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博士がゆく 第20話「寒いと実験がうまくいかない④」

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それでは本編をどうぞ。
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前回のつづきから)

細胞くんは生理食塩水につかりながら博士に尋ねる。気持ちよさそうにしやがって。博士も久しぶりにサウナに行きたくなった。とはいえ実験がうまくいっていないのも事実だ。せっかくだからアドバイスをもらおう。

「実は年が明けてから実験がうまくいかないんだ」

「そうなのか。タンパク質複合体を形成させるための実験かい?」

「ああ。実家に帰る前は2種類のタンパク質を混ぜた反応液を50℃でインキュベートするだけで複合体を作ってくれていたんだが、ここ1週間は全然ダメだ」

「そうなんだね。まずはインキュベーターの温度を温度計でちゃんと測ることからはじめてみようか。年が明けて急に冷え込んだから、このおんぼろインキュベーターの温度調整がうまくいってないのかもしれない」

「たしかに細胞くんを50℃で培養したら死んでしまいそうだよな」

「やっぱり37℃が1番いいね」

1人と1匹(?)で笑いあうと、博士は温度計をインキュベーターに設置した。10分も放置しておけば温度がわかるだろう。

「他にも何か思い当たることはあるか?」

「1つ疑問なんだけど、複合体を観察したいのに普通のSDS-PAGEバッファーを使っていいのかい?」

「どういうことだ?」

(つづく)

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