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海外に荷物を運ぶ3つの手段は一長一短

(本日の写真: Calton Hill, Edinburgh, UK)

本記事のターゲット読者
【渡航先】全世界

海外に引っ越す際の手段は3つ

海外引越を行うにあたって、荷物の移動には3つの選択肢が挙げられます。

1. 引越業者の利用
2. 郵送サービスを利用して自分、または友人・知人宛に郵送
3. 自分や家族が移動の際に一緒に運ぶ

それぞれメリット・デメリットがあり、選択肢を選ぶ上での判断基準としては

A. 渡航先
B. 金額/荷物の量(以前も書いたように、ここは比例するので同一判断軸とします。)
C. 渡航先でその荷物が必要なタイミング

が挙げられます。
以下引越しのパターン毎に見ていきます。

お金より安心感・手軽さを取りたい!って人
(海外転勤/海外就職など)

会社が引越費用を全額負担してくれる、などといった金銭面に余裕がある方であればやはり「1. 引越業者の利用」がベストかと思います。

■ メリット
- 荷物にしっかりと保障がつく
- ドア・ツー・ドアのサービス
- 集荷日や配達日の柔軟な対応
- 業者やプランによっては荷造りまでお任せ出来る

■ デメリット
- 費用が高額
- 荷物が手元に届くまで時間がかかる(渡航先等にもよるが1~2ヶ月ほど)

以上を理解した上でどこに頼むか?となると後は渡航先やサービスで決めることとなります。
国内引越でも有名な「引越し侍」のサイトは海外に引っ越すときにも利用できて、「引越し先の国」や「引越しのタイプ(単身/家族)」などを指定して、複数社に手軽に一括見積りを依頼出来ます。
(何故かリンクが貼れないので、「引越し侍 海外」でググってみて下さい。)

ただ移住先の都市によっては、その国に営業所が無いなどといった理由でサービスが利用出来ないことも多々あります。
個人的な経験から言うと大体「日通」と「ヤマト運輸」の二択になって、前者の方が高いですね。
またいつか別記事にしたいと思いますが、私はカナダから日本に行く際にヤマトさんにお世話になりました。

お金は節約したいし、渡航先での住所がもう決まってる!または渡航先に友人・知人がいる!って人
(ワーホリ/ホームステイ/短期留学など)

渡航先での住まいが決まっていたり、渡航先に親しい友人・知人がいる場合に取り得る方法が「2. 郵送サービスを利用して自分、または友人・知人宛に郵送」という方法です。
ただ大型家具や大量の荷物があったり、郵送先に保管スペースが限られている場合はこの選択肢は外れます。

■ メリット
- 安価(場合によっては全選択肢の中で一番安い)
- 現地に荷物が比較的早く届く(1~2週間程度)

■ デメリット
- 自分で荷造りをしなければならない
- 利用サービスによっては郵送業者の窓口まで自分で荷物を運ばないといけない
- 荷物が紛失する可能性がプロの引越業者を利用するより高い

利用するサービスはfrom/to Japanだと日本郵便ですかね。
恐らくエコノミー航空(SAL)便か船便が選択肢として上がるかと思います。

日本郵便の場合、荷物の郵送料金は引越業者のように「物量」ではなく、「重量」で決まります。
従っていかに重たいものを減らすかが肝要になります。
(書類や本等の紙類はカサはなくても重たく、かつほぼ0にする事が出来るので下記記事を読んで今日からでも削減しましょう!)

参考までにですが、私はカナダに引越しをする際に、大きな住まいに住んでいる親しい友人が現地にいたため、荷物の送り先としてお願いをしました。
その際一つの箱の平均単価が18,000円、6箱で合計10万円ほどでした。

一方同大陸間での移動であれば、他の選択肢が色々とあるかと思います。
例えば私がイギリスからスペインに引越した際にはネットで"send luggage from England to Spain"とか""send luggage within Europe"とかでググって出てきたサービスの一つを利用しました。

この時は自分で他のサービスと比較して選びましたが、周りの人に聞くのも有効な手でしょう。
特にヨーロッパであれば人の移動が激しいので、結構周りにこういったサービスを利用している人も多いものです。

荷物は殆ど無くて、着いてからすぐ使いたい物がいっぱいある!って人
(ワーホリ/留学/現地就職など)

持っていく荷物は殆どないし、とにかく安く済ませたい!って場合は「3. 自分や家族が移動の際に一緒に運ぶ」という手段が取れます。

■ メリット
- 比較的安価か無料(航空券の預入荷物の無料枠に収まれば荷物の移動にかかる費用は0)
- 現地到着直後から持っていったものを使える

■ デメリット
- 自分で荷造りをしなければならない
- 荷物の量を相当削減する必要がある
- 移動する間の荷物の管理や運搬が大変だったり、費用がかかったりする(例: 家から空港までのタクシー代)

費用面では、路線やエアラインによっては預入荷物の追加費用が上述の郵送費用より安い場合もあり、特定のエアラインマイレージの高いステータスを持っていれば無料枠が一つ追加されている場合もあるでしょう。

また私の友人がロンドン・パリ間の引越しをした時は、小型のトラックをレンタルしてそこに荷物を載せて行ったそうです。

荷物の運搬費用を安くして渡航費をおさえよう!

海外に引越する際に、航空券や渡航先での敷金と並んでお金がかかる荷物の運搬。
プロの引越業者に頼らずに安価に実現する方法を紹介しました。
色々なサービスを比較したり、業者と交渉することも大事ですが、過去記事にも書いたように荷物の量と金銭的費用は比例します。
なのでまずは普段から荷物を減らして、渡航費用をおさえましょう!


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