こころがこわれてしまう!

おふろの栓をいれわすれた
ぼくらの小舟はいま
ゆっくりと沈んでいくだろう
海神を抱きしめる夢は叶うか
おふろのせんの
つららる金属の先の
フウコウは求める
ふつふつと湧き出す思索の先を求める
なので僕は置いておいた
ポリプロピレンのノートに
3000hPaの遺憾を表す
過去の忘れてしまいたいことを
表していると
水のすっかり抜けてしまっていることに気づく船頭

は僕だ
後ろめたくて仕方がない濡れた髪を持て余す
はやくおしまいにしたい体の冷えないうちに

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