見出し画像

武器はスピード感と「真摯さ」 不動産売買領域のトップ・オブ・マインドを目指す

こんにちは。GOGEN株式会社です。

GOGENメンバーの「語源」を探る社員インタビュー。

不動産業界でテレビCM企画などの経験を積んだ後、電子契約サービスや不動産テック企業でのマーケティング担当を経て、GOGENに入社した夏目恵。メンバーのコミット力や「不動産業界を変えたい」という思いに共感し、入社を決めたといいます。不動産業界と電子契約サービス、両方の経験を持つマーケターの視点から、GOGENの魅力や未来像について語ってもらいました。

夏目 恵 MEGUMI NATSUME
新卒で株式会社CHINTAIに入社し、不動産メディアの企画編集を担当。その後、ホールディング会社である株式会社エイブル&パートナーズに出向し、グループ企業のテレビCMの企画やディレクション等、広告宣伝やブランディングを手がける。弁護士ドットコム株式会社のクラウドサイン事業部、不動産業界に特化したSaaSビジネスを提供する株式会社Housmartを経て、2023年2月、GOGENに入社。


不動産業を営む家庭に育ち、不動産業界のマーケターとして経験を積む

ーー夏目さんは新卒で不動産業界に就職していますが、何か不動産に興味を持つきっかけがあったのでしょうか。

私の実家は、愛知県で不動産会社を営んでいます。小さい頃から土地の測量や中古戸建ての内見といった父の仕事現場へ連れていかれることが多く、「不動産業」はとても身近な存在でした。しかし、私が幼少期を過ごしたのはバブル崩壊後からの続く不動産低迷期でもあったので、不動産業の苦労も同時にすごく感じていて。不動産業界だけには絶対に就職しないと決めて、メディア業界を中心に就職活動をしていたのですが…、内定をいただいたのが不動産メディアの会社で、逆に運命を感じましたよね(笑)。

ーー株式会社CHINTAIでは、どんな仕事を担当しましたか。

ポータルサイトへの広告出稿営業を経て、雑誌『週刊CHINTAI』の企画編集を約3年間担当しました。大学入学を機に上京する学生を対象に、物件情報をまとめた小冊子の制作なんかにも携わっていました。当時はちょうどiPhoneが発売されたくらいの時期で、今ほどスマホが普及していませんでしたが、インターネットの需要がもっと高まるだろうというのを見越して、雑誌に掲載した記事をwebサイトでも公開しようという動きがあり、その頃からITに触れるようになりました。

ーーその後、株式会社エイブル&パートナーズに出向していますね。

株式会社エイブルと株式会社CHINTAIのホールディングス会社で、およそ6年間、広告宣伝やブランディングを担当しました。メインで担当していたのは、テレビCMの制作で、誰もが知っている有名な歌手や芸人さん、アイドルなどが出演する大がかりなプロモーションを年間3~4本ほど担当していました。企画編集の仕事は、CHINTAIの社内で完結することが多かったのですが、エイブル&パートナーズは賃貸関連事業だけでなく、保険事業や旅行事業、興行事業など、19社(2023年現在)から成る大きな組織です。グループ企業の社長や役員、広告代理店や制作会社、テレビ局、タレント事務所など、ステークホルダーとの折衝が増え、当初はかなり苦労しました。

電子契約サービスのマーケターを経て、再び不動産業界へ

ーー不動産の世界から異業種の弁護士ドットコム株式会社に移ったのは、どんな背景があったのでしょう。

大企業でのマス向けのマーケティングに関しては、6年である程度やり切ったという手ごたえを感じていました。次はもう少し小規模な企業でITの知識も学びたいと思い、転職活動を始めたのです。前職がBtoCの会社だったので、主にtoCの企業を中心に情報を集めていたのですが、その中に1社だけBtoBサービスの会社がありました。それが弁護士ドットコムの電子契約サービス「クラウドサイン」だったのです。私が入社した2018年頃は電子契約が一般化しておらず、初めはどんなサービスかも知らなかったのですが、「世の中を変えたい」というクラウドサイン事業部長(当時)の橘さんの熱い思いと、サービスの将来性に惹かれて入社しました。

