見出し画像

オンボーディングの大切さ


オンボーディングやっていますか?

皆さん、こんにちは!Good Culturesのチーカワ&ダーやまです。
早速ですが、皆さんの会社でオンボーディングを実施していますか?新たな気持ちで会社にジョインしてくれた仲間に対し、「こんにちは!ダーやまです。趣味はピクニックです。では早速業務の引き継ぎしていきますね。」なんて言っていませんか?(趣味ピクニックは実話です。)お仕事を始めてみても、会話をするのは実務で関わる人だけ。同じ部署にいてもお互いの人となりがわからない、なんていうこともあるかもしれません。

「私はあくまでお給料のために働いているので。特に仕事場でのコミュニケーションを必要としてませんので。」なんていう方には本当に最低限の自己紹介でいいのかもしれません。でも会社として従業員のエンゲージメントを高めていきたいと考えているのならば、その繋がりだけでは関係性は深まりませんよね。

Good Culturesの場合(私たちの失敗談から現在取り組んでること)

Good Culturesは、ほぼ業務委託で構成されています。階層もなく非常にフラットな関係で、それぞれが自分たちに課せられた職務を全うすべく、個人で動いています。基本の情報伝達手段はnotionやSlack。お互いがプロフェッショナルであり、個人で動ける人であると信頼しているからこそ、会社の情報も自分たちで取りに行ってもらうようなしくみでした。ある意味とっても合理的。でもこれを続けていくとある問題が起こったのです。

例えば・・・
本業優先だからどうしてもSlackにタイムリーに返信できなくなる。
でも仕方がないよね。業務委託で1日数時間の契約だもの。
本業が忙しくなると、バランスが取れなくなり辞めざるえない。
そんな事が起こってしまいました。

本業を大切にすることはとても大切です。ただ、そんな中でも「ここで働きたい」と心をつなぎ留めておくことができなかったのです。改めて起こった問題に向き合ったとき、会社から心が離れてしまった要因のひとつがオンボーディングがしきれておらず、最初のエンゲージメント構築ができていなかったからだと考えました。

最初の関係構築ができていなければ、その後の一向に関係性は深まりませんよね。企業カルチャーを築く会社がそれではいけない、と気がつき、そこからオンボーディングをきちんと実施しています。

目的はとにかく「Good Culturesという会社を好きになってもらうこと」
仕事でも、働く仲間でも、とにかく会社に対し気持ちが高まるような取り組みを意識しています。入社時はしっかり丁寧に会社の説明をしたり、社長以外にもコミュニケーションラインを増やしたり、”委員会”なるものを立ち上げ、ロール以外の部分で会社に関わるポイントを多くしたり。とにかくただ自分の業務の進捗を報告して、成果を出して終わり、ではなく
会社に向き合い、信頼する仲間を増やし、この会社と関わることを楽しんでもらうことを優先しました。まだまだ発展途上ですが、日々働く仲間の事を想い、その気持ちを伝えていくためにどうしたらいいのか試行錯誤している最中です。

オンボーディングによる成果が出ているかはまだわかりません。ただこの記事を書いている私ダーやまは、入社して6ヶ月。会社とのエンゲージメントは高まり、こうしてオンボーディングの大切さという記事を書いています。しっかりと会社からの想いを受け取って。

第一印象が大切なように、どう歓迎されたかってとても大切

新しい環境に飛び込む時、どんなコミュニティなのか、どんな人がいるのか、誰しもが不安に思うのではないでしょうか。
その不安を抱えた状態で、「じゃあ必要なことはここに書いてあるから、明日までに読んでおいて」なんて、全くその気持ちは解消されないし、気持ちは入りません。
新しい方をWelcomeするとき、まずは新しいコミュニティや文化を知り、仲間になって、そしてようやく業務に入ることが大切です。

そもそもオンボーディングって、業務を伝えることが目的ではありません。企業文化や組織に馴染むことが目的なんです。その次にようやく、業務実施にあたっての研修がスタートします。


オンボーディング:企業文化や組織に馴染むことが目的
OJT:業務面での即戦力化が目的
新人研修:業務面でのスキルアップが目的

出典:https://www.hrbrain.jp/media/human-resources-development/on-boarding

まとめ

まだ何も出来上がっていないスタートアップだからこそ、一緒に作り上げていく喜びを体験できるし、記憶にも残ります。自分たちが組織作りに参画していけることを実感できれば、モチベーションにもなるでしょう。じゃあ大企業では必要ないのか、なんてそんなことありません。大企業こそ入社の手続きなど手厚いでしょう。でも一方通行の情報伝達になっていませんか。

人はただ楽しかったという感情以上に、「助けてもらった」、「あの時苦境を一緒に乗り越えた」、何より「自分が認知された」経験が記憶に残るし、自分に対して頑張ろうと鼓舞するきっかけになります。

タスクをこなすためだけの関係ではなく、企業と人を成長させるため仲間がいる組織を作りたいのなら、会社としての自己開示であるオンボーディングの設計は欠かせません。

皆さんの会社で実施している、または自身の体験した記憶に残るオンボーディングがあれば、ぜひコメントで教えてください。


この記事が参加している募集

人事の仕事