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そろそろかな、ゆっくりと飲み干す
もらったものぜんぶ、わたしを映していて嫌だった、椅子から見えないところに置いてしまった。雨の匂いがして川、頭の中ですくってみる。飲み干す場所を決めたくって、大切に蹴り出した季節。昨日の雨がまだきらきらと道を濡らしている。
春キャベツはわたしと、珈琲店に運ばれているところ。タイムマシンは珈琲の香りなんです、むかしのこと思い出せば、日々、日々、さっさと通り過ぎてしまう。光、来た道を戻ってどんな心地
saenai vinyl
喉元 閉めないで まわせ
あくるひ 泳ぎだす風
やぶれた つまさきあわせ
そのこころはしらせよ
さん てん さんの
ごびょう 飽くでものれ
さしんぼう 鎖骨 がたす 海流
ああおつかれさまです
と 言いかけるよう 砕け
ちゃうよな vinyl
さあ
頭で のれ
ひとりであれ
あなたの不安感の多く
もっと遅くもっと遅く
もっと遅くもっと遅く
ゆっくりとやぶれていく無力
それでも残る
こころがこわれてしまう!
おふろの栓をいれわすれた
ぼくらの小舟はいま
ゆっくりと沈んでいくだろう
海神を抱きしめる夢は叶うか
おふろのせんの
つららる金属の先の
フウコウは求める
ふつふつと湧き出す思索の先を求める
なので僕は置いておいた
ポリプロピレンのノートに
3000hPaの遺憾を表す
過去の忘れてしまいたいことを
表していると
水のすっかり抜けてしまっていることに気づく船頭
は僕だ
後ろめたくて仕方がない濡れた
宇宙際タイヒミュラー理論
奥付で待っていた
潮風だけが持っている振動
パラフレーズと比喩じゃ
もどしてしまう
大腿に住まわせた
蜜蝋をいつも
解いているね
機能の銀塩で
撮り貯めた8巻
またこれを
自己紹介ともいう
アブダクションで帰巣してる
この世の喜びは全部
魔法とレトロスペクティブと
その意味を調べてみるあなたの血漿
辞書をひいてポストイットを貼りつけて
ここから3小節先まで繰り返してお願い
体力を失っている