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【Glocal Shift Programme】~熟議振り返り・課題解決における視点を拡げるワーク編~

こんにちは!インターン生の三谷(マリン)です。
熟議が終わり、8/5~8/6はチーム活動探求に向けて、熟議での学びを振り返り、課題解決に向けてどんな視点を持って考える必要があるかを皆で考えました。

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〇チェックインの様子

ワークの始めに緊張をほぐし場を温めるために、お題を選んで対話を行います

〇高校生の声(一部抜粋)
・旅行行くならどこがいい?
・推しは?
・学校で何してる?
・生徒会長のやりがいは?
・フィンランドの教育に興味がある。
など

振り返りワークの集合写真

〇熟議とフィールドワークの振り返り

熟議全4回とフィールドワークの振り返りは、少人数グループに分かれ、それぞれ「どんなことが学びになった?」「印象に残った言葉は?」などを中心に対話を行いました。

熟議①中野貴行氏(特定非営利活動法人Piece of Syria 代表理事)編

〇高校生の対話の様子(一部抜粋)
・シリアに対するマイナスイメージがあったけど、現地の様子や実際に足を運んでいる中野さんが見ている世界は、全然自分のイメージとは違いマイナスな部分だけでないと感じた。
「信じるな、疑うな、確かめろ」が心に残っている。
・できることに意味を見つけるのは難しいけど、できることがないとなりたい自分になれない。今のうちからやりたいことを増やしたい。
・「人生イコール時間」という部分が一番印象に残った。何に時間をかければいいか考えたい。
・やりたいことはとことんやっていきたい。
シリアのニュースを鵜吞みにせず、中野さんの経験を聞いて、自分がみたニュースの先入観について違うんだなと思った。
・中野さんの話を聞いて自分の可能性が広がった。2年で英語とアラビア語をマスターしたのすごい。

▼ 中野さんの熟議レポート ▼

熟議②緒方江美氏(アフリーダ・オー・ブラート氏)編

〇高校生の対話の様子(一部抜粋)
自分を貫こう!かっこいいと思った。日本人は周りに流される。こんな生き方ができるのがかっこいい。
・【高校生同士の質問】自分は自分、他人は他人の考えをしても行動するのは難しい、どうやってする?
「好きだから、楽しいから、やりたいから」が印象に残った。自分は音楽が好きだけど、楽器を買うにはお金がかかって行動に制限がかかってしまう。それを考えたらもうやめようと思ってしまうけど、自分の気持ちを大切にしたい。
・自分は自分、他人は他人と線引きするのはすごい。
・【マリンの質問】2人のやりたい・好きの基準って何?
 →やってたら楽しいなと思う時。
 →やり始めたら止まらない時。楽しかったらそれは好きな事。
・【マリンの質問】好きなことやれてる?
 →やれてる!!!
誰から何を言われてもやめない。言われてやめたら、後々後悔する。
・自分と好きがあう仲間や共通の仲間を増やしていく。仲間と相談することやよろこびを分かち合う方が楽しい。
・【高校生同士の質問】何か言われたら「うっ」ってなるのでは?どうやって続ける?
→楽しいけどやめた方がいいのかな?と思うこともある。続けてたら、自分のやりたいことに役立つかも、続けて損はないと思えたらいいと思う。

▼ アフリーダさんの熟議レポート ▼

熟議③今井 紀明氏(認定NPO法人D×P(ディーピー)理事長)編

〇高校生の対話の様子(一部抜粋)
「行動を起こしてアクションして欲しい」が一番響いた。
→本や映画をみたり、少しずつでいいから行動をすることが大切
他の人を助けために、助ける人たちに認められるためには知識をつけるのが大切。
→今井さんの言う思い切って行動してみた感じでこのプロジェクトへ参加を決めた。
人よりいい環境にいることを後ろめたく感じなくていいんだと思った。
→世界にはご飯が食べられない人がいて、自分はご飯食べられていることについて後ろめたく感じていたが、そうではないことを学んだ。そんな部分を強みに変えていきたい。
・【高校生同士の質問】周りで経済的に苦しんでいる人がいたらどうする?
→生活保護等などサポートしている団体や国の制度を調べて一緒に考える。
・「何に興味があって何に取り組むか」印象に残った。
→興味があることにとことこん行動を起こしたい。
「日本の中で同じ世代でアルバイトをしていても経済的に苦しい人がいる」ことに驚いた。
なんで学びたいかという理由があると、学ぶことに対する姿勢が変わる。

▼ 今井さんの熟議レポート ▼


熟議➃牧田 恵里氏(株式会社tsumug 代表取締役社長 / awabar kyoto店長)編

〇高校生の対話の様子(一部抜粋)
・「DAO」についてむずかしいことばでかかれていてわからなかった。
「なぜ日本円を信用しているのか?」という問いが気になった。
「DAOは人によって考えるものが違う」が印象的だった。
・DAOについてわからなかったけど、他の受講生の話をきいてちょっとイメージができました。
・「仮想通貨」自分で聞いてめっちゃ難しいと思った。
「えりさんが経営しているawabar」に行ってみたいと思った。高校生がいけるbarに魅力を感じた。
・仮想通貨は今流行っているだけで、すぐ廃れると思っていたけど、ずっと使われているのはすごい。
・【高校生同士の質問】仮想通貨を使ってみたいと思う?
・【高校生同士の質問】仮想通貨の取引をやってみたい?
→やってみたいけど難しい。
・【高校生同士の質問】「DAO」についてもっと知りたい?
→難しいから自分から調べようとは思わない。誰かから教われるなら理解したい!

