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だから私はガラパゴス⑥:アプリディレクターチーム マネージャー 綱藤美里

「プロセスとテクノロジーで人をよりヒトらしく」というフィロソフィーのもと、メンバーが自分らしく働ける環境づくりを目指しているガラパゴス 。このシリーズ企画「だから私はガラパゴス 」では、ガラパゴスで働くメンバーが大事にしている価値観やはたらき方、現場の雰囲気や具体的な仕事の進め方を、メンバーそれぞれの視点でご紹介していきます。

第六弾はAIR Design for Apps事業部 ディレクター/デザイナーチーム マネージャー 綱藤美里さんです!

はじめまして、綱藤 美里(あみとう みさと)と申します。ガラパゴスには2018年に入社し、2022年の3月よりスマホアプリを開発している事業部にて、ディレクター兼デザイナーチームのマネージャーに就任しました。

出身は喜多方ラーメンが有名な福島県です。大学卒業後地元の企業に入社しましたが、転職を機に上京し、現在は都内で夫とかわいいモンステラと一緒に暮らしています。高校生の頃は、ほぼ幽霊部員だったのですが、生物部、放送部、文学部を兼部していました。ただ、生物部には比較的顔を出していて、生物のお世話や、粘菌の研究、貝類の生態調査などに楽しく取り組んでいましたね。夏の強化合宿では生物の先生による講義を朝までみっちり受けた後、遺伝子をテーマにした名作「ガタカ」を観て感想を語りあったことも。今となっては良い思い出です。

クライアントであるBAYCREW'S様のJOURNAL STANDARD FURNITUREで、一目惚れをして購入したモンステラ。リモート勤務の癒しに。

大学では産業情報学科のデザインコースで、建築を専攻していました。とはいえ絵が全くダメで、、、必修のデッサンで友達の肖像画を描いた時は、友情があやうくなるほどの出来栄えだったことを憶えています(笑)建築については教授から「なかなかセンスあるね」と言われ、私自身、図面を引くのも好きだったのですが、就活の時に建築業界の雰囲気を見たり、いろんな話を聞くうちに、自分には向いていないのでは?と思い始めていました。
一方で、産業デザインの授業で触れたWebデザインは、ワイヤーフレームをつくる工程などが建築図面に通じるところがあり、新しいモノ好きな性格もIT業界に向いているかもと。おしゃれでクリエイティブなデザイナーのイメージに憧れていたということもあり、卒業後はITスタートアップに入りデザインの道を志しました。

デザイナー志望からディレクターの道へ

入社を決めた会社は、大学発のスタートアップ企業ということもあり、少ない人数ながら本当に色々な仕事をしていました。クリエイティブ制作もそうですが、サービスデザインのワークショップ開催やHackathonの運営といったことまで。入社直後はデザイナーのアシスタントに付き、ひたすら画像を切り抜いたり、サンプル画像を集めたりと、地味な作業に取り組んでいましたね。それでも、憧れのデザイナーの側で業務を学べるのは嬉しくて、毎日充実した日々を過ごしていたのですが、そんな想いとは裏腹に、早々にWebディレクターに配置換えされてしまいます。

その時は本当に、残念というかショックというか、、、とはいえ周りは全員美大卒で、子どもの頃から絵を書くのが得意だった人たちばかりなので、そんな人たちに敵う訳ない、しょうがないのかなと。デザイナーへの思いを残しつつも「ディレクターの道で強みを見つけよう」と半ば強引に気持ちを切り替えたんですね。転身してからは、地元の企業を中心に様々なホームページを制作しました。クライアント企業の魅力や強みを訴求するために、提案内容や構成案を考えることにやりがいを見出すことができ、気づいた時には、Webディレクターという職業に楽しさを覚えるようになっていました。

