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成功には成果目標だけでなく、過程目標が重要な理由

成果目標と過程目標

もし、何かを達成した物があった場合、それを私たちはそれを目標(ゴール)と呼びます。通常、ビジネスの世界では、目標を設定し、それに向けて活動をしています。そして、良いゴールは、SMARTで構成されていると言われています。SMARTな目標とは、具体的であり(Specific)、測定可能的であり(Measurable)、実現可能であり(Achievable)、関連性があり(Relevant)、そして、期限がある(Time-bound)ゴールをいいます。なぜならば、明確に評価できる目標でなければ、行ったアクションが良くできたのかどうかが判断できないためです。もちろん、誰も未来を正確に予測することはできませんので、目標は達成できる場合もあれば、達成できないというた場合もあります。よって、目標の達成も大事ですが、目標と結果にギャップがあった場合、それの原因を究明し、次に活かすことが重要になります。

目標には、複数の種類が存在し、一般的には目標と言うと、成果目標を指すことが多いです。成果目標とは、達成したい指標を定義したものとなります。例えば、ある人が健康になるために体重を減量したいと思います。もちろん、痩せたいという目標を設定することもできますが、そのように設定してしまうと、どのくらい痩せれば、目標が達成されたのかどうかが分かりません。よって、目標をよりSMARTにする場合、来月末までに3kg体重を減らすといった形にします。3kgという数値は具体的であり、測定できます。また、来月までと言った期限設定もされており、さらに、3kgという数値は、無謀で絶対達成不可能な目標でもなく、また、健康になりたいという目的との関連性もあります。

しかしながら、このような成果の目標設定の場合、「何を」達成したいかは定義されますが、「どのように」達成したいかについては定義されていません。これに対し、過程目標は、「どのように」によりフォーカスした目標といえます。体重を減量するために、ランニングを毎日するかもしれませんし、ジムに行き、トレーニングをするかもしれません。いずれにしても、減量するという成果目標を達成するためには、「どのように」に重点を置いた過程目標を設定することが有用です。今回のケースでは、ジムでトレーニングをするということと過程します。過程目標においても、目標はSMARTであるべきですので、この人においては、ジムに週に最低2回行き、最低1時間はトレーニングを行うといった目標を設定することができます。ジム通いが減量することと関連性がない場合は問題になりますが、一般的にジムが良いをすれば減量につながると考え、このケースにおいては、問題ないこととします。

成果目標の難点

成果目標と過程目標の違いは、過程目標については、結果についてコントロールが出来ますが、成果目標については、必ずしもコントロールができないことです。つまり、ジムに通うという行為は、コントロールできます。しかしながら、ジムに定期的に通ったからといって、確実に翌月末までに3kg減量が成功するわけではありません。ただ、少なくともいくらかの減量は翌月末に達成できていることは容易に想像ができ、翌月末とは言わなくとも、続けていれば将来的に3kgの減量も達成できると考えられます。

通常、成果目標を達成するためには、コントロールできない、不確実な要素が存在するため、正しい成果目標を設定することは困難です。このように、厳密に正しい成果目標を設定することは難しいため、少なくとも、成果目標と過程目標に関連性があれば、正しい数値の成果目標を設定をすることは、そこまで重要ではないと考えます。また、目標数値の正確性よりも、過程目標を継続的に達成するという行為の方が、重要だと考えます。なぜなら、過程目標と成果目標の間に十分な関連性があれば、いずれかのタイミングで確実に成果目標の数値は達成できるからです。

小さな積み重ねの重要性

インスピレーションスピーカーとして有名な、Simon Sinek氏は、彼の講演の中で、以下のように述べています。

特別なことをやるということはない。それは、沢山そして無数の差し障りのない、無意味に近いものの積み重ねでしかない。しかし、もしあなたがそれを継続的に、それも、より多くの小さいことの組み合わせて行う、そういった、差し障りのないことを繰り返し、繰り返し、繰り返し行うことことが一番大切なことです。

このように、どんなビジネスにおいても、近道はないと考えます。成長や成功は、こういった小さなステップの積み重ねでしか達成できず、過程目標を確実に達成するということは、小さいかもしれませんが、一歩づつ前へ踏み出していることを認識することにつながると考えます。

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最後に

もし、そこに達成すべきことがあるのであれば、目標をSMARTな形で設定することは重要です。なぜならば、明確な目標であれば、振り返り評価することができ、期待と異なる結果になっている場合は、そこから学ぶことができるからです。

さらに、「何を」達成するかの成果目標だけでなく、「どのように」達成するかについての過程目標を設定することも重要だと考えます。また、成果目標の達成には自身ではコントロールできない、不確実な要素が存在するため、成果目標の達成に向け、その成果目標と関連のある過程目標を確実に達成することが重要であり、それが達成されていれば、成果目標の数値においては、いずれ、達成できるようになると考えます。


現在、成果ではなく、過程を重視したPACTフレームワークを利用した目標の進捗を継続的に管理するシステムを開発しております。製品に関するご意見を募集しておりますので、何かございましたら、以下よりお気軽にご意見お寄せください。


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