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【SARAH CTOインタビュー】ユーザーの反応や声を大事に。 データドリブンを体現する組織に 必要なエンジニアの理想像とは。

 今回はエンジニア募集についてのインタビューです。言うまでもなくSARAHはSaaS企業ですので、エンジニアが中心となりユーザーの皆さまが楽しんで頂けたり、役立ったりなるように開発に励んでいます。どんな方をSARAHの仲間に迎えたいのか。開発チームを率いるCTOであり、取締役の林健一さんに聞きました。


――今回どのようなエンジニアを募集されていますか
林:今期が2021年12月から始まったのですが、開発体制を刷新しました。おさらいすると、私たちは3つの事業を展開しています。グルメコミュニティアプリ「SARAH」、食品メーカーなど向けの分析サービス「FoodDataBank(FDB)」、そして飲食店向け電子メニュー化サービスの「SmartMenu」です。これまでは特にチームを設けることなく、小回りが効く体制で進めてきました。


 専任でやっていくことでユーザーの課題と集中して向き合える状態を作り、スピード感を上げたいという考えでプロダクトごとに専任体制を設けることにしました。3つのプロダクトでフロントエンド・バックエンドエンジニアを募集しています。フロントエンドエンジニアはiOSやAndroidのアプリ開発になります。ただしSRE(サイト信頼性エンジニア)とデータ分析はプロダクトを横断した方が効率的なので、共通チームにしました。今回はそれぞれのチームをお任せするような方を仲間としてお迎えしたいです。


――3つのプロダクトで求める資質は異なりますか。
林:大きくは変わりません。お客様の声をどう受け止め、何を開発しなければならないのか考えていただける方を探しています。求められるのは課題や仮説設定能力ですね。ユーザーエクスペリエンス(UX)をいかに高めていくかを追求しています。

 SARAHでは、常にユーザーの反応を見ています。様々な施策を打った反応がダイレクトに届きます。その結果を元にPDCA(仮説・実行・検証・行動)を素早く回していくことがポイントです。FDBは様々なお客様にご利用いただいているので、たくさんの意見を伺いながら抽象化し、ひとつのサービスへ昇華していかなければなりません。私からの指示で動いていくのではなく、新しいメンバーも自ら考え、実行していく姿勢で臨んでいただけると嬉しいです。

――では、どのようエンジニア組織で業務に取り組んでいるのでしょうか。

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 この組織図が私たちの考えを表しています。お客様が何を望まれているのかのヒントはデータに隠されています。データを読み解いた結果を元に開発を進めていきます。積極的にメンバーが考え、実行する主体的な組織であることが開発においても重要だと考えています。メンバーの主体性とユーザーファーストに重きを置いています。

――CTOが組織図の脇に配置されています。珍しい組織図ですね。

林:無意識でしたが、たしかに変わっていますね。色々読み返すと、どの資料でもCTOを上位に置いたものはなかったです。むしろ一番下に書いているものが多かったですね(笑)。やっぱりデータ、お客さまが一番だと思うのです。

 なにより私たちのプロダクトはまだまだ完成していません。先ほどもお伝えしたように考えをぶつけあうことがとても大切となります。新型コロナウイルスの感染拡大には気をつけなければなりませんが、できる限り対面で話したいと考えています。対面で話す方が情報量は多く、新しいことを生み出す上では良いと思っています。開発だけでなく、マーケティングやセールスとも話す機会も多く、部門を越えてプロダクトを良くしようという思いが対面のコミュニケーションの中から生まれています。

 手間味噌なお話になりますが、私たちが扱うデータは珍しいと思います。外食に関するデータが綺麗な状態で蓄積されています。しかも80万件以上、ワードにばらすと1,000万を超えます。膨大であり、大学の研究でもやらない領域ですので、面白いお仕事になると思います。

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――ちなみに林さんのキャリア教えて下さい。

林:根っからのエンジニアです。小さい頃からプログラミングが大好きで、大学生からフリーのエンジニアとして働いていました。メール配信会社では、大量にメールを送る基盤などを作っていました。大手SaaSベンダーとの新規事業などを経験させて頂き、ふたたびフリーランスになりました。そこでCEOの髙橋と出会い、SARAHの掲げるビジョンに共感し、参加を決めました。1人でできることには限界があると思っていたということもこのタイミングで参加を決めた理由の一つです。今はチームで仕事をする喜びを感じています。

――なるほど。フリーランスを経験されているからタスクを元にチームを率いているのでしょうね。私は「リベラル」という言葉がしっくりくると思っています。

林:そうですか。自分では無意識ですね。やっぱり自分が面白いと感じて開発しないと続かないと思うのです。先ほどもお伝えしたように細かい指示を出したり、大企業にありがちな「報告のための報告」は求めないですね。個人の自由度に対する姿勢や発言、行動のキャッチアップもCTOとして重要だと考えています。
 
 メンバーには一人ひとりAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)の環境を自由に使えるようにしています。興味のあるものを試し、サービスへ組み込んでいけるよう自由に実験できる環境があるので新しい取り組みも積極的に行っていって欲しいです。エンジニア全員でユーザーとデータを見ながら必要だと思う機能を開発し、より良いサービスに仕上げていきたいですね。
カジュアルにでも構いませんのでぜひお話しましょう。


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