見出し画像

39.『象の背中』②

もちろん 本もオススメですが 
なかなか手に入らないみたいなので
動画を見てください。


主人が 亡くなり
その2か月後に 父が亡くなった。

スぺリチュアルなことも 
宗教的なことも
まったくわからないけれど…。


もし自分の余命がわかったら?
考えてみて 本気で。


一体どんなことを 考えるのか
思い巡らわせずにはいられなかった。

そうしないと
主人が何を考えていたのかを
理解しないと
私は
きっと
主人が亡くなった日から 
一歩も前に進むことが
出来なくなりそうだった。
留まり続けてしまう気がした。

結局 わからなかったの。


でも
”これだけは”
というものが
はっきりわかった。

『ありがとう』だけは 言おうと。

遺された者は
気持ちの整理がつかない。

主人が 
手紙でも ブログでも 
どこかに残しているんじゃないか
って
ずっとずっとずーーーーっと
何か月も探していた。

せめて ひとこと。
せめて まだ 
話せるうちに会えたら。

プライドだか 
姿を見せたくないだか
私には わからない。

なにか言え!

苦しむから 何か言え!!

言えないことがあるのなら
なおさら 言え!!!!

聞けなかった言葉は
想像するしか出来ず
私を苦しませた。

良いようにとればいいんだ
家で見せていた姿が
私たちに見せていたかった姿なんだと
娘にアドバイスをもらった。

本当、だめだな。
まだそう思えていない。

(娘はそう思うということで決着ついたらしい)
だから 心の奥に塊になっている。

実は これは主人が仕組んだことで
心に塊を残すことで 

自分を忘れてほしくないんじゃないか

って そんな風には思えてきた。


この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?