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移民は良い仕事を得ることができるのか? N171

 移民には大きく3つの目的がある。 

 1つ目は仕事(お金)を得るためで故郷に仕事がなかったり賃金があまりに安いので裕福で賃金の高い国に来てお金を稼ぐためだ。フィリピン人だったり、インド人だったり、南米諸国や東欧諸国、あるいはアフリカからくる人たちがいる。  

 2つ目は生活を得るために移民するケースだ。結婚した人がたまたま外国の人だったから別の国に移民することになったとか、キャンプが大好きで自然が多くキャンプ場が充実している国に移り住んだ人たち。あるいは子どもの教育のために子どもが小学校や中学校の期間に海外に移り住んで高度な教育を受けさせる。ある意味とても贅沢な移民のケースだ。  

 3つ目は市場や貿易を拡大するために移民するケースで外交官だったり企業から派遣されるテンポラリーな移民(日本だと駐在員)だ。これは日本に限らず多くの国から来たり、多くの国へ向かったりしている。  

 3つ目は別として、特に1つ目の目的で移民する人たちは良い仕事を得ることができるのか?ということだが、一般的には賃金は本国よりも高いかもしれないが、質という観点では良い仕事を得ている人は少ないように思う。また働いている人たちも割り切って仕事をしている人が多い。  

 考えてみれば当たり前だがコネも生活基盤も持たない異国に来て、たとえスキルはあったとしても優位なポジションをいきなり得ることはどの国でもあり得ないだろう。そして歴史的に見てもクーリーだったり、傭兵だったり、いつの時代にも存在したのだ。  

 そして移民の目的の番外編として人生を逆転するためという方々もいる。これは難民の方たちが相当するだろう。しかし日本人にも同じような目的で移民をしている人たちが見受けられる。日本は右へならへの窮屈な社会なので少し外れた人は生活しづらく海外に出た人(出ざるを得なかった人)や若いうちに失敗をしてしまって再挑戦ができないために海外に来た人がいる(大学受験や就職に失敗したとか)。 

 団塊Jr世代の私の頃は人が多くて余って海外に流出した人は多かったものの、少子化の現在でもこのような人たちが(優秀な人が多いし)海外に流出するのは日本国にとって損失なのだ。韓国人も同じような人を見かけるが豊かと言われる国から流出するのは国としての仕組みが何か足りていないのだと思う。

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