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◎瓶に季節を閉じ込めて◎


エストニアの冬は寒く、
日照時間が短いこともあり
農作物が夏に比べると少なかったとか。

そこで生まれたのが、

先人たちの知恵「保存食」


エストニアでは、
夏の間に採れた野菜や果物を
瓶に詰めて保存する文化があります。

友だちが家に遊びに来ると、
「これ祖母が作ったの。」
自家製のピクルスや、森で採れたアンズダケ
瓶に詰めて手土産に。

夏にたくさん採れるトマトで作った
自家製ソースなんかも瓶に詰めちゃう。

もちろん今では、
冬でもトマトが買えるし、
外国産のフルーツも手に入る
素晴らしい時代です。

けれど、
旬の野菜や果物たちは
栄養価が高く、安くて美味しい。

「身土不二」

私たちと同じ場所で、同じ氣侯で育つ作物をいただくことは、健康に良いという考えです。

夏から秋にかけて、
森でベリーやキノコ狩りを楽しむ。

色鮮やかな夏を瓶に閉じ込める。


瓶を開けると、
ふわっと感じるあの季節。


先人たちの知恵は、
私たちの生活を豊かにしてくれています。

おいおい、
これはイチジクジャムではないですか!!

イチジクは、
エストニア産じゃないと思うよ。

えっ?
そうなの?笑


でも好きなの。

私はキッチンで、

美味しい・楽しい・嬉しい

を、瓶に詰めていくのでした。


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