【読書】西加奈子著『夜が明ける』
以前『舞台』や『i』などを読み、西加奈子さんの作品が好きになったことから購入しました。
あらすじ
感想(ネタバレ無)
かなり生々しくて、世間の厳しさや怖さを感じた作品でした。自分がこれまでいかに世の中のきれいな部分だけを見て過ごしてきたかを実感させられました。「俺」や「アキ」に自分を重ねてしまい、辛く感じる場面も多々ありました。
一方で、「中島さん」のような存在には希望を感じました。理想を言えば、自分も誰かにとってそのような存在でありたいなと思いました。仕事面もそうですし、仕事以外も含めた人間としての総合力という部分で。
ネタバレにもなりますので、あまり詳細は書きませんが、入り込めて読み応えのある一冊でした。