事業部として初めてのテレビCM企画を担当した直後、コロナ禍がやってきて電子契約の需要は一気に増えました。CMを打っていたおかげで「電子契約といえば、クラウドサイン」の認知度が上がっており、一気にサービスへの問い合わせが増えたのです。前職時代から「どこよりも早くやること」「第一想起を獲得すること」を常に意識していたので、電子契約の黎明期にテレビCMを企画して投下できたのは、とてもよかったなと思います。その他、当時創成期だったSaaS系企業の経営者たちともイベントなどで話す機会をいただき、学びの多い2年間でした。

ーーその後、不動産系のSaaS企業に転職されていますね。

もともと仕事が好きなので、大変なことがあっても楽しい気持ちが上回って何時間でも働けるタイプだったのですが、年齢や体力的なことも考えると、そろそろワークライフバランスを整えながらキャリアをシャープにしていきたいと思ったのです。

どんな仕事がしたいかをあらためて考えたとき、実家の家業であり、ファーストキャリアでもある不動産業界が自然と浮かびました。人が新しく部屋を借りたり、不動産を購入したりするのは、人生の節目となる大切なタイミングです。そんな決断に寄り添うことに、大きな喜びを感じていました。

一方で、不動産業を営む父が四六時中働いて苦労する姿を、幼い頃から間近で見てきました。キャリアを生かし、ITを取り入れた新しいやり方で不動産業界の未来に貢献できないかと考えて、不動産テック企業に転職したのです。

WBS出演のサポートをきっかけにGOGENへ入社

ーーGOGENとは、どのようにして出会ったのでしょうか。

「できたばかりの不動産テック企業があるからマーケのことをいろいろ教えてあげて〜」とラフに紹介されたことがきっかけです(笑)そんな時「テレビ東京のワールドビジネスサテライト(WBS)で不動産電子契約サービス『Release(レリーズ)』を紹介したい」と相談を受けたのです。これまで培った人脈を生かし、電子契約に理解のある記者の方を紹介して、WBSへの出演につなげることができました。

そのときにやりとりしたGOGENのメンバーが、前向きでポジティブな人ばかりだったのです。一度やろうと決めたことを最後までやり切るコミット力やモチベーションの高さが、とても魅力的だと感じました。

不動産テックの創業者は、IT業界やメディア出身の方が多い印象ではありますが、GOGENのCEOである和田はデベロッパー出身で、不動産業界の現場を知り尽くしています。COOの佐々木とも話をして「不動産業界を変えたい」という二人の思いに共感し、正社員として入社することを決めました。

ーー現在は、どんな業務に取り組んでいますか。

マーケティングと広報業務全般を担当しています。創業から1年が過ぎたタイミングで、これまで蓄積されてきた数字をいったん整理・計測し、佐々木、営業統括マネージャーの金原と3人で、新たな戦略を立てたところです。

そのほか、セミナーの企画やホームページの改修、コラムの企画や事例取材、プレスリリースなども私の仕事です。やるべき仕事はたくさんあり、多忙な毎日ですが、そもそも好きなことを仕事に選んでいるので、精神的な辛さを感じることはあまりないですね。

GOGENの強みは圧倒的なスピード感と「真摯さ」

ーーGOGENの強みは、どんな点にあると思いますか。

自身の仕事に責任を持って関わり、結果につなげるコミット力をメンバー全員が持っていることですね。あとは、とにかくスピードが速いです。何か課題があっても、当事者同士話し合える雰囲気があり、短期間でアウトプットしていきます。

例えば私が入社した当時は、社内で情報を共有する仕組みが未完成で、マーケティングに必要な情報を集めることが難しい状況でした。情報開示の仕組みを作りたいと提言したところ、すぐに組織図が整理され、1ヶ月ほどでコミュニケーションの取り方も改善されました。

