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イタリア在住の私がおススメする旨安イタリアワイン3選

少し前までは気取った雰囲気があったワイン。
日本でもさまざまな価格帯のワインがさまざまに販売されるようになり、選択肢が増えたのはうれしいものです。
しかし、ワインの初心者にとって星の数ほど存在する世界中のワイナリーの中から1本を選ぶのは至難の業。
そこで今日は、イタリア在住の私が低価格で美味しいワインをご紹介いたします。

●プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア Lu Rappaio

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トスカニー 楽天ショップより
https://item.rakuten.co.jp/toscana/10047942/

イタリアの赤ワインといえば、トスカーナ州やピエモンテ州の銘柄が有名です。もちろん、世界的なブランド力を有するこれらのワインも、大変美味しく飲むことができます。
しかし、もっとイタリア的にカジュアルに飲みたい赤ワインとなったら、南イタリアのプーリア州に目を向けてみましょう。
太陽が燦燦と大地を照らすプーリア州。乾いた空気の中に、オリーブオイルの木やぶどう畑がどこまでも続きます。
プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリアは、紀元前にギリシア人が南イタリアに入植した際に植えたブドウの木を先祖にしています。まさに、地中海の滋味を心ゆくまで感じることができるワイン。
そのなかでも、さまざまなワイン評価で90点以上を獲得する常連「Lu Rappaio」は、2000円前後で購入できるのがウソのような、芳醇な香りと味わいです。ワインに詳しくない人にも、その豊かな香りのなかにイタリアワインの実力を感じることができるはず。
また、気軽に栓を抜ける価格であることから、独りの夜のお供にも惜しみなく飲める銘柄です。

●ヴェルディッキオ・ビアンコ Verdicchio di Castelli di Jesi Classico

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天狗 楽天市場店より
https://item.rakuten.co.jp/tenallied/10000004/

ブーツの形をしたイタリア半島、そのふくらはぎ部分にあたるマルケ州。アドリア海に面したマルケ州は、海にも山にも恵まれた風光明媚な地です。日本での知名度はイマイチですが、美しい自然と美味しい郷土料理で、イタリア人のバカンス先としても大人気。
そのマルケ州を代表する白ワインの品種ヴェルディッキオは、若々しい味わいが特徴です。日本人にも飲みやすいフルーティーさに加え、ちょっと香ばしいアーモンドの香りもほのかに。甘いだけではない奥の深さは、16世紀から続くヴェルディッキオならではかもしれません。
世界的な経済誌『フォーブス』にも、イタリアの白ワインとしては5本の指に入ると激賞されました。それと反比例して、価格はとても控えめ。
もちろん、日本人が大好きな海の幸との相性もばっちり!あさりのリングイーネなどに合わせて、涼しく真夏の夜を演出できます。

●プロセッコ・ヴァルドッビアーデネ・スーペリオーレ Bortolomiol

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bortolomiolサイトより
https://www.bortolomiol.com/

発砲ワインもピンからキリまでありますが、イタリアで最初のブリュを作ったといわれるボルトロミオルは、今でもファミリービジネスを貫いて量よりも質にこだわっています。
日本で見つけることは少し難しいかもしれませんが、発砲ワインを飲み慣れていない人にも美味しいと感じさせ、ワイン上級者も納得の奥の深さがあり。まさに、アンビバレンツな要素を有した1本といえるでしょう。
爽やかなフツーツの香りでありながら、重厚感もあわせ持ったボルトロミオル。近年潮流となりつつある、オーガニックワインの認証も受けています。
イタリアにおける価格は、1000円前後。ご旅行中に見つけたら、ぜひ味わってみてください。

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