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デザインを通じて、不動産売買の体験を変えていく

こんにちは。GOGEN株式会社です。

GOGENメンバーの「語源」を探る社員インタビュー。

人材系の事業会社、外資系デザインファームを経て、GOGENに入社したデザイナーの佐野加奈。デザインの力で事業をサポートし、世の中に広く伝えることに挑戦したいと考えています。
多様なバックグラウンドを持つメンバーが一堂に会し、一人ひとりがユニークな視点を持つGOGENで、デザイナーとして新たなプロダクトの創造に携わるやりがいについて、インタビューしました。

佐野加奈  KANA SANO
新卒でスローガン株式会社に入社。新卒学生向け就職サイトやビジネス系オウンドメディアのUIデザインなどを手がける。その後、コンセントリクス・カタリスト株式会社に転職。大手銀行が提供するCO2排出量算定のためのWebアプリ開発に携わる。2023年5月、GOGEN入社。


「視覚表現の力で、メッセージを届けたい」とデザイナーに

ーー佐野さんがデザイナーの仕事に興味を持ったきっかけはどんなことでしたか。

もともと絵を描くことが好きで、視覚表現に興味がありました。美大ではなく一般大に進学し、国際関係学の勉強をしていたのですが、就職活動の時期に差しかかり、「自分が本当にやりたいことはなんだろう」とあらためて考えたのです。就職する前に一度立ち止まって、好きなことにちゃんと向き合おうと決意しました。

大学を休学し、専門学校で1年半、イラストレーションイラストを学びました。この経験を経て、視覚表現に関わる仕事をしていきたいという思いを再確認したのです。
そのなかで、芸術そのもので自らの考えや感情を表現することの価値を感じる一方で、職業としては他者のメッセージを伝える側になろうと思いました。価値あるコンテンツや伝えるべきメッセージを持った人や組織の役に立ちたいと思いました。

一方で働く環境としては、新しい風が吹いているところ、社会の変化に敏感であれるところに身を置きたいなと考えていたんです。その観点から、IT企業やスタートアップ企業が魅力的だと感じていました。

ーーGOGENに入社する以前のキャリアについて教えてください。

新卒で、デザイナーとして人材系の事業会社に就職しました。この会社で担当したのは、エンジニアとチームを組んで、新卒学生向け就職サイトやビジネス系オウンドメディアのUIデザインをしたり、ランディングページを作ったりといった業務です。ユーザーとの接点であるインターフェイスにもっと関わってみたいという思いから、テックカンパニーで副業も経験しました。

3年あまりを経て転職したのが、クライアントワークを手がける外資系のデザインファームです。前職の事業会社は、年齢が近いメンバーも多く、チームで一緒に考えながらサービスを作り上げていく点が大きな魅力でした。経験を重ねる中で一定のスキルが身についたこともあり、今度は経験豊富な人たちがたくさん集まっている環境で、自分を磨きたいと考えたのです。

デザインファームでは、大手銀行が提供するSDGs系のWebアプリ開発に携わりました。開発するアプリ自体も複雑で、顧客とスクラムチームを組むなど意欲的な取り組みを行うプロジェクトでした。UIデザインを担当させていただきましたが、ありがたいことにさまざまな職種の先輩から多くを学ぶことができました。

「個人の体験を良くしたい」というGOGENの思いに共感

ーーグラフィックデザインにとどまらず、デジタル領域での体験デザインやサービス設計の経験を積んできたのですね。

デザイナーになりたての頃は「あれもこれもできるようにならなきゃ」という気持ちがあったのですが、年数を重ねるにつれ、自分の得意分野を伸ばしていくことが大事だなと思うようになりました。

私自身は、まだ自分の専門分野を模索している最中ですが、UIやUXなど情報設計の仕事はやっていて面白いですし、自分に向いていると感じます。一方で、いわゆる伝統的なデザイナーらしいこと、つまり良いグラフィックやビジュアルを作るということにも関心があって。見た目を美しく整えることにとどまらず、事業をデザインの側面からサポートして、世の中に広く届ける一助になれたらと考えています。

ーーGOGENに興味を持ったきっかけを教えてください。

CXOの金子がSNSで発信していた、副業募集の記事です。『ユーザー中心組織論』という著書を通じて、金子の存在は以前から知っていました。自社サービスを手がけるにせよ、クライアントワークにせよ、ユーザーの声を聞きながら、事業と一体となったものづくりをしたいと思っていたので、金子の思想に共感したのです。

新しいサービスを開発するときには、そのプロダクトが誰のどんな課題を解決することにつながるのかを意識しつつ、エンジニアとデザイナーが近い距離で仕事を進められるのが理想だと考えています。GOGENでなら、そんな働き方が実現できそうだと思いました。以前からスタートアップに興味を持っていたことも、応募しようと決めた理由のひとつです。

ーーGOGENの第一印象は?

