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飲食店関係者必見!ぐるなび営業が語るヒットメニュー|おにぎり編

「飲食店のサポーター」として日々飲食店に訪問しているぐるなび営業がヒットメニューについて語ります。第3回目の今回は「おにぎり」をテーマとして飲食店の皆様に役立つナレッジをお伝えします。

はじめまして、ぐるなび営業部の中塚です!

皆さんこんにちは!飲食店支援事業部エリア営業部の中塚 智紀と申します。私は2014年にぐるなびに入社し北海道エリアを担当しています。北海道の魅力は食事がおいしいところ、人が温かいところ、涼しいところです。生まれ育った故郷でもある札幌市、そして北海道の地域経済(特に飲食店)の発展に貢献し「お店の売上・利益を伸ばすコンサルタント」であれるよう日々精進しております。特に国や地域の助成金や補助金などの情報には日々アンテナを張っており飲食店オーナー様に対してリアルタイムにわかりやすく情報提供できるよう意識しております。コロナ禍では雇用調整助成金の申請をサポートしたり、歓楽街からコロナの影響が少ない郊外への移転を提案し事業再構築補助金を申請したりと様々なサポートを行うことで飲食店オーナー様との絆を築いてきました。
私の座右の銘は「明日やろうはバカ野郎」。そして夢は「オーナー様とそのご家族を幸せにすること」です。
趣味はカラオケとサッカー!サッカーは中学時代から始め、現在は地元の社会人チームで続けています。そしてもちろん外食が大好きです!特にお米が大好きなのですが、今回は、そんな私が愛してやまない「おにぎり」についてご紹介します。

おにぎりを制する店は他店との差別化を制す

昨今、おにぎり人気が高まっていることをご存知でしょうか?
ぐるなび総研がその年の世相を反映する食を発表する「今年の一皿®」で2023年は「ご馳走おにぎり」が選出されました。その選定理由としては、①ふんだんに乗せた具材のしるしが食欲をそそり、見た目の華やかさからSNSを中心に話題となったこと②豊富な具材から選べる楽しみと飲食店で握りたてを味わうスタイルが消費者に受け、ご馳走へと進化したこと③おにぎりの消費支出額が増加傾向にあり専門店の新規開業が相次いだこと④海外でも“ONIGIRI”の名で販売され、日本の伝統的な食文化が浸透しつつあること、が挙げられています。ぐるなび総研の調査によると、おにぎり専門店の新規出店数は2022年から2023年にかけて約1.5倍となりました。(※調査対象地域は東京都、大阪市、名古屋市、福岡市)飲食店の中では比較的少額で開業できることなどから出店ハードルが低いこともあり、今後も専門店の拡大が見込まれます。また、2024年2月には一般社団法人おにぎり協会により「おにぎりサミット」が開催されており、おにぎりへの注目は高まり続けているようです。

古くから馴染みのあるソウルフードであり、世代を問わずに親しまれるおにぎり。今回の記事を通して飲食店の皆さまにお伝えしたいことは、おにぎりが集客につながるメニューであることです。

その1:アレンジがしやすく具材の差別化でおにぎりが看板メニューに

おにぎりは専門技術を必要としないため誰でも作ることができ、具材の可能性は無限大なので幅広い業態の飲食店で取り入れることができます。また、具材や見た目を工夫することで他店と差別化し集客につながる看板メニューとなる可能性があります。お店のウリやこだわりの食材を活用できるので、食材の追加発注をせずに開発コストを抑えらえるというメリットもありますね。

その2:ONIGIRIとして世界に浸透しインバウンド客も注目

「今年の一皿®」の選定理由にもあったように、海外でも“ONIGIRI”の名で販売され、日本の伝統的な食文化が浸透しつつあります。アメリカやフランスに進出したおにぎり専門店ではコロナ禍で需要が急増し、現在も連日行列ができているそうです。おにぎりは、宗教上の理由で食べ物に制限がある方や、動物性の食材を口にしない菜食主義者の方に選ばれやすいほか、日本のアニメや漫画に登場する食べ物として外国人の方々からも注目されているそうです。

それでは実際にどのようなおにぎりが提供されているのでしょうか。今回は私が所属する部署のメンバーから集めた、とっておきのおにぎり情報をご紹介します。

①ボリューム満点!食材にこだわるおにぎり専門店

おにぎりは300円からご用意。

まずご紹介するのは、おにぎり専門店の「おにぎりと豚汁 いたる」。横浜中華街の中で、あえて和食のおにぎり専門店として2023年8月にオープンしました。1個あたり200gと通常の約2倍もある大満足なボリュームです。食材には強いこだわりがあり、お米は魚沼産コシヒカリ、海苔は地元横浜で有名な創業明治27年の老舗のり問屋「蔦金商店」の海苔を使用しています。メニューは「肉そぼろ」や「めんたいマヨクリームチーズ」「漬け卵黄」など常時10種類以上取り揃えており、ひとつひとつ注文ごとに握りたてを提供。具沢山の豚汁も人気メニューです。SNSの活用でオープンから徐々に売上を伸ばし、今では日商10万円以上を売り上げる繁盛店に成長しています。

