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バルアトルケものがたり*0 この物語はスコットランドでうまれています エルフィ一族・バル…
バルアトルケものがたりⅠ*1 セオナルドがうまれたのは、太陽が一年でいちばんながく光って…
バルアトルケものがたりⅠ*2 セオナルドがうまれた夜 バルアトルケの森の奥でユニコーン…
バルアトルケものがたりⅠ*3 セオナルドがうまれてから数週間がたちました。 おかあさんは…
バルアトルケものがたりⅠ*4 ユニコーンは森の奥に住んでいます。 ユニコーンには上下関係…
バルアトルケものがたりⅠ*5 よく晴れた朝、セオナルドのおとうさんとおかあさんは セオナ…
バルアトルケものがたりⅠ*6 少したってから、(おとうさんとおかあさんにとっては長い時間でした) 草を踏む音が聞こえ、木の後ろからユニコーンが姿を現しました。 まばゆいほどに白く輝く肌、銀色のたてがみをもち、 なんともいえない威厳をたたえています。 ユニコーンが口を開きました。 「エルフィがこんな森の奥まで、いったい何があったのだ?」 落ち着いた響きに、お父さんは、ほっとしながら言いました。 「今年の太陽の日にうまれた、私の息子です。 うまれて以来、とても不
バルアトルケものがたりⅠ*7 黄金のかけらをつかもうと、手を伸ばしているセオナルドをみな…
バルアトルケものがたりⅠ*8 ガタン ゴトッ コン コン コン・・・ 聞きなれない音でセ…
バルアトルケものがたりⅠ*9 シロはとても朝早く目が覚めてしまいました。 森で一番の大き…
バルアトルケものがたりⅠ*10 森のはずれからしばらく歩くと、原っぱに着きました。 生え…
バルアトルケものがたりⅠ*11 しばらくふたりはお互いをみつめ、黙っていました。 セオナ…
バルアトルケものがたりⅠ*12 思いがけない、シロのことばに、セオナルドは驚きました。 …
バルアトルケものがたりⅠ*13 森の奥までの帰り道、シロの足取りは軽やかでした。 本当のなまえ 本当のなまえ と、こころのなかで呪文のようにつぶやきながら、歩いていきました。 バラの茂みに着くと、おとうさんユニコーンとおかあさんユニコーンは草を食べていました。 「おとうさん、おかあさん、ただいま。僕の特別な人に会うことができたよ!」 「まあ、それはどんな人だったの?それで本当の名前はもらえたの?」 おかあさんユニコーンがききました。 「同じ年のセオナルドとい