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結局、W杯よりCLなのかもしれない

先週末、初めてUEFAチャンピオンズリーグ(以下「CL」)の試合をフルで見た。

(準々決勝1st legの3試合)
マンチェスター・シティ vs バイエルン・ミュンヘン
レアル・マドリード vs チェルシー
ミラン vs ナポリ

今回も、素人目線で書く。

W杯ももちろんアツかった。日本代表の試合はもちろんだし、前回大会のアルゼンチン vs フランスの決勝も凄まじかった。W杯は、4年に一度であること、各国のスター選手が集まること、「国を背負って戦う」ところなどが、盛り上がったり入り込めたりする理由なのかなと思う。

だが、CLの準々決勝を見て、これまで見てきたサッカーとは別の競技なのではないかとさえ感じた。テンポが速すぎるし、「パス出すところなくない?」ってところから信じられないところにパスが通る。息が合いすぎて、連携がすごい。

学校のテストでいうと、W杯は定期テストで、CLは全国模試みたいな感じなのだろうか。ABEMAの何かの番組で、本田圭佑さんも「クラブチームで活躍する選手と、W杯で活躍する選手は別」とおっしゃっていた。

W杯ももちろん、出るまでも出てからも大変だと思うが、けっこう短期決戦だと思う。代表チームとして活動できる期間はごく限られているだろうし、本大会のメンバー発表だって1カ月前とかだったと思う。

でもCLは、毎日を共に過ごし、戦っているメンバーで臨む。実力がもろに出て、言い訳が一切通用しない。そもそも本大会に出場することさえかなり難しいはず。私がよく見るスペインリーグでいうと、年間のリーグ成績上位4チームまでが出場圏内だったと思う。まぐれで入り込める世界ではない。

W杯は第三国(開催国)で試合するが、CLはトーナメント(決勝以外)はお互いのホーム・アウェイで戦うところも、熱気が高まる理由の1つなのかもしれない。

以下、先週の1st legで印象に残ったこと。


まさかのバイエルンが圧倒されている

ドイツリーグの絶対的存在、バイエルン。国内では他の上位チームに対しても圧倒的な攻撃力を誇っているように思えた。特に、カウンターが速すぎた。W杯のドイツ代表もほとんどバイエルンの選手だったと思う。日本戦のことを思い出しても、本当に強かった。

前半(0-1で終了)は、お互いの攻防が速すぎて、本当に別の競技なのではと感じていた。でも特に後半になってから、バイエルンは良くない循環に陥っていったように思えた。明らかに攻め込まれ続け、終わってみればまさかの0-3。

そんなことある…? たしかにシティも強かったが、信じられなかった。

だが、2nd legもある。仮に前半0-3で負けていて、後半に逆転は厳しいかもしれない。だが、まだ丸一試合(90分)もあるわけだ。しかもバイエルンのホーム。

ひっくり返せる可能性は普通にあると思う。

ミランの10番

数週間前、セリエA28節のナポリ vs ミランを見ていた

ミランの主軸の選手を見ていて…

8番:トナーリ選手、9番:ジルー選手、11番イブラヒモビッチ選手(CLは登録外)

この3選手はもちろん知っていたが、失礼ながら「10番の人誰だろう?」という感じだった。もはやどこの国の選手かさえ知らなかった。

「ブライム・ディアス」という選手だった。(スペイン国籍)

以下、セリエA28節ハイライトの17秒あたりから、この選手に注目してほしい。この身のこなしからのスルーパス。カッコ良すぎないか…

1:08あたりからの、2点目を決めた際の落ち着きもすごい…

今回のCL ナポリ戦 1st legでも、明らかに1点目の起点になっていて圧巻だった…

私はやっぱり、スペインのサッカースタイルが好きなのかもしれない。(スペインサッカーにハマった話:過去記事リンク

2nd leg以降のこと

バイエルンが、0-3で負けている状況から、ホームでどれだけ巻き返せるかはすごく気になる。

一方で、今のマンチェスター・シティと前回王者レアル・マドリードが、正面からぶつかったらどうなるのかも気になる。一番見てみたいカードかもしれない。

ちなみにシティは、実はCLで優勝したことがないようだ。(すごく驚き)

ナポリは、オシムヘン選手が2nd legから戻ってくるという話もある。ナポリがセリエAでのような圧倒的な強さを取り戻したら、どこまでいけるかは気になる。

でも、ミラン vs インテルのミラノダービーをCLで見たいという思いもある。

楽しみなことだらけだ。