お笑いへの道・オレの目標
そもそもお前のお笑いの目標とは何ぞやと問われたので、現時点で考えていることをまとめてみる。
うまくまとめられないくらい、言いたいことがある。
オレはM-1グランプリをテレビで見て、漫才師に憧れて、学生時代は目指そうとしていた。
しかし相方運が悪く、組んでは解散を繰り返し、力をつけることができず、そうこうしている間に就職してしまい、夢を諦めた。
組んできた相方たちからは、笑いのセンス、書いた台本をことごとく批判されてきた。
いつしかそんな人たちに、どこかで「ほらね」と言ってみたい気持ちも芽生えたが、そもそもお笑いは人を笑顔にすることが最大目的。
ほらねと言うのは二の次。
オレの目標、思い付く限りあげてみる。
人を笑顔にできる人になりたい。
面白い人になりたい。
人に優しくなりたい。
相手を理解できる人になりたい。
自分の実力を試したい。
自分の書く台本がどこまで通用するか試したい。
自分との戦い。
人生における挑戦。
オレを批判した元相方複数人を見返したい。
人から認められたい。
一目置かれたい。
人の役に立ちたい。
挙げたらキリがない。
いつまでオレはアマチュア芸人を続けられるかわからない。
続けられる限りは続けたいが、やっていく中で辛いこともある。
コンビの場合、上述してるように相方から批判されることも辛いのだが、それ以上に、相方に迷惑かけること、相方のやりたいことに応えられなかったときが辛い。
そのときに、オレは何のためにお笑いやってんだろう、オレは何のために生きているんだろう、オレは相方の夢の邪魔をするためにコンビを組んでいるのかと、自分で自分が嫌になることがある。
相方たちにもオレに気をつかせていることはわかっている。
だからこそ自分が嫌になり、目的を見失うこともある。
本当に見失って戻ってこないときが、アマチュア芸人のやめどきかなと、今はそう思っている。
M-1グランプリやR-1グランプリなどの大会にこだわりが強いのは、出場者がメラメラ燃えているから。
オレが一番面白い、一番笑わせてやる、皆そのくらい本気で制限時間のネタを持ってくる。
そんな中にオレも短いネタを用意して挑むのは燃えるのだ。
だからアマチュア芸人をいまだにやめられない。
多少の辛いことがあっても、続けている。
今現在プロは目指していないが、プロになるワケでもないのに、どこに向かってるんだろうと、思うことだってある。
だがそんなときは、目標を振り返る。
そうすることでモチベーションが上がる。
先日お笑いの講座を依頼されて少人数の前で喋ったが、そういうこともモチベーションの向上に繋がっている。
全部繋がっている。
目標、目的がある限りは、体力、環境がある限りは、オレはアマチュア芸人を続けていくと思う。
いまだに自分探しを、やめられない。
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