そろそろかな、ゆっくりと飲み干す

もらったものぜんぶ、わたしを映していて嫌だった、椅子から見えないところに置いてしまった。雨の匂いがして川、頭の中ですくってみる。飲み干す場所を決めたくって、大切に蹴り出した季節。昨日の雨がまだきらきらと道を濡らしている。

春キャベツはわたしと、珈琲店に運ばれているところ。タイムマシンは珈琲の香りなんです、むかしのこと思い出せば、日々、日々、さっさと通り過ぎてしまう。光、来た道を戻ってどんな心地だろう、「今度も上手に飛べなかった、あなたの羽根が好きだった。」

知らない歌。すぐにはうまくいかないこと、音楽ではまだ同じに思えない。「連続している、変わってしまえばすぐにわかる。」あなたの香りを知らなくなった、だから飲み干す、ぎゅっと苦くなる。その前に。

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