38.『象の背中』①
みなさん この本を知っていますか?
もし 読んだことがなければ
ぜひ 読んでほしい。
秋元康/原作 城井文/原画 光文社
『象の背中』(ぞうのせなか)は、秋元康の小説作品及び、それを原作とした日本の漫画・絵本・アニメ・映画・テレビドラマ作品。
絵本と映画(漫画)ではずいぶん話は違う。
私には どちらも自分と重なる部分があって
主人が亡くなったあと
どうやってたどり着いたのか
覚えていないが
この本に出会った。
映画(漫画)の方では
愛人が出てくることや
手紙が出てくること
分骨したこと(もちろん私がいただいている)など
『生まれ変わったら結婚しようね』と 相手に告げるところなど
完全に 私の実体験だった。
唯一 全く違うのは 自分から「さよなら」を告げにいくこと。
主人は 黙って逝った。
私が思ったこと。
主人が黙って逝ったのは
彼のプライドだったらしいから。
ごめんなさい。
私には まだ理解ができない。
人が好きで
人と会うのが好きで
人数が多ければ 多いほど喜んでいた。
そんな人が
ホスピスに入ってから
実の妹と税理士さんとしか会わなかった。
私にも娘にも会ってくれなかった。
実の親にも会わなかった。
小学校からの大親友にも。
愛人は 自ら押しかけていたようだったが。
その経緯は知らない。
聞いた話だが
”お金の話”を していたらしい。
そりゃ そうでしょ。
言わないわけがない。
そんな女だ。見ればわかる。
税理士さんに
『考えてください。
実の妹は、頼むことがあるから仕方ないけど
大切だと思っている人と誰にも会ってないでしょ!
だから、○○さん(主人)は
大事な人ほど
会えなかったんですよ!』
この言葉は まだ 全く消化されてない。
死の淵にいる主人にやっと会えた時
私と気付いて 流していた涙は
忘れてはいない。
すでに体温が低くなった主人の手を握り
ずっと主人に話かけていた
いや 叫んでいた
その中で 逝ってしまった。
主人は こんな最後を考えていたのだろうか?
でも 想像はついていたと思う。
言ってもらえないし
聞かないけれど
もしかしたら 亡くなった後
私に連絡してほしいと 妹に頼んでいたのかもしれない。
それが プライドなら
遺されたものの気持ちは まったく無視だ!
そんなプライドもへったくれもあるか!って
叫んだけどね。
主人の気持ちが知りたくて
サイトで 検索しては
読みあさる。
一人だけいた。
〇ぬときは 一人で○にたいと。
ここに関しても 私の気持ちのを辿るには
とても大切なので
ぜひ触れたい。
そりゃ 個人の選択ですよ。
好きにすればいいと思うけど
こんな問題があるのに
何もないなら
言い訳のひとつでも ほしかった。
いや 言い訳・・・いえないか。
だからね 思ったのよ。
言いたいことは その人がいるうちに伝えようと。
〇の淵になってからじゃ 遅いの。
口きけるかわからないんだから。
絵本の話もしたかったの。
なかみは まったく 別物。
人にススめるなら 絵本のほうね。
第二弾にしましょう。
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