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パン職人の修造 101話〜149話 江川と修造シリーズ

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独立して江川と店を始める修造。パン職人として、経営者として、一家の主人として。頑張れ修造。
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2023年4月の記事一覧

パン職人の修造108  江川と修造シリーズ リーブロプレオープン

パン職人の修造108 江川と修造シリーズ リーブロプレオープン

修造は大坂を店のテーブルに座らせてコーヒーを飲ませた「みんな前の店のやり方があるんだな、この店のやり方とかまだ身についてないから揉めたんだよ」

「すみません、カッとなって」大坂ががっくりパワーダウンしてきた。

「俺、すぐカッとなるんです」

「うん」

「前の所でも喧嘩して」

「それで辞めたのか」

「はい、でも折角入ったリーブロ、俺辞めたく無いです」

「うん」

ところで今パンを焼く人間

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パン職人の修造107 江川と修造シリーズ リーブロプレオープン

パン職人の修造107 江川と修造シリーズ リーブロプレオープン

さて、撮影が始まった。

マウンテン山田と桐田が駐車場の入り口から駐車場が広いとか花が咲いてて綺麗とか説明しながら建物に近づいて来る。

きっとスタジオではコメンテーターなんかが見ている画面に「パンの世界大会の覇者のお店リーベンアンドブロート」とか画面に大写しにされるのだろう。

マウンテン達がやっとこっちに辿り着いた。

修造と江川が入り口に立っている。

「はい!こちらが世界一の男!田所修造シ

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パン職人の修造106 江川と修造シリーズ リーブロプレオープン

パン職人の修造106 江川と修造シリーズ リーブロプレオープン

新しくお店を構える時

それが初めての時

様々なトラブルが起こる。

そしてそれは大抵お客様の目に入らない裏側で起こる。

あの古びた建物は塗り替えられ、壁紙も床も綺麗になった。棚もテーブルも椅子も、そしてレジ台も整った。

外にはまだ植えたばかりの花が咲いていてドイツ風のタイルと芝もカッコいい。

そんなパン屋

Bäckerei Leben und Brot(生活とパン)がとうとう出来上がっ

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