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著者インタビュー #07【鈴木 誠一郎さん】

今回は2019年6月27日に発売し、好評発売中の『最強!副業術 本業は「サラリーマン」副業は「専門家」の働き方』。その書籍の著者である鈴木 誠一郎(すずき せいいちろう)さんに、執筆時のエピソードや内容についてのポイントなどについて伺いました。

著者プロフィール

鈴木 誠一郎(すずき せいいちろう)

オンリーワン・コンサルタント養成アカデミー代表 経営コンサルタント

日産自動車株式会社グローバル本部にて28年間勤務する。営業部、マーケティング本部、企画部、地域戦略部、人材開発部、ディーラー出向を経験する。経営コンサルタントとして全国BMW正規ディーラーの経営改善活動に携わる。長年の企業現場でのコンサルティング経験を伝えるため唯一の実戦的コンサルタント養成機関を主宰し500名以上のビジネスマンの相談を受ける。アカデミーは現在第27期生を迎え、約100名の卒業生を輩出する。

鈴木誠一郎note https://note.com/suzukis008

著者インタビュー

――まず、出版してみて周りの反響はどうでしたか。

鈴木:多くのビジネスパーソンの方々からメールをいただきました。
その中で「こんな情報、初めて知りました!」「自分にも希望が見えてきました!」「このようなプラットフォーム会社があると知りませんでした!」「いつかコンサルタントになりたいと思っていたので大変参考になりました!」「ここまで超具体的に教えていただけたので大変参考になりました!」など、たくさんの嬉しいお言葉をいただきましたね。

やはり、私がこの本でお伝えした内容は、多くの方々にとって「有益な情報」だったのだと確信致しました。

――反響があり良かったですね! では、本題に。なぜ今作を書きたいと思ったのかを教えてください。

鈴木:日本でも厚生労働省のモデル就業規則で、就業時間外における「副業と兼業」が解禁されました。このような社会の動きに対して、ようやくサラリーマンも、自分事として「副業」を考えていく機会が、これから増えるだろうと思いました。
しかしながら、サラリーマンの「副業」といっても一体何をすればいいのだろう? と考えてしまう方が大多数だろうと思いました。

そこで、私が持っている最新の情報の中で、最もサラリーマンに適した「副業」を、超具体的に説明していくことで、サラリーマンに最もお勧めできる「副業」として、是非とも参考にしていただきたいと思ったことです。

――今の世の中に必要であるべき考え方や働き方ということですね。執筆時に大変だったことや苦労したところは何でしたか。

鈴木:私がサラリーマン向けの「最強の副業」と考えている「知識」を売るという副業を、いかに誰にでも分かりやすくお伝えすることができるか、ということでした。
現在は、サラリーマンの方が副業として、ご自分の知識やノウハウをお金に変えることができる「プラットフォーム(仕組み)」ができているということを、まず知ってもらうことがポイントだと考えました。
なぜなら、普通のサラリーマンにとって、それまでは自分の頭の中の知識がお金に変わる、ということ自体が考えられないだろうと思ったからです。そのため、プラットフォームに関する内容を詳細に説明するように努めました。

――確かに、自分に蓄積されている知識やノウハウをお金に変える、という考えまでに至ってない人がたくさんいます。

鈴木:つまり、現在はサラリーマンにとっては副業を行う上で、「千載一遇」のチャンスにあるということです。このような環境にあるということを、知っているのと知らないのでは、天と地ほどの差があると私は思います。

現時点でも、コロナ禍の中で皆さん大変な環境の中にいますが、今後もサラリーマンにとっては、さらに厳しい時代になっていくことが予想されます。そんな中で、いざという時に自分の最低限の生活は自分で守るという気持ちが必要だと思います。
自分で「稼ぐ力」を、今のうちに身につけておくことが重要だと思います。このことをいかにわかってもらうか、読者の方と共有できるかが大きなポイントになると考えながら執筆致しました。

――結果的にはメールにもあったように、大きな反響がありましたね。それでは、本作はどんな人へ特におすすめしたいですか。

鈴木:幅広い年代のサラリーマンの方々に読んでいただけると大変嬉しいです。
中でも50代の方には、是非とも読んでいただきたいと思います。なぜなら、これまでのビジネス経験の蓄積の中で、なんらかの専門知識や得意分野があると思います。その知識やノウハウが直接お金に変えることができるからです。

2つ目は、50代サラリーマンの方が、今後の景気や会社との関係で、最も影響を受けやすい立場にあると思うからです。今日では、大手企業であっても安泰とはいえない時代です。こんな時代を生きていくには、いざという時を想定して、自分でリスクヘッジをしていくことが必須であると思います。
かといって、すぐに副業を始めるというのではなく、「物」を売る副業との比較をしつつ、まずは「知識」を売るという副業が、どんな「メリット」があるのかをよく知っていただいて、今後のご自分の副業選択の際の参考にしていただければと思います。

