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とにかく自己紹介していた1年間


みなさん、こんにちは!今回は「お互いが認知しあうって大事だよね」ってお話です。

なぜお互い認知することが大事なのか?

以前の記事にも記載しましたが、私たちGood Culturesはほぼ業務委託で、ほぼフルリモート。全員が一堂に会する機会もそんなになく(楽しい飲み会はあるのですが、それはまた別の機会に)、そうするといろいろな壁にぶち当たります。

「Slackで名前は知っているけど顔がわからないな・・・」
「自分と関わる人たち以外に誰がいるんだろう」
「そもそもこういう内容って誰に相談したらいいんだ??」
「⚫︎⚫︎さんに頼みたいことあるんだけど、この人は一体いつ働いてるんだろう」

なんてことが実際に発生しました。
私(ダーやま)は本業で企業勤めをしていますが、オフィスに行ったとしても同じことが起こるのです。オンラインでしか普段会わないメンバーだったら尚更ですよね。

実証されている心理的安全性の効果

会社とのエンゲージメントを深めるには、一緒に働く仲間のことを知ることは必要不可欠ですし、「私ってこんな人なんだよ」という自己開示もとても大切。
お互いの人となりがわかると、心を開いてコミュニケーションしやすくなりますよね。そのコミュニケーションがあることによって、安心して仕事ができるし、変な気も使わなくなります。つまりそれはどういう職場か・・・”心理的安全性”が高い職場と言えます。2015年にアメリカのGoogle社が「心理的安全性は成功するチームの構築に最も重要なものである」と発表したことで、その言葉が広がりました。

「心理的安全性(psychological safety)」とは、組織の中で自分の考えや気持ちを誰に対してでも安心して発言できる状態のことです。
組織行動学を研究するエドモンドソンが1999年に提唱した心理学用語で、「チームの他のメンバーが自分の発言を拒絶したり、罰したりしないと確信できる状態」と定義しています。メンバー同士の関係性で「このチーム内では、メンバーの発言や指摘によって人間関係の悪化を招くことがないという安心感が共有されている」ことが重要なポイントです。

引用:https://www.recruit-ms.co.jp/glossary/dtl/0000000230/

心理的安全性が高い状況であれば、質問やアイディアを提案しても受け止めてもらえると信じることができ、思いついたアイディアや考えを率直に発言することができます。
例えば、旧来の手法への提言や革新的なアイディアについてオープンに話し合える雰囲気がある組織は、心理的安全性が高いといえるでしょう。

つまりお互いの人となりを知ることこそ、関係が構築され、相手が自分の意見を受け入れてくれると安心できる。それが実現できればその組織はより良きものになっていくと言えます。そして対面の方がよりそれが実現可能です。オンラインって中々普段の会議の中でアイスブレイクするのは難しいですよね。そこで私たちはあえてそういう機会を沢山作ってきました。ひょっとするとメンバーの中には「また自己紹介!?」と思った方もいたかも。それでもそれがきっかけで関係が深まったのも事実。
そこで私たち が自己紹介に使ったコンテンツを一部紹介します!ポイントは事前準備は一切なし。気軽に参加し、実行できることです。意外と自己紹介のスライドとかって負担になったりしますよね。そこで特に準備しなくていいように主催側で用意をしています

Good Cultures の自己紹介コンテンツ

(1)カルデイ(カルチャーデイ)という月一事業報告会にゲストを呼んで自己紹介をしてもらう
毎回必ずゲストコーナーがあり、公私含めて自己開示してもらっています。インタビュアーは司会の社長と人事。現在の業務から過去のお仕事、自分が今働いていてどう思っているかなど、適宜質問しながら進めていきます。(準備していても不意に聞かれる質問に同様したりもします。)このカルディについてはまた次回詳細をご紹介させてください。

(2)ノミデイ(飲み会デイ)という3ヶ月に一回のオンライン飲み会イベントを開催
このノミデイ、ただの飲み会ではありません。自己紹介コンテンツが充実。濃厚すぎて終わる頃にはお腹が痛くなります。(笑いすぎです)今回はこのノミデイでやったコンテンツをご紹介。

【人数が少ない時は・・・】
学生時代の思い出を話してもらう。時に小学生時代って、その人のそのままが出るので意外な姿が見れます。そこからさらに中学生や高校生、大学生時代の思い出を聴くと、その人が形成されてきた月日を知ることができます。「あー私の時代は⚫︎⚫︎だった」なんて、世代あるあるで盛り上がることも。人数が少ないからこそ、相手の歩んできた道を深く聴くことで、濃いめの自己開示になります。

【くじで”この人だーれだ”】
私たちは情報管理をNotionで行っています。そこにはアトラスという自己紹介ページも。そこには、それぞれの特技や特徴(人生で一度は言ってみたいセリフなど)が掲載されています。そこでノミデイでは、割り箸にそこに書かれていることを記載してくじにし、「この特徴持っている人が誰でしょう!」とクイズにしました。
事前に自己紹介を読むことにもなりますし、「確かこの間の会議でこの人こんなこと言っていたかも・・・こんなイメージあるかも」と相手に対して想像・興味を持つことで、人となりについてより深い関心を持つことになります。
最後に正解者から詳細を説明してもらうことで、自分の持つ相手のイメージと結びつきが強くなり、忘れられなくなります。本当に。

【人間ビンゴ】
これはビンゴのますに、自分でメンバーの名前を書きます→まずは名前を認識する。その後、司会がメンバーの名前を呼び、ビンゴを進めていくのです。ちなみに名前を言われた人は、ちょっとした自己紹介をそこでも行います。意外と名前って知っているようで知らなかったり、苗字は知っていても下の名前を知らなかったり、こんな漢字なのかなど字から得られる情報も少なくはありません。名前の意味を聞いてみる、というのも自己開示の一つになるかもしれませんね。

まとめ

ということで、何度も何度も自己紹介の機会を作り続けてきたこの1年間。だいぶお互いのことがわかってきた気がします。それによって会議の最初に「最近プロレスの試合見ました?」とか、「今回のボーリングのスコア幾つだった?」とか、相手の好きなことに触れることから会議をすることが増えてきました。これって距離が近づいてきたからこそと思っています。

ビジネスの関係に、そんな馴れ合いは必要ない!と思われる方もいらっしゃるかもしれません。もしくは、そんなに自分のことを話すのは恥ずかしいっていう方も。
でも、仕事をする上で信頼関係ってとても重要ですよね。相手のことを信じ、任せることで、会社は大きく成長していくものだと思います。安心して背中を預けられる仲間、ではないですが、お互いを知ることが信頼関係構築の一歩であることは間違いありません。

ぜひ、仲間と自己紹介を通じて、同じ方向に向かって走っていく仲間との関係を深めていきませんか。


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