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思考の原資

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2014年10月の記事一覧

日本の議会政治は終焉を迎えている

 このところの喧騒とした報道にはうんざりするものがある。あっちでもこっちでも同じことを繰り返し伝えているが、この事実から核心を伝える報道は日本ではないように思う。これはもう日本の議会政治の終焉でしょう。まず、自民党の小渕議員の問題。
 これは完全にアウトであることは言うまでもない。捜査が進むにつれ、金額が桁違いな上、多事例にわたって複数、確認されるているようで、これは裏金作りというよりも、有権者に

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脊柱管狭窄症の上級者の悩み

 日本人の多くの割合でこの脊柱管狭窄症だと聞いた。ただし、腰痛や足のしびれなどの症状のない人も多く、一生、症状が出ない人もいるらしい。私の場合は、30歳代の後半、疲労の日々が続いた時、足のしびれを感じた時がその発症だった。この話はブログにも一度書いたことがあるが、あれからずっとお付き合いしている。平たく言うと、腰を反らすような姿勢を避けつつ、前かがみにならないような姿勢を保つだけである。それがだ、

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悩ましいけど、甘酸っぱくて懐かしい焼きリンゴ

悩ましいけど、甘酸っぱくて懐かしい焼きリンゴ

 毎年、諏訪の秋が訪れると待ち遠しいのが紅玉というりんごが店先に並ぶ時。今か今かとわくわくしてくる。気をつけていないとあっという間に売り切れになるが、それは、農家が限定的に育てているためと、他のりんごに比べて足が短く、収穫後一ヶ月もたせるのに冷蔵保存してもボケやすいのはあると思う。だからというのも手伝って、出回ると、ざっとひと通り紅玉をご馳走になる。これが季節の楽しみ方だ。

 私の場合は、タルト

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子育てで一番追い詰められる時

 おお、我ながらネガティブなタイトルを初っ端にあげてしまったなあ。何が書きたいかと自分に問うてみると、この一行が浮かんだ。それだけの理由だが、自分を否定せずにここからまずはスタートしてみようと思う。

 一昨日Twitterで、「娘を持つすべての父親が知っておくべき15のこと」というタイトルの、多分、米国の娘を持つお父さんだと思うが、彼のブログ記事を読んだ(参照)。書かれている内容に頷くお父さん、

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「勤王の志士」の続き

 「イスラム国」への志願者を「勤王の志士」と例えて先に書いてみたが(参照)、どうもしっくり来ない。それという元の理由は、イスラム教そのものを理解できていないからだとは思う。その理解を少しでも進めるために紹介のあった「イスラーム文化 その根柢にあるもの」井筒俊彦(前編・後編)も一応は読み、文字面かも知れないがその理解はできているつもりだが、それと、日本の若者がノコノコと神田の書店の募集広告で「イスラ

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脱藩した勤王の志士

 日本の大学生が「イスラム国」へ志願しようとしていたという報道があった。(reuters)

 イスラム過激派の「イスラム国」に戦闘目的で加わるため、シリアへの渡航を企てた男性の関係先などを警察当局が捜索した件に関しては、「警察当局が刑法に基づいて捜索を行ったことは承知している。捜査中の案件であり、詳細は控えたい」と述べるにとどめた。

 そのうえで、日本としては9月24日に採択された外国人テロ戦

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平和運動のためのノーベル平和賞

 「憲法9条をノーベル平和賞に」という運動は、日本の戦後左翼の一部の人達によって進められてきた。それがどうも結実したらしく、選考対象のリストに載った。この運動家たちの狙いは、平和賞を受賞すれば、憲法9条の国際的認知度が高まり、改憲の動きを抑制できるということだと思う。当初、それは世界に広めてくださいよと思った。もちろん改憲運動ではなく、戦争を止めて平和を願うことをだが、思い直すに、これらの運動は、

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食べ物のイベント

 なんだかものすごい勢いでパンを仕込んで参加した。そう、食べ物のイベントが市の主催で二日間にわたってあった。と言っても、過去形じゃおかしいか、今日はその二日目である。今頃は、本当なら大量のパンをガンガン作っている時間だが、流れを見て今日は作らないことにした。そのことはこの後の話で出てくるとして、新参者の私のような個人店に声がかかったのは、諏訪市の菓子組合の会員になったという理由以外に何もない。
 

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次男がオムレツを覚えてからもう10ねんにもなる

次男がオムレツを覚えてからもう10ねんにもなる

 親子で料理したのはいつが最後だったかなあ。娘は子どもを連れて東京から遊びにやってくるので、子どもと一緒に料理するという感覚ではないけど、息子達との料理は、取ってつけたような料理教室みたいな感じがあったのかもしれない。男子が料理できるというのは素晴らしいことだと思っていたせいか、なんとなく、その世界に一人くらい入ってもいいんじゃないかと思っていたら、次男はその世界で、今は修行の身になった。その次男

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