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「甘酒」を使ったおやつを作るんだ!

今日は私の過去の「おやつ作りの失敗談」を話そうと思います。
どうぞ直球さに“ふふふ”と笑ってもらえたら嬉しいです。

わが家は4人の子ども達と私がアトピーと花粉症などのアレルギー持ち一家です。

数年前、子ども達のアトピーや花粉症が酷くなり、私も怠くて起きられない、そんな状況になりました。
そんな時に「甘酒ブーム」があり、
「花粉症などのアレルギー症状に効果あり!」の内容に「甘酒生活」を始めました。

最初の2ヶ月くらい、子ども達は「甘酒」をなんとか飲んでいましたが、元々あまり好きではなく味に飽きてきて飲むのを嫌がるように。。。

当時、子ども達が野菜をなかなか食べてくれないことにも悩んでいて
“アレルギーには腸内環境を整えること”が大切なのを知ったこともあり、
どうしても「甘酒」を続けたかった私は
子ども達が大好きな“おやつ”に目を付けました。

「飲まないなら
 食べさせちゃおう」

ということで
元々簡単なおやつ作りは好きだった私は
いつものレシピで
早速きび砂糖の代わりに甘酒を投入!

わくわくした気持ちで
初めて作ったパウンドケーキは
ぷにぷにのスライムのような食感になりました。
まだ火が通ってないのか??
と延長で焼くこと2時間半…以上
生地に竹串をさしてもまだ生地が付く状況に焼くのを止めました。

ケーキとは呼べないものの
せっかく作ったもの(甘酒も入っていますし)を棄てるのは勿体なく
味もそこまで不味くなかったので
薄く切って再度焼いて水分を飛ばして
ラスク風にしてみました。

子ども達も
「わぁ〜い、おやつ作ったの?」
と寄ってきて、みんなで食べた初めての時のことは今でも覚えています。

「お母さん、噛めないよ〜かたい〜」

「奥の方の歯で こう引きちぎるのよ!」

もうすでに“ラスク風”でもない
強力な“しなやかさ”を持つ
ぬれ煎餅またはジャーキーのような「おやつ」が出来上がりました。。。

甘酒の水分や量が多かったことに思い当たった私は甘酒の量を少なくして作ってみました。

これもまたスライムケーキになり
ラスク風になりました。
どんどん甘酒を少なくしていったら
ケーキに戻っていきましたが
ある問題が出てきました。

それは

「甘くない」

甘いおやつを作っているはずなのに

「全然甘くない」

甘さ控え目が好きで
いつも「もっと甘くなくていい」
という旦那さんまでもが
「砂糖入れたほうがいいんじゃない??」
と言い出す始末。。。

もちろん子ども達にも大不評。
「お母さんが最近作るおやつ、味がしなくておいしくない」説が出てきて
私の自信も折れそう。
何とか「味がするもの」を作らねば!
と奮闘していました。

ここで状況を補足させてください。 

この時は粉には小麦粉を使っていました。

子ども達の花粉症が酷くなってきて
小麦粉製品を食べた後 
さらに皮膚状態が悪化している気がして(母の感覚で)
小麦粉をやめて「米粉」に替えたりもしていました。

そうしたら
小麦粉では膨らんだものが
米粉では全く膨らまずガチガチに出来上がってしまいました。
ドラ○ンボールで言うならば
「フュージョン ハッ」で最強な戦士になるように
「甘酒×米粉」で甘さ0&最強に硬いおやつが日々出来上がっていました。

この当時の子ども達との“試食”も
今では笑い話ですが忘れられません。
本当に「試食」で
子ども達も私も
「今回はどう変わっているか?!」
「食べられる(飲み込める)のか?!」
みたいに毎回味見と試作をしたものです。

その後、いろいろな料理本を読みまくり
おやつ以外にも「甘酒」や「米粉」で挑戦して
何度も失敗しながら
挫折寸前にもなりながら
作り続けていくうちに
だんだん上手に「甘酒」を使えるようになり今ではふっくらで甘い「甘酒おやつ」を作れるようになりました。

当時は
「こんなに失敗ばかりで
本当に作れるようになるのか…」
と不安ばかりでしたが
今では中学1年生の長男〜2歳になった末っ子まで「おいしいね〜」と言われる
わが家の定番おやつになり
さらに「甘酒おやつ」の先生にもなり
不思議な気持ちと
「失敗」に感謝する自分がいます。

今思えば、「甘酒おやつ作り」から子ども達と私自身の関わり方も良い方向に変化していったように思います。

「作る」って
失敗しても楽しくなれるものですね。

みなさんも
ぜひ作ってみてください。



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#甘酒
#アレルギー
#グルテンフリー

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