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人生は優しさの積み重ね

ある日

茶色の森の中に

とってもかわいいウサギさんがいました

ネザーランドドワーフでキレイな肌色をしたウサギさん

名前はだれにもわかりません

いつもお腹がすいているので

まいにち食べ物を探して森を歩いていました

寂しいと思ったことは一度もありません

なぜならとってもかわいいウサギさんは寂しいってことを知らなかったから

でもひとつだけ不思議な感覚に襲われていました

ひとりでいると目からお水が出てきて

キレイな森がキラキラと眩しくなるのです

ウサギさんは何を感じているのか分からず

ときどき不安になりました

そんなとき

大きい何かが頭を撫でてくれました

最初はとっても怖かったけれど

その手は優しくとっても暖かかったのです

初めて自分が求めていたもの

それが愛情だったのだと気が付きます

「今
   私は寂しくない
            だって
                 頭を優しくなでてくれたから」

肌色の温もりを求めて

森の中で食べ物を探しながら生きています

ひとりだけど愛されていることを知りました

またいつかその優しい手の持ち主に出会いたいと思いました

たった一度の愛情だったけれども

それは彼女にとって短い人生を

とっても素敵なものにするできごととなりました


おわり





子供向けの絵本も描いてみたい^^
読んで頂きありがとうございます🙇‍♀️


追記:

ネザーランドドワーフの女の子⁡
自分の名前は分かりません⁡
⁡⁡
野生の⁡動物は1人でも強く逞しく生きてるんだなとふと思い物語を描きました⁡
人間は優しさの連続があるから常に素晴らしい体験をしているんだなぁっと改めて感じます⁡
⁡つまり大切なのは感じ方⁡
小さなことにも以外と気が付かないだけで⁡
⁡実は沢山の出逢いや感動が周りには溢れているということ⁡
人間は⁡傘をさして必死に濡れないようにするけれど⁡
⁡どしゃ降りでも両手を広げて上を向けば⁡
⁡1粒1粒の水滴がとても綺麗に光っています⁡
⁡濡れたっていいじゃない⁡

幸せは沢山降り注いでいるのです⁡から
⁡⁡
⁡※ウサギさんは頭をプルプルっとすることは出来ますがそのほかの部分はペロペロしかできません。そんな時は誰かに拭いてもらわないと寒くて死んでしまうかもしれないのです。⁡



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