最初にCEOの和田と金子に会ったのですが、会話の中で、不動産事業者にとどまらず、マンションを売り買いする個人の体験を良くすることに注力したいという2人の言葉が、とても印象的でした。ビジネスモデルにもよりますが、SaaSビジネスの運営者が、法人だけでなく個人ユーザーの意見に耳を傾けながらサービスを作っていくことは、簡単ではないと思うんです。でも、GOGENにはその思いを実現しようとする人が集まっているのだということが伝わってきました。デザイナーとして働いていく上で、とてもいい環境だと感じたのです。

デザインに対する関心が高く、コミュニケーションがとりやすい組織
 

ーー当初は前職の仕事を続けながら、副業としてGOGENに関わるようになったのですよね。

はい。初めは週に2日ほど、営業資料を作ったり、UIデザインを手伝ったりしていました。幅広い範囲の業務を任せてもらえる環境で「もっと関わりたい」と思うようになって。GOGENの仕事にコミットしたい気持ちが大きくなり、正社員としてジョインしようと決めました。

ーー正社員になってからは、どんな業務を担当していますか。

プロダクトチームに所属し、外部パートナーの力も借りながら、『Release(レリーズ)』のアップデート版のUIデザインを担当しています。また、広報チームも兼務していて、今後は会社やプロダクトのブランディングにも取り組んでいきたいと思っています。

ーー社内やチームの雰囲気についても教えてください。

現在のGOGENは、まだ14人ほどの小さなチームですが、その中にデザイナーが2人もいるのはレアな環境だと思います。私が日常的にやりとりするのはCXOの金子ですが、金子は相談しやすい雰囲気をつくってくれているので、何かを抱え込むことなく、とてもポジティブに働くことができています。

一般的なスタートアップ企業では、デザインの価値をビジネスサイドに伝えることに難しさを感じるケースも多いと聞きます。GOGENの場合、金子がビジネス的な目線を持ち、経営層やほかのメンバーにプロダクトデザインの大切さを伝えてくれるので、デザインに対する社内の関心が高いですね。デザイナーにとって、やるべきことに集中できる環境が整っていて、ありがたいです。

多くの人にレリーズを届けるため、楽しみながら挑戦していきたい

ーーGOGENの強みはどんなところにあると思いますか。

不動産のみならず、IT業界やコンサル、保険などいろいろな業界からバランスよくメンバーが集まっており、多様性に富んでいる点は大きな強みになっていると思います。一人ひとりがユニークなバックグラウンドを持っていて、会話の中で学ぶことも多いです。みんな気軽に話しかけられる雰囲気を持っているので、部署をまたいで相談に乗ってもらうことも多いですね。

ーーデザイナーとしてGOGENで働くやりがいを教えてください。

現在は、新たなプロダクトのリリースに向け、社内で準備を進めているフェーズです。これまで世の中に存在しなかったものを形にしていく過程は、デザイナーとしてやりがいがありますね。これから、どんどん楽しくなっていく予感がしています。

仕事の進め方として、ただ「これをやってください」と指示されるだけではなく、今の状況で必要なことを自分自身で考え、ある程度判断することができるのも、GOGENで働く面白さだと思います。固定化されたことが少ない、一から作り上げていく仕事が楽しいと感じる人にとっては、ぴったりの環境ではないでしょうか。

ーー最後に、佐野さんがGOGENで実現したいこと、キャリアの展望についてもお聞かせください。

今、私たちが考えているレリーズの構想が形になると、不動産売買はこれまでとはまったく違う、新しい体験になる可能性があると思っています。まずはその構想を形にしていくことが、デザイナーとして最初の目標です。

新たなプロダクトを生み出すときには、デザインの視点からも、チャレンジできることがたくさんあります。どんなUIが使いやすいのか、どうすればより多くの人にレリーズというプロダクトを届けることができるのか、楽しみながら挑戦を続けていきたいです。

代表取締役CEO・和田浩明から佐野さんへ

待望のUIデザイナーが入社してくれました。UXのプロフェッショナルであるCXOの金子と佐野、2人の組み合わせで初めて、理想のプロダクト開発をデザイン面で実現できると考えています。
 佐野もインタビューで触れていますが。このフェーズのスタートアップでフルタイムのデザイナーが2名いるというのは、割と珍しいと思います。これはユーザー体験を重視していることや、不動産業界を新たな構想でリードしていきたいという、当社の姿勢の表れです。是非、新しいチャレンジとして幅を広げるだけでなく、GOGENを自身の表現のフィールドとして、存分に暴れてもらえたらと思います。


※2023年7月時点での情報に基づく記事です
(取材・文/高橋三保子)

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