▼ 牧田さんの熟議レポート ▼


フィールドワーク①京都企業訪問山本昌作氏(HILLTOP株式会社 代表取締役副社長)編

〇高校生の対話の様子(一部抜粋)
「儲かるより楽しむを優先すべき」「楽しくなければ仕事じゃない!」が心に残った。
・社員さんがお仕事に対してモチベーションが持てることは会社の雰囲気にあるというのが分かった!
・TikTokの使い方を教えてもらった!TikTokで情報収集をしている方がいる。
「量産はしない。多品種単品。利益より満足感が重要」が印象に残った。
楽しいという気持ちが大切。楽しいがどんどんやっていくきっかけを作る。
「探求心、成功するまでする」という言葉が心に残った。

▼ HILLTOPさんのFWレポート ▼

学びをシェアし、高校生同士で質問し合いどんなところに面白さを感じたのか、学んだことを活かすにはどんな行動を行ったら良いのか話し合っている姿を見て、「もっと対話している時間に浸っていたい!」と感じました。


課題解決の糸口である「SDGs」についてインプット!

グローカルスタッフの木下さんから課題解決の考え方や視点について共有していただきました。共有頂いた内容を基に高校生の興味関心からチーム分けを行っていきます。

〇みんなのSDGsの理解度を10段階で表すと?

※10(学校などで勉強して何なら木下さんの代わりに説明もできる!)~0(全然知らない!)

話を聞く前は、みんな「7」「8」と答えていました。

〇木下さんのお話しを聞いた後の高校生の感想(一部抜粋)
・まだ自分が知らなかったこともあったので、より一層SDGsの知識を深めることができました!
・自分は今まではSDGsだと、ジェンダー平等とか飢餓の方に興味があったけれど、講義を受けて、自分が面白そうと思ったことが変わってるなと気づきました。

チーム活動に向けて始動!

次回チーム活動キックオフに向け、それぞれが関心のあるテーマについて考えを深めるワークを行いました〜!

ワークは、高校生が作成したプロジェクトシートをもとに自分の興味関心のあるテーマについて発表し、他の高校生やスタッフ、プロボノから質問をもらい、そのテーマについての自分の考えをブラッシュアップする時間をとりました。

🌞8/6時点のメンバーがチャレンジしたいテーマ(抜粋)🌞
・食品ロス
・男女の雇用率、給料や活躍できる場の数の差、偏見
・貧困、男女差別、他の国が要因で自国に起こる環境汚染
・日本の今の教育の問題について
・みんなが質の高い教育を受けられていない
・地方の過疎化、少子高齢化について
・言葉のいじめをなくしたい

〇高校生のテーマ、質問、フィードバック

★フィンランドの教育に興味がある高校生

テーマ:日本の教育をより良くしたい!
・日本にいる全員が質の高い教育を受けられるようにしたい。
・日本の教育問題について取り組みたい。

◇他の高校生、大学生、社会人からの質問(一部抜粋)
・そもそも質の高い教育ってなんだろう?
・具体的にどんな教育があるといいの?

このような質問を受けて、「自分なりの質の高い教育の定義を考えたり、現行教育の中で曖昧な表現を使っていた部分が整理されて、調べるべきことが見えてきました!」と前進!

★街おこし・地方創生に興味がある高校生

テーマ:地方の過疎化、少子高齢化について
・自身が住んでいる町は少子高齢化と過疎化の問題を抱えている。
・将来今住んでいる街がなくなってしまうのではないかという危機感を感じた。

◇他の高校生、大学生、社会人からの質問(一部抜粋)
・過疎化の原因はなんだと思う?
・街から出ていく人を減らす方か新しい人に来てもらう方かどっちにアプローチしたい??

「自分の中で整理しきれていなかったことが整理でき、自分とは違う視点から考えるきっかけになりました!」と成果ありの様子でした!

フィードバックや質問を参考に課題修正後の発表では、「視野が広がった」や、「調べたいテーマが絞り込めた」という声を他の高校生からも聞くことができ、それぞれが今までになかった視点を取り込むことができるワークになりました。

8/6の集合写真「みんなでポーズ!」

以上2日間かけてのインプットの振り返りと探求したい課題のブラッシュアップの様子をお届けしました。
次回からチーム活動探求に向けてワークが始まります!高校生がぐんぐん成長していく姿がとても楽しみです。


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