熱伝導と冷却装置

なんというか、伝えるのがヘタクソだ。

いろんな思いを、うまく伝えられない。

もちろん、言葉の選択もうまくいっていないけれど、熱量もうまく伝わっていない気がする。

どんな時も冷静だね。

そう言われることが多い。

ただ、すっごく怒っていても、喜んでいても、冷静に見えているようなのだ。

でも決まって、冷静ではなくなり、ストレートな感情をぶつけてしまう時がある。

今日も感情をぶつけて、相手にイヤな思いをさせた。

実は今日だけではない。

いつも、その人達には、イヤな思いをさせている。

､､､と思う。

いゃ、確実に。

ごめん。

誰かと言われれば、電話で営業する人達だ。

なんとも回りくどく、営業する感じが好きではない。

電話を切るタイミングとか、うまい言葉で切り替えせなくて、なんだかいつも話してしまう。

いゃ、完全に情報抜き取られている。

そうだ。

相手はこちらのことを、何も知らずに電話をしてくるのだ。

だから、電気代をお安くできる「可能性」という言葉で、情報を抜き取ってくるのだ。

そんなことを、何年も前から分かっているのに、相手に付き合ってしまう私がイヤだ。

､､､イヤだったのだが。

ごめんと思いながら、ちょっと楽しみ始めている。

やばい、イヤなやつだな。

戸建てかアパートかも分かっていない。

誰が住んでいるかも分からない家に電話をする。

そんな仕事してて、そんなんでお金を稼いで、満足なのかな？なんてことを最近考えてしまう。

もちろん、あなたの選んだ仕事なんだから、私には関係ないんだけどね。

そうやって、なぜか電話を切った後には、相手のことを考えていたりする。

そして、今度そんな電話がかかってきたら、その人に聞いてみたいと思ったりするんだけど、忘れた頃にやってくる電話に、イラだった態度で対応してしまう自分に、修行の足りなさを感じる。

そんな仕事辞めたら？

いつか言ってみたいと思う。

いゃ、いつか、もうこんな仕事辞めよう！と思わせられる、冷静さをまとった熱い気持ちを伝えられるトーク力を、身につけたいと思っている。

営業のためにかけた電話が、会社を辞めるきっかけになりました！

そんなことを言わせられたら､､､

想像しただけで、ニヤニヤしてしまう。

こんなことを、前にも書いたような気がするのは、気のせいだろうか。

うん、気のせいだ。

その時とはまた、違うんだと思う。

何かが変化しているんだと思う。

うん、思いたい。