産官学連携イベントでサービスデザインの勉強会を開催していた経験から、スキルや背景の異なるチームが協力してモノづくりするためのコツを学んだのだそう。

次のステップを目指す中、ガラパゴスと出会う

Webディレクターとして数年を経過した頃、仕事が順調である一方で、何か物足りなさを感じるようになります。地域密着型の仕事にやり甲斐を感じてはいたのですが、仕事の内容が限られていたこともあり、もっと新しいものに触れたいという気持ちがずっとあったんですね。とはいえ、地方では理想の転職先がなかなか見つからず、迷った末に上京を決意します。
そんな時に、ガラパゴスからスカウトの連絡をいただきました。職種はアプリディレクター。Webディレクターの経験しかない私に声をかけてくれたということに、純粋にありがたいなと思いましたし、何か新しいことにチャレンジしたいと考えていたこともあり、選考に進むことにしました。初めは、未経験の職種で本当に大丈夫か、自分に務まるのだろうか、と心配ではあったんですが、社長や役員陣との面接がカジュアルでとても親しみやすく、前職と似たギークな雰囲気に、一瞬で打ち解けたというか(笑)不安を払拭してくれましたね。
ガラパゴスは、趣味や家庭など仕事以外の部分にも重点を置いていて、柔軟な働き方をしている人も多いと。そこにとても惹かれました。仕事を楽しく、長く続けていくには柔軟な働き方ができる環境が必要だと感じていたので。
それと、当時ホームページに載っていた社員の集合写真が、イキイキと、本当に楽しそうにしていて「この人たちとならやっていける」と思えたことが決定打となり入社を決めました。

不安と試行錯誤の大型プロジェクト運営、そして現在

2018年にガラパゴスに入社、それからは、本当に怒涛の日々でした。新しい環境で未経験の職種。とはいえ、開発の進行管理という点では前職の経験を応用できたので、全く歯が立たないということはなく、技術面でも「それってWebで例えるとこういう事だよね」と類似点も多くて。何より、分からないことは周囲に聞けば教えてくれるという安心感があり、仕事にやりがいを感じるようになりました。

入社してからは主担当のプロジェクトがなかったので、会社HPの事業部のページリニューアルを担当したり、サブディレクターとしてプロジェクトに参加して、ガラパゴスのアプリ開発を学びながらUIUXの設計に携わったりしていましたが、1年ほど経過した時に、初めてアプリのディレクションを任されることになります。それが、大手アパレル企業ベイクルーズさんの公式通販アプリ『BAYCREW'S STORE アプリ』で、他社からの引き継ぎと継続的なサービス改善案件だったのですが、本当に試行錯誤と失敗の連続でしたね。任された大役をしっかりと果たしたいと思うものの、志だけでプロジェクト運営が上手くいくはずもなく、布団に入ると心配事が次々と頭に浮かび眠れない日が続きました。重責に耐え切れずに会社のトイレで泣いたことも。それでも、モノづくりに対して本当に真剣なチームメンバーが辛抱強く見守りサポートしてくれたおかげで、クライアントさんに満足してもらえるアプリを開発することができました。結果的に、『BAYCREW'S STORE アプリ』は3年以上継続しているプロジェクトとして、現在も良い関係を築かせていただいています。

当時の目標設定シートに「各セクションのメンバーそれぞれが強みを活かして、付加価値の高いサービス改善ができるよう努めていきたい」と書いたのですが、デザイナーを志しながらも実現できなかった経験から「モノづくりをする人が働きやすく、能力を発揮できる環境を作りたい」と強く感じていたんですね。この『BAYCREW'S STORE アプリ』の案件があったからこそ、この想いがさらに強くなりました。

前職、社内研修用ワークショップ開発の一コマ。メンバーそれぞれの強みを活かせる環境づくりに現在も役立っています。

これからも、「プロセスとテクノロジーで人をよりヒトらしく」

ガラパゴスの企業理念は「プロセスとテクノロジーで人をよりヒトらしく」ですが、「プロセス」という言葉が正直なところあまり好きではありませんでした。機械的で効率を重視するイメージが強かったからなんですが、『BAYCREW'S STORE アプリ』をはじめ複数のプロジェクト運営を通して「プロセスを作るのは人である」という基本的で、最も大切なことを改めて実感しているところです。試行錯誤を繰り返し、人が持つ様々な感情の変化を経て、効果的なプロセスは作られていくのだと感じています。これからもこのフィロソフィーと人を大切に、メンバーが楽しく働き、成果を出せる環境を作ることができるよう邁進していきたいです!

休日にはよく友人とランチへ。楽しい話題を肴にお昼から飲むビールは格別!

ガラパゴスでは、アプリディレクターをはじめ、一緒に働くメンバーを募集中です!

(文責:武石綾子・前川敦子)