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過度に褒められた時、謙遜された時、自虐された時……全部同じ返しでOK

相手を持ち上げ自分を下げる。

これが日本人にとって美徳だと言われる態度であり、ビジネスシーンからプライベートに至るまで自己評価を低く持っている人が多い。

しかし、時に自分より上のレベルの人や同じレベルの人が過剰に自己評価が低いと、どうにもなんて返せばいいのかわからない。

とりわけ困るのが、相手を褒めたあと自分を下げる事だ。

具体例をあげるとすれば

「○○さんはすぐに昇進してもう課長だなんて本当すごいですよ。それに比べて俺は役職も上がらないし毎月カツカツで……」

「○○さんの息子さん東大合格したんですよね、尊敬します。それに比べてうちの息子は勉強せずにFラン大学に入って本当に情けなくて……」

「○○さん本当スタイルいいし顔も可愛くて完璧ですよね。それに比べて私はデブだしブスで嫌になりますよ」

などなど……

これ本当になんて返せばいいの??


相手が自分を格上に見ている以上、こちら側がさらに謙遜すればいたちごっこになるし、ありがとうございますと返すのも嫌味っぽい。

相手のコンプレックスに対して大丈夫だよと曖昧に返事するのも、相談に乗ろうとするのもきっと違う。

だからといって「よくわかっているじゃないか」と相手のコンプレックスを肯定するのも、なんだこいつと思われかねない。

仕事や勉強に関しては「これも●●課長の指導のおかげで成長出来ました」と他の人を褒めることでかわしたり、「▼▼塾に通わせてから成績が伸びて、本当あの塾のおかげです」と教材や塾を褒めることで話題をすり替えることが出来る。

ただ容姿の卑下に関しては本当にどこに地雷が埋まっているのかわからないので、愛想笑いをして終わってしまうことが多々ある。

醜形恐怖症までいかなくても、自分の何かしらに強いコンプレックスを抱いている人が多いからだ。特に客観的に見て女性はこの傾向が多い。

そんなこんなでこれらの謙遜や卑下、自分を下げたあと褒められたときなど今まで筆者がどう扱えばいいのか分からなかった日本人の習性に慣れてきた頃、共通して誰の地雷も踏まない交わし方を見出した。

それは短い愛想笑いの後速攻話題転換するというものだ。


例えば上記の例のように

「○○さん本当スタイルいいし顔も可愛くて完璧ですよね。それに比べて私はデブだしブスで嫌になりますよ」

といわれたとしよう。これに対してのベストアンサーは

「ハハッ!そういえばあの件どうなりました?」

である。

あの件というのは適当でいい。仕事で今やってる案件やちょっとしたタスク、学生なら課題とかサークルとかでもいいし、ゲームの話や家族の話でも。

本当になんでもいい。

あの件と言った後にぱっと思い浮かばなくてどもってしまってもいい。

最悪忘れちゃいましたとおっちょこちょいを演じてもいい。

大事なのは、『あの件』というなんか重要そうなワードに気を引かせること。

大概そっちが気になって自分が卑下していた内容や、愛想笑いで軽く流れさたことを忘れる人が大概だろう。

最悪流されたなと思われても悪印象にはならない。下手にフォローして相手の地雷を踏み抜くよりもよっぽど根に持たれないからだ。

会社や学校、家族間でもこれらの謙遜に悩まされた人はいるだろう。そんな人は今後とりあえず騙されたと思って「あの件どうなりました」戦法を使ってみて欲しい。

ちなみに滅多にいないと思うが、それでも話を戻されてまた自虐をしてくる人がいたらとりあえず褒めましょう。

そういう人は十中八九「そんなことないですよ〜」って言ってもらいたいだけの人なので、適度に承認欲求を満たせば解放してくれます。

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