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データアナリストがリサーチPJに取り組んだ経験から感じたこと

はじめに

こんにちは!グロービスでデータアナリストをしている松浦です!
私は、普段、主にデータ分析に従事しています(データアナリストなので当然ですね!)。

一方で、先日、データ分析ではなく、リサーチのPJをリードさせてもらう経験をしました。
初めてのことも多く、大変ではあったのですが、やはり新たなことへの挑戦は気付きや学びが多く、振り返ってみると、とても良い経験だったと感じています。

今回のブログでは、その経験を通じて感じた「グロービスのデータサイエンスチームの特徴や取り組んでみて良かったこと」、について記載していきたいと思います。

伝えたいポイントは以下の3点です。
①グロービスのデータサイエンスチームでは、データ分析だけでなく、リサーチにも積極的に取り組んでいること。
②データ分析者としてリサーチPJに取り組むことで普段にはない学びがあったこと。
③グロービスはデータサイエンティスト・アナリストが自律的にキャリアを形成し、スキルを広げていくためには、とても良い環境であること。

グロービスのデータサイエンスチームのことが気になる方にとって、少しでも参考になると嬉しいです。

伝えたいポイント①:グロービスのデータサイエンスチームにおけるリサーチの取り組み

グロービスのデータサイエンスチームでは、主に、GLOBIS 学び放題という社会人学習のためのデジタルサービスに関して、プロダクトログや業務データを用いた分析を行っています。

加えて、グロービスのデータサイエンスチームでは、データ分析に留まらず、積極的にリサーチも行っています
その理由として、学習サービスでは、受講者の行動変容(具体的には、学ぶ意欲を高めること)が鍵になるため、データに限らず、ユーザー(受講者・育成人事)の理解を深めることも重要であるためです。
実際に、具体的な機能開発や特定の業務課題に対して、分析のみならず、GLOBIS学び放題の受講者に対するリサーチも行い、プロダクト開発を分析とリサーチの両面からサポートしています。

このような背景もあり、今回私が担当した新たなリサーチPJでも、データサイエンスチームでリードして、調査を行なっていくこととなりました。
(なお、具体的なリサーチPJの経緯や結果については、長くなってしまうので、参考として本記事の最後に記載しています。ご興味ある方は読んでもらえると嬉しいです。)

伝えたいポイント②:データ分析者としてリサーチPJに取り組むことで、普段にはない学びがあったこと

今回、私はこれまでの仕事で初めて、リサーチPJのリードに挑戦しました。
この過程では、普段の分析業務に取り組むだけでは中々学ぶことができない内容がたくさんありました。
具体的には、以下のような学びが印象的でした。

・市場調査・マーケティングリサーチの設計スキルを身につけることができたこと。
今後、グロービスのアナリストとして事業課題解決に貢献していくために、データ分析だけでなく、リサーチのスキルを身につけることは価値があると考えられます。
また、リサーチの中でも、規模が比較的大きな市場調査やマーケティングリサーチの経験を積めることは中々無いので、今回、そのノウハウを経験することができたのは、大変ありがたい機会だったなと思います。
実際に、調査設計をやってみると奥が深く、設計の段階でPJメンバーと多くの議論を重ねました。
グロービスには、元々、調査会社でリサーチャーをやっていた方もおり、その方から設計についてアドバイスをもらいながら進められたことも、大きな学びになりました。

・アンケートデータならではの分析に取り組む機会となり、分析の引き出しが広がったこと
アンケートデータの分析は、普段扱っているデータセットとは内容が異なるため、普段の分析業務では中々実施する機会が無いような分析手法にトライする良い機会となりました。
これまで利用したことがない新たな分析手法を学んだり試したりすることで、自身の分析スキルの引き出しを広げることができました。

・自分が身を置く業界(社会人学習や人材育成)の解像度を高めることができたこと。
設計から分析・解釈・レポート作成までの一連の流れで、社会人学習や人材育成に関する知識や視野が大きく広がる機会となりました。
実際に、設計やレポート作成の過程では、多くの社内資料や他の調査レポートを参照する機会があったため、自然と、社会人学習や人材育成に関する知識や視野を広げることができました。
データ分析者は、中途社員が多かったり・(業務がデータ分析に集中しているタイプの場合)そもそもドメイン知識に触れる機会が少ない、といった理由で、業界特有のドメイン知識が少ないパターンが多いです。
一方で、事業会社のデータ分析者として、能動的にデータ分析を通じて事業貢献できるようになるためは、ドメイン知識や業界の解像度も併せて高める必要がありますので、今回の経験はとても良い機会になったと感じています。

伝えたいポイント③:自律的なキャリア形成・スキル拡充のために、グロービスはとても良い環境であること。

グロービスでは、「キャリア開発・能力開発は個人が主体的に行うもの」という考えのもと、本人の希望次第で、様々な制度を用いてキャリアを自ら設計していくことが可能です。

