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やっかいな人のマネジメント

しゅんしゅしゅんです。

「やっかいな人のマネジメント」

マネジメントをしている人にとって、こんなに気になるテーマがあるだろうか。マネジメント界のタイトル部門NO.1かもしれない。マネジャー同士であれば「やっかいな人のマネジメント」を肴に一晩飲み明かせるだろう。

共有資料の表紙に文責部署名を記載していないだけでクレーム電話を寄越してくる他部署のマネジャーさん。少しでも高い評価がほしいからと査定に対してとりあえず難癖をつけるメンバーAさん。規定労働時間を割り込むからと、仕事したのに平気な顔して有給で勤怠申請をするメンバーBさん。

こんな感じの細かいのなら、僕だって100は思いつく。

ただ今日はやっかいな人のマネジメント方法論ではなく、やっかいな人もマネジメントしなければいけないマネジャーについて思うことの話です。

それは、マネジャーって、”極めて”専門性の高いスペシャリストですよね!ってこと。

専門性を有したメンバーを指揮してチームで大きな仕事を成し遂げていくマネジャーは、メンバーの専門性に反してバランサーで総合格闘技的でゼネラリストな印象を持たれているし、持っていないだろうか。

でも、これは違う。マネジャーはエンジニア、マーケ、財務経理などと同じかそれ以上に専門性の高い職種だと思うのだ。

マネジメントの仕事は「仕事の側面」と「人の側面」がある。「仕事の側面」は部署の方針やアジェンダの策定~メンバーアサイン~予算・進捗管理など。「人の側面」はチームビルディング~モチベート管理~メンバー育成~労務管理や査定などのこと。

とりわけ、この「人の側面」において、マネジャーの専門性が発揮される。

でも、一見すると属人的で非科学的な「人の側面」のマネジメント専門性は外からは評価しにくいし、内からはアピールしにくい。

そうなると、マネジメントの専門性に目を向ける気と磨く気がなくなる。

上司と部下のひずみが蔓延しているのは、マネジメントの専門性に目を向けない、ただ仕事ができるマネジャーが多いからで
はないだろうか。

また、専門性のないマネジメント職が不安になるし、キャリアとしてマネジメントを極めようなんて思えない。

これはなんだかもったいない。ほんとうにマネジメントができるマネジャーの市場価値は高いのに。「地位」としてのマネジャーを守り続けるとかではなく、「キャリア」としてマネジャーを選んだんだが、もっとあっていい。






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