抗体カクテルは対コロナの希望になるのか

抗体カクテルという言葉を最近よく聞く。コロナの感染者数が減らない中、次の対策として注目されてきている。対コロナの希望となれるのか、注目である。

抗体カクテルとは何か。その前に抗体とは、体外から侵入した遺物を攻撃する免疫系が作るたんぱく質を指す。その抗体を2つ混ぜて投与するため、カクテルと名付けられている。2つの抗体によって新型コロナウィルスの表面に結合し、増殖を抑える効果が期待されている。実際に臨床試験では入院や脂肪のリスクが7割減ったことが報告されており、軽症・中等症の患者さんに投与することで重症化リスクを抑え、病床ひっ迫の対策になると期待されているのだ。

もちろんメリットだけではない。アナフィラキシーショックの副反応の可能性ならびに、投与時期が新型コロナウィルスの発症から7日と投与の制約もある。

これは日本政府と製薬業界に頑張ってほしいことになるが、抗体カクテルを大量に作って、安全に接種できる環境の整備が今後必要になる。

まず軽症・中等症の人々が増加している中、その人たちにいきわたる数のカクテルを確保する必要がある。それは海外から買うのか国内で製造するのかも早急に決断しなければならない。ファイザー製のワクチンの3回目接種分を確保したと自慢している場合ではない。国民の安全を確保するためのカクテル確保戦争に勝たなければいけない。

確保した次のいきわたらせるための接種場所と接種する人の確保が必要だ。また医療機関にお願いすることになるが、ワクチンの接種も完了してないなか、さらにカクテル療法の人材の確保となると人員の適格な配置が必要になる。そこら辺の調整も先に必要になるのだろう。

先手先手に先を見た調整と判断が常に求められている内閣。おそらく今の対応は次の選挙で評価されるだろうがあまりいいものではない。

コロナの感染者が増えた場合、そもそも増加させないためにどうするか。かかった人を重症、中等症、軽症に分けてそれぞれどのように対応していくか。それぞれどのくらいの閾値があるのか。どう対処するのか。決めておかなければいけなかった。というたらればを言ってもしょうがないので、抗体カクテルをいち早く普及させること、コロナに対する治療法が他にないか、感染症対策の強化を並行して行っていく必要がある。

こういう準備できないと大変ですよね。仕事も。

ごーよー


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