②塩むすびか醤油むすび!?選べるおにぎり

おにぎりは320円からご用意。白いお米が「塩むすび」、茶色いお米が「醤油むすび」

北海道・すすきの市場の一角にある「名代にぎりめし」は、24時間営業の行列ができるおにぎり専門店で、一番人気の「たらこバター」をはじめ、変わり種の「鮭バター」、リピーターの多い「さばトロ」など具材のラインナップが豊富です。また同店のポイントは定番の「塩にぎり」か「醤油にぎり」を選べること。具材にあわせて塩か醤油か、自分好みにアレンジができ、注文を受けてから握るおにぎりは、口の中でホロッと柔らかくほどける職人技です。朝ごはんとしてはもちろん飲んだ後の〆にもぴったりですね。イートインではおにぎりの他に、おでんなどの一品料理も楽しめます。

③元寿司職人がにぎるおにぎり

まるでお寿司のように提供されるおにぎり。つまみ系も充実

群馬県・高崎市の「えんむすび」は元寿司屋の店主が営む居酒屋で、カウンターがメインの店内です。訪れた街で「ひとり飯」を堪能するあの人気テレビドラマのロケ地となったことから、県外客からの問合せも多く、遠くは名古屋から定期的に通われているお客様もいらっしゃるそうです。元寿司職人が握るおにぎりは小ぶりでふんわりとしていて、何個でも食べられてしまいそう。具材は40種類ほどあり、定番から変わり種まで選べる楽しみがあります。居酒屋なので刺身や焼魚、揚げ物までつまみが充実しており、おにぎりと一緒にお酒が進みます。

④贅沢!仙台牛入りの炙りうにぎり

うにぎり

続いてご紹介するのは飲食店で提供されるご馳走おにぎり。宮城県・仙台市の「仙台せり鍋と個室和食 せり草庵」は、一年中せりを食べることができる貴重なせり料理専門店です。せり以外にも「気仙沼直送もうか鮫の心臓のお刺身」「金華鯖」「レア鯵フライ」「定義山三角揚げ」等の宮城・三陸のたくさんの「うまいもの」や東北・宮城の「銘酒」が楽しめます。全席個室の大正ロマン漂う空間では接待やデートにもおすすめ。同店のお食事メニューとして人気なのが「うにぎり」。名前の通り、お米にはたっぷりのウニを炙り、さらにその上にもウニをトッピング。中には仙台牛の旨煮が入っており、贅沢で1個でも満足感の高い焼きおにぎりです。

⑤貝料理専門店ならではの旨味凝縮おにぎり

肝味噌おにぎり(450円)

最後にご紹介するのは東京都・台東区にある本格貝料理が味わえるお店「焼貝うぐいす」。運営は都内に貝専門店を4店舗展開する株式会社多幸です。毎日新鮮な貝を仕入れていて、磯の香りが口いっぱいに広がる鮮度抜群の貝のお刺身をはじめ、貝なめろう・牡蠣の沖漬け・貝のうまみたっぷりの出汁巻き玉子など、多彩で魅力溢れるお料理やこだわりの日本酒が揃います。同店で提供している〆のおにぎりが「肝味噌おにぎり」です。貝の肝を混ぜた味噌を炙った香ばしさがたまらない。貝料理専門店だからこそ味わえるとっておきのおにぎりです。「そろそろ〆を」と思って注文したはずなのに、このおにぎりをつまみに日本酒ももう一杯。いつまでも〆られなくなる、アテとも言えるおにぎりです。貝出汁のお椀とも是非合わせてもいただきたい逸品です。

おわりに

今回は専門店から飲食店で提供されているものまで、5店舗のこだわりのおにぎりをご紹介しました。
最後に、おにぎりを工夫するメリットのおさらいです!

その1:アレンジがしやすく具材の差別化でおにぎりが看板メニューに

その2:ONIGIRIとして世界に浸透しインバウンド客も注目


今回の記事が、貴店のおにぎりメニュー考案の一助となれば幸いです。私も早速、新たなおにぎりとの出会いを求めて大好きな外食にいきたいと思います!次回の記事もご期待ください。

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