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カスハラとクレーム体験なら・・・。

その思い出は・・・Cm。

ニュースは「カスハラ」ばかり、なり。
思い起こせば、社会人になった33年前。クレームという言葉も、それほど市民権を得ていなかったと思います。結婚式場に勤務していましたから単語としては日常的に使っていましたが、月に一度あるかないか・・・そもそも
結婚式でクレームなどあろうものなら、取り返しがつかないので、それぞれの持ち場で「完璧」にやるのですから、少ないはずで。

それが15年くらいたって・・・携帯がスマホになる頃?から、変なお申し出が増えました。それって、クレーム?不満?不満足?ご意見?つぶやき?
職位のせいで、ほとんどの「クレーム」に呼ばれていた私ですが、それは理不尽なことも多かったです。

軽いところでは(笑)・・・「駐車場空いてないんだけど・・どこに停めればいい?いや、俺ここの会員だけど、満車っておかしいよね?会員なんだから停められるでしょ。で、どこに停めればいいの??」なんて言うヤツ。
これは非常に簡単ですね。駐車枠でないところを案内して「申し訳ありません、そうですよね会員様なので、枠以外の場所に停めていただいて結構です。あ!他の車が出られるように前後だけ気を付けてくださいね。」で終了。今思えば、いい時代だった・・・。

毎日毎日・・・謝っていたのはホテル時代。
荷物を車まで運んでトランクに乗せた部下に対し「傷つけたから修理代、よこせ」というので確認しにいくも、傷など無く、わからず「見えないの?ここだよ!」というので警察を呼んだら、黙ってしまったとか・・・。

いちばん冷や汗をかき、可笑しくて笑いをこらえたのが、男性客のスーツケースと女性客のスーツケースを、取り違えて「宅配便で発送」したときのこと・・。(これはカスハラではなく、アクシデント)
男性からクレームの電話「どういうことなの?青と赤なんだから、取り違えるわけないでしょ。俺のところに赤いスーツケース届いたんだよ!たまたま家族がいなくて俺が出たから良かったけど、妻がいたらどうなってたと思ってんの?あんた責任とれるのか!」
わかりますか?この意味・・・。
つまり家族に内緒でホテルに来て・・・スーツケースをフロントから送ったら、(家族に知られたら大変なことになる)赤いスーツケースが届いた・・という顛末。もちろん男性客の怒りの半分は”うしろめたさ”なので、それほどの大事(おおごと)にはならなかったけれど。
支配人職だった私は、電話口で体を90度折って「誠に申し訳ございません、電話では失礼なので、今からご自宅に伺い、ご家族様にもお詫びを申し上げなくてはいけません。これから伺ってもよろしいですか?」と申し上げた。
男性「いいよ、そこまでしなくて。今回は何もなかったから、次回はこんなことが無いようにしてくれよ。」
15年前だけれど、今も深く心に残る・・・イケないカップルのスーツケース事件。この程度なら、スタッフのメンタルも擦り減らないのだけれど。

(謝り続けて30年・・・まだまだ”在庫”はありますけれど)




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