――生き抜くためにも副業を考える時代、本当にその通りだと思います。今作の教えを読者が最大限に活かせるように、有効な読み方を教えてください。

鈴木:本書は、できる限り具体的に説明しながら書いています。読者がすぐに始められるようにしたいからです。つまり、どのようにして「知識」を売る副業を始められるのか? 準備はどのようなことが必要か? 自分の「強み」は何か? 「強み発見」のたな卸しとは? という具体的な項目を、読みながら確認してほしいと思います。

もう一つは、読みながら付箋を貼って、後からもう一度調べたいことがある時に、すぐに該当ページがわかるような工夫をしておかれると良いと思います。私自身も本を読むときには、大事だと思うページに必ず付箋を貼っています。読み終わってから、あれはどこに書いてあったかなと探す手間と時間が確実になくなります。すぐに次の行動に移ることができます。

――私も紙で読むときは付箋を貼っています。電子書籍でもマーカーやメモ機能を駆使して読めますね!
本の内容に関して、一番気に入っている推しのポイントはどこでしょうか。

鈴木:それは現在、専門知識を有するサラリーマンと、困っている中小企業とを結びつける「プラットフォーム会社」が存在しているという事実です。
この仕組みができたことで、サラリーマンはどうやって自分の知識を売る企業を見つけたらいいのか、という根本的なボトルネックが完全に払しょくされたということです。

これを多くのサラリーマンの方々に認識してほしいと思います。これまで蓄積してこられたご自分のビジネス経験や知識が、「売れる!」という事実を知ってほしいです。
しかも、初期投資も必要なし、仕入れも梱包も発送も必要ありません。そして、頭の中にある知識というのは、何回でも売ることができる商品であるということを認識してほしいと思います。

――まだ知ってもらう段階なのでしょうか。

鈴木:そうなんです。ほとんどのサラリーマンは、知識を売る仕組みが整っているという事実を知りません。投資も必要なく、短時間で高報酬、しかも自分の頭の中にある知識を使うだけ、という副業があるということに、この本で気づいていただければと思います。
この仕組みがあることが分かれば、あとは自分自身で利用するか、しないのかの選択になります。いますぐに利用しなくても、仕組みができているということがわかれば、いつか利用することもできるということです。

――鈴木さんは「オンリーワンコンサルタント養成アカデミー」というのを主宰していますが、その活動内容を教えてください。

鈴木:「オンリーワンコンサルタント養成アカデミー」は、サラリーマンの方が、ビジネス経験や専門知識を活用することで、ご自分の得意分野の専門家やコンサルタントになるための講座です。
アカデミーの特徴としては、次の5つあります。

①認定資格「プレジデントデシジョンパートナー」の授与
②アカデミー卒業生の連携と親睦を目的とした「アカデミーコミュニティ」への永久会員資格授与(無料)
③アカデミー卒業メンバー専用の独自新規営業開拓活動に基づく「案件紹介システム」活動の実施
④アカデミー卒業メンバー専用の「雑誌、新聞等メディア掲載サービス」活動の実施(約200メディアに紹介)
⑤アカデミー卒業メンバーの企業コンサルティング活動を支援サポート

アカデミーの卒業時には、「プレジデント デシジョンパートナー」資格(※商標登録済)が自動的に付与されます。 意味は、コンサルタントとして「社長の意思決定の相談役」という意味です。

――
どのような人が参加されているのでしょうか。

鈴木:現在、第32期が開講中です。これまでに約100名のサラリーマンの方々がご受講され、それぞれ得意分野の専門家やコンサルタントをされておられます。毎期、アカデミー受講生人数は4名前後の少数限定で、「本格的」「全データ提供」「超具体的」「超実戦的」「個人別指導徹底」「丁寧」という方針にて実施しています。
受講された方々の年齢構成は、50代が約70%、40代が20%、その他年代が10%です。男性が約80%です。また近年は女性の受講者が増えてきています。

――自分の経験や得意分野を活かせるというのが、本書の内容ともリンクした話ですね。

鈴木:「オンリーワンコンサルタント養成アカデミー」の受講理由としては3つあります。
1つめは、現在は安定したサラリーマンであるが、会社の将来がみえないため不安であること。
2つめに、自分自身の将来も見通すことができず不安であること。
3つめに、いざという時のために自分で「稼ぐ力」を身につけておきたい。
以上の理由です。ほとんどの方が、同じ3つの理由でご参加されています。
 
アカデミーの開講時期は、ご受講希望者が数名集まり次第、随時開講しています。土曜日もしくは日曜日にやっていて、開催場所は渋谷・銀座・大阪のセミナールーム、そしてオンライン開催コースにて逐次開催しています。

