに対しての耐性が低くなっていくということになります。つまり疲れやすくなってくるということです。

高齢者の円背という程ではなくても、その予備軍ともいえる背中の丸まった悪い姿勢が状態化すると、疲れやすさにつながる可能性があります。

姿勢を改善して呼吸機能を良い状態に保ち疲労感を少なくするのは、デスクワークのパフォーマンス向上以前に、健康的な生活を送るための基盤づくりと考えていいかもしれません。


(参考文献)
「高齢者の年齢および脊柱彎曲レベルによる呼吸機能の相違」會田 信子, 廣澤 正則, 吉野 克樹 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌/14 巻 (2005) 3 号/書誌

「円背高齢者の呼吸機能及び呼吸パターンの検討」伊藤弥生 山田拓実 武田円 理学療法科学22.3


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