【漫画】ハイスクールシンドローム１３「音楽」
前田。次の授業何だっけ？
音楽だろ。今日も楽譜に出てくる記号の勉強じゃね？
楽譜か。俺自慢じゃねーが楽譜は全く読めねーぞ！
おう。そこ普通に自慢するとこじゃねーからな。けどぶっちゃけ、俺も楽譜全然読めねーな。本当はギターとかもやってみたいし、読めるようになったら最高なんだけど。
まぁ、そりゃ楽譜がスラスラ読めたら楽しいだろうな。ほら、休み時間にクラスの生徒が「先生これ弾いて！」ってピアノのリクエストする時あんじゃん？それで先生即興で何でも弾きやがんの！あれマジ頭どうなってんだろうな。同じ人間とは思えないほど、ガチでジーニアス。
さすが先生って感じだな。後、普通に休み時間に、遊び感覚でピアノを弾く女子とかもいるな。まさに「プロの技をまじまじ見れる特別な機会」って感じで、「なんか俺みたいな音楽音痴が無料で聞いてすみません」って気持ちになる。
やっぱあれだろ。ピアノが上手い人は、プロ棋士と同じで、頭の中にもう一つ鍵盤があるんだろうな。それで弾きながら未来を予測して、自由自在にスラスラ弾ける。もちろん相当な努力を積んだからなんだろうけど、やっぱ、才能っつうの？音楽が得意な人はマジで憧れるよな。
一般ピーポーの俺たちには、カラオケかリコーダーでチャルメラ程度が限界だもんな。でも、そんな音楽の達人に、授業で直接音楽の知識を教えてもらえるってのは、願ってもない幸せかも。
ま、でもぶっちゃけ、お前が音楽苦手で良かったかも。
は？なんだよそれ。まさか、「俺と一緒に仲良く赤点取りましょう！」って言うんじゃねーだろうな。
だって、もしお前が絶対音感持ってたら、一緒にカラオケ行った時、「そこ半音高い！！」って突っ込まれてたもん。ま、お前は優しいから、実際、俺の要らぬ心配だと思うけどさ。
きゅん・・・！
今のそれ若干、絶対音感の人をディスってんだろ？ちゃんと謝れ。ビブラートで謝れ。
すみません〜んン゛ん〜ん・・・ゲッホゲッホ！！こら、人に慣れないことさすな！喉が裏返りそうになったわ！！
おしまい。
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