――大阪やオンラインでも開催しているのであれば、多くの方が参加しやすい環境ですね。

鈴木:現在、ご希望者には「オンラインZoom無料個別相談」を実施しております。いつでもご連絡ください。

■「オンリーワンコンサルタント養成アカデミー」
https://www.strategic-consulting-institute.com/

――今作が発売されたのはコロナ禍の前でしたが、今は働き方や環境など大きく変化しました。鈴木さんのお仕事には、どんな影響がありましたか。

鈴木:やはり、顧問先企業様とのミーティングはオンラインになりました。顧問先企業の従業員の方々も、基本的に在宅勤務をされているので、オンライン主体による業務の仕組み作りに、各社様とも最初の頃は大変ご苦労されておられました。現在では、かなり慣れてこられていますね。
オンライン化され、顧問企業様をご訪問する時間が節約できるのは、ありがたいと思っています。ただ一方では、やはり対面でお話をしたいという思いがどうしても私の中にあります。早くコロナが収束してほしいと強く思います。

「オンリーワンコンサルタント養成アカデミー」も基本的にオンラインに切り替えて行っています。でもやはり、対面での実施を受講生の方々は望んでおられることもあり、コロナ禍が収束した段階では、いち早く対面講座に戻していきたいと考えているところです。

――コミュケーションにおいて、リアルとオンラインという環境は、本当に考えさせられる状況ですよね。「副業」についての考え方は、コロナ前後でどのように変わりましたか。

鈴木:コロナ前では、副業の種類や方法にも選択肢がたくさんあったのですが、コロナ禍では人との接触機会が制限されてくることから、副業の内容も限定されてきています。その中で、知識を売るという副業は、非常に増加しています。すべてオンラインで完結するからです。そのようなことから、コロナ禍にあっても、オンラインでできる副業案件自体が増えている状況です。

またアフターコロナという点でも、今後はますます副業が当たり前の時代になっていくものと思います。収入を増やすという面もありますが、もう一つの面では、万一の場合のリスクヘッジという側面が大事になっていくと思います。
今後は、生活に関わる収入が会社からの給与のみということ自体が、大きなリスク原因になっていくと私は考えています。さらに、ご自分の職業人生を、「70歳現役」を見据えて、今から考えていくという意味でも、副業を、まずはできるところから始めていくという姿勢は大変重要だと思います。

そういう意味で、サラリーマンの方々は、今のうちから自分はどのような副業が向いているのか、自分にできるのか、さらには自分はどんな職業人生を送っていきたいのか、という問いに向き合っていくことが、今、真剣に求められていると思います。

――副業と向き合うきっかけとしても、今回の本は読んでくれた方に役立ちそうです。最後に、今回のnoteを読んでいただいた読者へメッセージをお願いします!

お忙しいところ、今回のnoteをお読みいただきどうもありがとうございます! せっかく読んでいただいたというこのタイミングをとらえて、ご自分の今後の職業人生を一度、見通して見られると良いと思います。
その中で、本業と副業をどのように行っていくのか、あるいは本業1本で行くのか、定年後は何をして生活を充実させていくのかなどを、ざっくりとでも良いので考えてみられてはいかがでしょうか? 
そのことは、決してムダにはならないと私は思います。きっとあなたの職業人生をより充実したもの、より自己実現に近づけていくことにつながっていくものと思います。
そして、もしあなたが、これから副業をやってみようかと思われ、少しでもその参考になることができたのなら、著者として大変うれしいです。貴殿の今後のご活躍をお祈り申し上げます。

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書籍紹介

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本書は、サラリーマンの方が今持っている経験と知識で、「副業」として収入を得ていく方法を具体的に詳細にお伝えしています。

私も日産自動車で28年間サラリーマンをしている中で、年間業績55店舗中49位の超低迷店を10ヶ月後に「トップ3」店舗へと大変身させる経験がキッカケとなり、自分でも中小企業のお役に立てるのではないかと考え、コンサルタントとして独立しました。
本書では、これまで500名以上のサラリーマンや士業の方の相談をうけ、100名を超えるサラリーマンの方々を、それぞれの得意分野を活かして「オンリーワンの専門家」に養成してきたノウハウを具体的に解説。また、短時間で高額報酬が得られる「特化型案件」についてもお伝えします。
サラリーマンで副業するために必要なことを余すことなくお伝えし、副業から起業までも見据えたガイド本になっています。


【目次】
序章 今後の「職業人生」戦略を考えよう!
第1章 本業は「サラリーマン」副業は「専門家」という働き方 12の質問
第2章 自分の「強み」発見しよう!
第3章 「専門家」必須の「成功ツール」を持て
第4章 「副業」で「専門家」を始めよう
第5章 副業専門家や独立起業した先輩事例の紹介

【購入者特典】
特別付録:<自分ワークショップ用:「強み」発見シート>

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