マーケティングの仕事は、基本的に時間がかかるプロジェクトが多いです。大企業では関係者の承認を集めるためになかなか先へ進まないことも多いのですが、GOGENではそういったストレスがありません。さまざまな業種、規模の組織と関わってきましたが、その中でも圧倒的に速いですね。
それでいてコミュニケーションがおざなりになることもなく、お互いの意見を尊重し合いながらプロジェクトを進めていく、いいチームワークがある組織だと感じています。

ーー入社以来、特に印象に残っていることはありますか。

『Release (レリーズ)』を導入いただいた不動産会社様に事例インタビューを行った際、「なぜ導入したのですか」と質問すると、サービスの革新性はもちろんですが、それ以上にGOGENの人や組織に魅力を感じているという方が多いのです。マーケターとして、これまでたくさんの事例インタビューを経験してきましたが、こんなに「人」を褒めてもらう取材は滅多にないので、印象に残っています。

多くの消費者にとって、不動産は一生に一度あるかないかという大きな買い物です。貴重な資産を預かる不動産業の営業担当は、「信頼できる人物か」「真摯であるかどうか」を常に顧客から問われています。不動産業界で働く方々の真摯さと、GOGENメンバーのお客様に対する真摯な姿勢がマッチした結果、信頼につながっているのではないでしょうか。

「困ったら、GOGENに相談しよう」と言われるブランドを目指して

ーーマーケターとして、今後GOGENで実現したいことについても教えてください。

不動産売買のSaaS企業といえば真っ先に思い浮かぶ、第一想起(トップ・オブ・マインド)のブランドになりたいですね。サービスを多くの人に知ってもらう、使ってもらうことはもちろんですが、「不動産売買領域でのデジタル活用で困ったら、まずGOGENに相談しよう」と思い浮かべてもらうことを目指しています。

そのために、いつかテレビCMも制作したいです。不動産業界の方を対象にしたDXセミナーは現在も行っていますが、そういったイベントも増やしていきたいですね。不動産関連のメディアと連携した情報発信も始めていますが、今後も継続していくつもりです。

ーー夏目さんが、個人のキャリアの上で目指していることはありますか。

地方の不動産会社は、地域に密着して信頼を築いてきた、世襲の企業が多いです。わが家でも父が年をとるにつれ、「いずれきょうだいの誰かが跡を継がなければ」と考えるようになりました。私が後継者になる可能性もあると思っています。同時に、東京を離れたくないという気持ちもあるんです。

今はオンラインで商談ができますし、レリーズのような電子契約サービスもあります。交通網の発達もあり、「首都圏」の概念的な範囲はどんどん広がっていくのではないでしょうか。「地元に帰らないと不動産業を継ぐことができない」という固定観念を離れて新しい方法を見つけることが、私の個人的なチャレンジです。

代表取締役CEO・和田浩明から夏目さんへ

ずっと不動産畑にいる夏目さんが入社してくださったのは、当社にとって、大きな意義のある出来事でした。不動産会社、SaaS企業、不動産テック企業、とさまざまな立場からこの業界を見てきた経験を持っているからです。夏目さんの視点は、セールスやエンジニアなどほかの職種のメンバーにとっても、不動産事業や不動産会社について理解を深めるきっかけを与えてくれていると感じます。
何より、夏目さん自身が「不動産業界はもっとこうなってほしい」という感覚や想いを持っていることが、とても大きいなと思います。業界をよりよい方向に変えていくには、顧客やユーザーに「寄り添う姿勢」と「確かな意思」が欠かせないからです。
今後、GOGENというフィールドを通じて、夏目さんが不動産とより良い関係を築くお手伝いができればと思っています!


※2023年4月時点での情報に基づく記事です
(取材・文/高橋三保子)


この記事が参加している募集

入社エントリ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?