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陽気でご機嫌だった日本人

最近、とある本を読みました。
その本を読んだ感想を一言で言えば
「えっ日本人ってこんなんだったの!?」です。
それがこちら。


『逝きし世の面影』という本です。
この本は
”幕末から明治前半に日本を訪れた外国人の訪問記や見聞録などの
文献をもとに、当時の日本人の面影を考察”といった内容。
そこには今の日本人とは、全く違う日本人の面影が記録されています。

では当時、日本を訪れた外国人から見た”日本人”は、果たしてどんな印象を受けたんでしょうか・・?
以下、この本からの引用です。


  • 「幸福で気さくな、不満のない国民であるように思われる」オールコック(英国の医師・外交官)

  • 「健康と満足は男女と子どもの顔に書いてある」ヘンリー・ティリー(函館を訪れた英国人)

  • 「どうみても彼ら(日本人)は健康で幸福な民族であり、外国人などいなくてもよいのかもしれない」プロシャのオイレンブルク使節団

  • 「誰の顔にも陽気な性格の特徴である幸福感、満足感、そして機嫌の良さがありありと表れていて、その場の雰囲気にぴったりと融けあう。(中略)森や野原で物珍しいものを見つけてじっと感心して眺めている時以外は、絶えず喋り続け笑いこけている。」ヘンリー・S・パーマー(伊香保温泉を訪れた英国人陸軍少将)

  • 「日本人ほど愉快になり易い人種は殆どあるまい。良いにせよ悪いにせよ、どんな冗談でも笑いこける。そして子供のように、笑い始めたとなると、理由もなく笑い続けるのである」ルドルフ・リンダウ(スイス領事)



と…今とはあまりもかけ離れた、当時の日本人の印象に驚きです。

当時の日本人が、これだけ”陽気”で”幸福感”があったのは、様々な時代背景があったからだと思われます。
鎖国や国内外の争いもほとんどなく、また現代のような資本主義でもない時代。
またこの本に書かれていたのが、当時の人たちはほとんどの人が贅沢をせず質素に暮らすことが当たり前だったとのこと。
当時の日本人は”お金”でもなく”モノ”でもなく”肩書き”でもない
現代の私たちとは、違う”幸せ”を大切にしていたのかもしれません。

物価高騰や賃金が上がらないことや政府の信用低下
SNSでの他者との比較、複雑な人間関係など、あまりいい出来事はありませんが、これからの社会で少しでも”陽気””ご機嫌”な大人が増えると、これからの子どもたちに”希望”を与えられるかもしれない。
そのためには「まずは自分が”ご機嫌”であること。」
と、この本を読んで感じました。
みなさんもご一緒に😊


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