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【ITベンダー様向け】サブコン(エージェント)の見分け方_早急にアサインさせたいとき編

プロジェクトでIT要員が必要なのにプロパーだけでは足りず、早急に外部から業務委託(準委任)で募集する場合は多いと思います。今回はすぐにIT要員を外部から確保したいベンダーの調達担当の人向けに、日頃から心がけておいた方が良いポイントやエージェントの見分け方などを解説します。

ただし前提として、書き手の私はエージェント側におります(笑)エージェントから見た視点で…といった内容にもなっているため、予めご容赦ください。新鮮味はあるかと思います。

エージェントは営業個人の力量差が大きい

早急に要員を確保する必要がある場合は、会社単位ではなく営業個人の単位で相談することをおすすめします。理由は、営業はどうしても個人の能力差があるためです(もちろん、会社単位で早急な依頼に対応できるバックアップ体制を構築している企業もあるかもしれません)。

早急な依頼が来た際にすぐに捌ける人と、知見や経験が足りなくて必要ポジションの概要がつかめない人がいた場合、前者に依頼すればすぐに人選してくれます。一方で後者に依頼した場合は、一度社内に持ち帰ってポジション概要の把握などをするため、リードタイムが発生します。

サブコンの営業は、個人単位の力量の差が大きいことを理解しておきましょう。

早急なアサインが必要な際におすすめのエージェントの特徴

すぐに要員を探して提案してくれる

依頼したらすぐに要員を提案してくれるエージェントは貴重です。多少希望からずれていても、緊急時に必要な一定のスキルを有する要員を提案してくれる可能性があるためです。

そのためにも、少し話したり情報連携したりしたら探してくれる営業担当を見つけましょう。ITやプロジェクト概要などの知見をある程度持っている営業担当であれば、少しの情報だけでも、良い意味で拡大解釈してすぐに人選を進めてくれます

すぐに提案できるということは、人材サイドとのやり取りが密である可能性もあります。人材サイドとのやり取りが密であれば、参画後のトラブル発生率も下がるでしょう。ただし、完璧なエージェントはいない、といったことも事前に認識しておくことが大切です。

エージェントの得意不得意を見極める

営業担当には得意領域と不得意領域があります。例えばコンサル/PMO/SE/保守/ジョブセクなどのレイヤや、アプリ側・インフラ側(・特定のパッケージ)などです。特にレイヤ別の得意不得意は多いため注意しましょう。

基本的には、下流をメインに営業している営業担当は、上流の提案は弱くなりがちです。上流になるほど、技術力以外のスキルを求められがちで、現場との相性のマッチングが難しくなるためです。

営業担当と話す機会があれば、どの領域のアサインメントが多いか聞いてみてください。アサインメントの多い領域が、基本的には営業担当の得意分野です。人材調達時は、募集ポジションの領域を得意分野にしている営業担当に依頼することをおすすめします。

改善してくれるエージェントかどうか

情報量が限られている中で人選をしなければならない場合、エージェントからの1回目の提案時では、要員のスキル感が期待に合っていない可能性があります。その場合は、不足しているポイントを伝えましょう。

しっかりとした営業担当であれば、次回から改善して提案してくれます。1回目と同じような提案をされる場合は、営業担当自身のIT知見の不足や、知らない内容をリサーチせずに再度提案してきている可能性があります。

返信してあげることが大切

どのような場合でも同じですが、提案した際に返信がないとけっこう営業担当はしょげます(笑)
エージェント側は、人選が間違っていたのか、追加で提案しても良いのかわからずに時間をロストしてしまうし、長期的な関係構築ができないと判断してしまいがちだからです。
結果的に、次回に依頼した際には、優先順位を落とされてしまいます。依頼した後に提案があった場合は、返信することをおすすめします。

まとめ

今回はベンダーの方向けに、IT人材の早急なアサインメントが必要な際の、おすすめのエージェントの特徴などを紹介しました。エージェント側にいる立場からの内容ですが、逆に内情を知っているからこその新鮮さはあるのではないかと考えております。

今後もちょくちょく、思いついた内容を書いていこうと思います。

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