【凡人が自伝を書いたら 56.総の国(後編)】
冬も終わりを迎え、春の訪れも近くなった2月。
この月は僕にとって、「その先を大きくを変える決断」をした時でした。
僕にとってこれが、初めての経験でした。それまでは、なんとなく「時」や「ものの流れ」に乗っかって生きて来た「半端者」だったからです。
僕の父親が「うつ」になったのです。
今思えば、「虫の知らせ」のようなものが、実はあったように思います。
「虫の知らせ」実は僕が千葉県に来てからの約3ヶ月間の間に、実に3名もの人間が「うつ」と診断されていました。
全て、東京