GLOBISデータサイエンスチームの紹介スライドより

今回、私はリサーチに関するスキルを伸ばす良い機会と捉え、リサーチPJをリードさせて頂く機会にチャレンジしました。

また、私は他にも、上記の「他職種への挑戦(20%ルール)」を利用し、職務の幅を広げるトライを行っています。
具体的には、現在、私は、GLOBIS学び放題のカスタマーサクセスチームと兼務しています。
この狙いとしては、ビジネスサイドの知見や経験をより近くで感じたり、見聞きすることを通じて、データ分析に留まらず、データの利活用を実践的かつ効率的に進められるようになるスキルを身につけるためです。

なお、誤解無いように、一応補足させていただきますと、データサイエンティストやアナリストのデータ分析以外の領域への取り組みが必須という訳でもありません。
当然、データサイエンス領域に特化して専門性を伸ばしていくキャリアパスも準備されています。
(また、グロービスのデータサイエンスチームでは、当然、データ分析課題をメインに扱っています。)

お伝えしたいことは、グロービスでは、会社から定められたキャリアパスを(強制的に)辿るのではなく、自身の意思次第で、取り組む機会や制度を選択することができ、上司もそれを支援してくれることです。
データサイエンティスト・アナリストとして「自律的にキャリア形成していきたい!」・「データ分析に留まらず別の領域にもチャレンジしてみたい!」という方には、フィットする環境だと思います!

参考:今回のリサーチPJについて

リサーチPJの背景

本ブログでお伝えしたかったことと内容がずれてしまいますが、どうしても書きたかったので、少しだけ書かせていただきます。

既述の通り、データサイエンスチームでは、データ分析に加えて、リサーチにも積極的に取り組んでいます。
ただ、これまでの取り組みは、どちらかというとミクロな視点でのアプローチでした。

一方で、データサイエンスチームに限らず、GLOBIS学び放題事業・開発チームとして、マクロな視点から「社会人学習の実態や課題を把握できているか?」というと、「現状できていないのでは?」、という課題意識がありました。
より具体的には、これまで数多くの社会人教育に向き合ってきたにも関わらず、
「そもそも、多くの社会人はどんなスキル課題を持っているのだろう?」
「それを支える、育成担当者はどのような課題を抱えているのだろう?」
という問いに、正確なファクトを持って答えられる状況ではありませんでした。

また、話は変わりますが、我々GLOBIS学び放題は、現在、以下のようなミッションを掲げています。

このミッション達成のためには、「学習コンテンツを体系的に届ける価値だけでなく、仕事の課題を解決する価値まで提供すること」、また、「社会人が迷わず前向きなスキル・キャリア開発に取り組めるように貢献できるプロダクトへと進化させること」、が必要なのではないかと考えました。

そこで、上記のようなビジョン実現やプロダクト進化に貢献するべく、マクロな目線から「社会人学習の実態や課題を把握する」リサーチPJが発足しました。
そして、私が本PJをリードすることとなり、調査設計・集計・レポート作成といった工程に取り組みました。

リサーチ結果紹介

ここでの詳細な紹介はしませんが、サマリーとしては以下のような内容でした。
<調査結果サマリー>
①社会人の学習実態

  • 社会人の約6割が学習習慣を持っていない。

  • 学習習慣がある人には、「キャリア目標を持っている」「現在の仕事でスキルに対する課題を感じている」などの特徴がみられる。

②学習内容に関する意識

  • 「人事が学んでほしいこと」と「社員が感じている課題」との間には、ギャップがある。

  • 人事がチームや部下のマネジメントなど「組織」に関することを学んで欲しいのに対し、社員は自身の基礎・思考スキルなど「自身」に関する学びへの関心が高い。

③ DX・デジタルリスキリングに関する意識

  • 人事は、DX・デジタル化と組織との関係性を学んでほしいと考えている。

  • 一方、社員は課題意識が薄く、「特に課題はない」という回答が約4割であった。

正直なところ、社会人教育サービスに向き合っている我々としては、ショッキングな内容ではありました。
しかし、逆に言えば、我々のミッション達成のために、まだまだやるべきことがたくさんあると前向きに捉えて、チーム皆で頑張っていこうと考えています。

もう少し細かく図表とともに結果を見てみたい方は、以下のニュースリリースでレポートの一部結果を掲載していますので、参照してみて下さい。

参考)フルレポートはすいません。。GLOBIS学び放題導入検討企業様向けのホワイトペーパーの位置付けなので、(会社名含む)個人情報の入力が必要になってしまいます。ご了承ください。
詳しい内容が気になるデータ分析者の方は、カジュアル面談で本内容についても詳しくお話できますので、お待ちしております!!

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