【エクストリームキャリア教育】プロダクトマネージャーってどんな仕事?編
小学生向けキャリア教育を題材に、プロダクトマネージャーに必要なスキルやグロービスの取り組みをご紹介します
はじめに
こんにちは!GLOPLAのPOの松尾(@tamatsuo)です
毎年クリスマスシーズンにキャリア教育の講師をしています、プロダクトマネージャーってどんな仕事?という話を小学6年生にしているのですが、今回はそのスライドを使いながら、プロダクトマネージャーになりたい人に向けて解説していきます
1.自己紹介
名前と家族構成、写真で出身地当てクイズなどしながら、わたしが6年生の頃のイベントや流行りを紹介し、子どもたちに親近感を持ってもらい、この後の話に飽きないよう場を温めていきます
平成おじさんやDAIGOのおじいちゃん、ゲームボーイのあたりは男子が盛り上がります
2.仕事について
子どもたちは事前に興味のある仕事を調べていますが、今までプロダクトマネージャーについて調べていた子は1人もいませんでした
ただ、1プロダクト1人だけ!と言うとえらい人?給料いいの?と興味を持ち始めます
そして、プロダクトとは?ということをクイズ形式で進めていきます、CMで流れるようなプロダクトは正解率100%で、最後にオチでわたしの担当プロダクト(GLOPLA)を指すと、当然誰も知らず静かになるので、スタサプの会社版と言うと、大人になっても勉強しないといけないのーうちのお父さん勉強なんかしてないよー親に勉強しなさいって言われたら言い返そーなどざわざわして、先生がそわそわします
3.役割や進め方
このパートは子どもたちより先生が興味深く聞いています
6年生になるとグラフを習っているので、横軸を時間、縦軸をお金にして、これは何のグラフだと思う?と聞くと、人の一生!稼ぐ金?とか口々に出てきます、そこで、実はプロダクトも人と同じように寿命があるというプロダクトライフサイクルの話をします
冒頭のゲームボーイや、プロダクトで例示したメルカリやWiiなどを使い、プロダクトも生まれてから沢山売れるようになって売れなくなって終わる、人の一生と似ているという話をすると、へえー確かにーという声とともにメモをとる子も出てきます
仕事の進め方は、プロダクト開発の一般的な流れですが、そのままだと6年生には難しいので、お母さんが作る夕ご飯を例に、みんなの好き嫌いを考えて・スーパーで食材や値段を見ながら・献立を考えて・食材を買って料理をするという流れで話すと、特に女子はえ!やば!あーそういうことか!と理解が進むようです
4.難所と楽しいところ
どの仕事でも大変なことに人間関係があります、プロダクトマネージャーはチームで成果を出す活動の軸になるので、子ども向けに分かり易く三匹の子豚を例に、市場環境に応じた事業のWillと自分のWillをすり合わせてチームを1つの方向に動かすコミュニケーションの大切さを伝えます
また、仕事には1人で成し遂げられない事をチームで実現するという楽しさがあります、中でもプロダクトマネージャーには、誰もが似たようなアイデアを思いつく中で、それを実行に移して世にないものを産み出したり主体的に成長させていくことが出来る、という醍醐味があります
5.どうやってなったか
このパートはキャリア教育の文脈で、プロダクトマネージャーとは関係ありません
子どもたちはハーフ成人式や卒業文集などで将来の夢を聞かれることが多く、未だないことに悩む子もいたりします、わたしは小学生の時に将来の夢は特にありませんでした、プロダクトマネージャーになって10年以上ですが、キャリアを進める中で業務アサインされたので、子どもたちには将来の夢やなりたいものはこれから探していけばいいという視点で、見つけ方の例として経験を伝えています
後日学校から送られてくる感想文には、この部分が印象に残ったと書く子どもたちもいます
6.どんな力が必要か
プロダクトマネージャーのスキルは、よく見る三角形の図は子どもに分かり難いので、PMの基本で見た木の絵を借りて、人と協力することを幹に3つの力を拡げていくという話をします、元ネタは英語表記です
人と協力する:Team & Collaboration skill
商売:Business acumen skill
技術:Technical skill
人を理解する:User & Market Insight skill
プロダクトマネージャーという装備を身に付ける方法は1つではありません、6年生が社会に出る約10年後は今より雇用の流動性が高まり、キャリアの選択肢は無限だと思います、子どもたちには、どこか特定の場所でしか使えないスキルではなく、世界のどこでも通用するようなスキルを獲得していくことが大切だと伝えています
7.メッセージ
最後に、失敗を恐れず挑戦しようという話と、友だちの失敗を責めないこと、失敗はその子が挑戦したという証なのでそこを褒めよう、ということを伝えています
ちなみに、前職にもプロスポーツチームがあり、ハリーホークを使ってましたが、今はロボスケを使っています、ハリーホークを知っている子は毎年いましたが、ロボスケの知名度は今のところゼロです…
まとめ
今回はプロダクトマネージャーの役割やスキルについてキャリア教育を題材に紹介しました、キャリア教育は企画設計から携わりもう5年になりますが、その間に転職をしたことで視野が広がり新たな視点を得ることもできました、子ども向けなのでエクストリームな内容ですが、少しでも参考になればと思います
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