【漫画】得意不得意９「作曲が得意！」
なぁ。お前得意なことなんかある？
うーん。どうだろう。ゆで卵作るのが上手なことぐらいかな？勇太は？
俺は、とにかく作曲が得意！俺に任せれば、どんな動画のBGMも、雰囲気ぴったりで作曲できる。
それは凄いな。僕なんて、作曲どころか、音符の意味すら理解してないよ。一体どうやったら、作曲ができるようになるの？
ぶっちゃけ、作曲って言ってもガレージバンドで、元からある素材を合体するだけだけどな。けど、何回か挑戦する内に、だいぶコツが掴めて来たぜ。数字がでかいほど、テンポが早い曲とか。同じテンポの素材同士じゃないと、うまく曲にならないとか。
ガレージバンドか。僕のパソコンにも入ってるけど、一回も触ったことないな。まず普段の生活で、「よし、音楽作ってみるか！」って、絶対ならないし。
まぁ、俺はなんでも気になっちまうタイプだからな。特に暇な時とか、「このアプリって何に使うんだ？」って取り敢えずクリックしてみたり。まぁ、ガレージバンドの場合は、元から自分から挑戦したけど。
なるほど。やはり、何事も好奇心が大事ってことですか。でもやっぱり、音楽が自分で作れるって良いな。僕も勇太みたいに自由に作曲ができたら、最高なんだけど。
言って俺もまだ始めたばっかだぜ。まだ、「どの鍵盤叩けばドラムが鳴るか」とかも全然わからねーし。
「鍵盤を叩けばドラムが鳴る」って言葉の意味も、僕には意味不明だけど、とにかく、わからないながらも挑戦した、勇太の勇気に感服だな。だって僕だったら、「うわっ！変なボタン押しちゃったかな？元に戻らない。どうしよう！」ってなったきり、即逃げ帰っちゃうもん。
でも、良いな勇太さんは。他人に誇れる特技があって。僕なんか、人にアピールできること一つもないから。
は？何言ってんだ？
お前はいつも俺に鼻歌で良い音楽を提供してくれるだろ？だから、俺にとってはお前は最高のDJ。これからも選曲頼むぜ。俺のイカした相棒！
勇太・・・！
仕方ないなぁ。勇太がそこまで言うなら・・・ヘイ！ヨウ！今夜も一曲ぶちかましてやるぜ！ついてこれるか、Boys & Girls！！
いや、めっちゃ乗り気じゃねーか！しかも普通に司会もうめーし！！
おしまい。
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