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【漫画】得意不得意11「格ゲーが得意!」

なぁ。お前得意なことなんかある?

うーん。どうだろう。毎日テレビを決まった時間だけ見るようにしてることぐらいかな?勇太は?

俺はとにかく、格ゲーが得意!身長5メートル。どんなムキムキマッスルな鉄の巨人でも、俺の腕があれば、一瞬でKO!

それは凄いな。僕なんか、コントローラー握らされても、パンチの出し方すらわからずに、一気に袋叩きにされて、瞬殺だよ。一体どうやったら、そんな上手くなれるの。

ぶっちゃけ、俺も最初はお前と同じ。ちゃんとした攻撃方法すらわからず、負けてばっかだったがよ。プロの格闘家の動画とかみながら、何度も練習してる内に、普通に闘えるようになったぜ。

なるほど。やっぱ、「プロを真似る」のが一番ってわけか。僕はすぐ何でも自己流で始めちゃうからな。先人たちの力を借りる。それが成長のためのベストな方法論なんだね。

まぁ、ただ「俺は強くなりたいんだああああ!!」って、必死に木を殴ってばっかでもつまらないから、やっぱとにかく楽しむのが重要じゃね?相手を倒した爽快感をいつも頭でイメージしながら闘うとか。

楽しさを軸にしないと、いやいややってても、中々上達しないもんね。やっぱ、格ゲーは、「相手を倒す爽快感」を得るのが一番大事。でもそうなるとちょっと難しいな。技術を得るのが先か、相手を倒すのが先か。うーむ。悩む。

ま、そこは「どっちも」じゃね?「くそ!何で負けたんだ!」っていう悔しさとか「この技があれば、アイツにも勝てるかも!」って期待が、どんどん自分を成長ささる。

両方あるからこそ、崖っぷちで闘志を燃やして、メラメラ頑張れるってことか。個々の色んな気持ちが混ざり合う、熱いリング。あぁ、考えただけでもワクワクして来た!僕も、もう一度格ゲーに挑戦してみようかな?今度はちゃんと、動画とか参考にしながら。

でも、良いな勇太さんは。他人に誇れる特技があって。僕なんか、人にアピールできること一つもないから。

は?何言ってんだ?

リングの外で応援してくれる人も、俺たちにとっちゃ立派なファイターなんだよ。だから、お前も、俺と同じ格闘家。これからも応援頼むぜ、熱い声のファイターよ!

勇太・・・!

じゃあ、今度勇太の試合見るときは、拡声器を持参するよ!パイプ椅子は流石に持ち歩けないけど、拡声器ぐらいなら僕でも扱えるもんね。

なんでいきなり、リアルなプロレスの話になってんだ!てか、今の時代拡声器だろうがなんだろうが、武器は基本持ち込み禁止!!

おしまい。

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