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【講師エッセイ】vol.39 ユキナ先生/オーストラリアに住んだ体験記

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講師のユキナと申します!この記事では私がオーストラリアに住むまでのきっかけや経緯と、住んでいた1年の間にどんなことをしたのか、ざっくりまとめて書いていきます。自分の体験をシェアできる機会をいただけて嬉しいです。

渡航のきっかけ

全てのきっかけは、東日本大震災です。家族は間一髪で無事であり、本当に何よりも幸いなことでした。大切なものを含む持ち物をほとんど失い、家族で住んでいたアパートも被災したことで、文字通り住むところが無くなりました。幸いにも祖母の家に滞在でき、しばらくして仮設住宅に引っ越しました。

連日のニュースに心を痛めながら激動の日々を過ごしたことで、「いつ自分の身に何が起こるかなんて、本当に分からないんだ…」と心底痛感しました。この経験から「やりたいことをやってみたい」と強く思うようになり、「海外で学んでみたい」「異文化の中に身を置いて、自分が何を感じるのか体験してみたい」と考えるようになりました。今までは「家にはお金がないし自信もない…」と、子どもの頃から興味があった「海外で学ぶ・暮らす」ことを無意識に諦めていたのだと気が付きました。

オーストラリアとの出会い

ちょうどその頃、通っていた教育大学の廊下で「オーストラリア教育実習プログラム」のポスターを偶然発見し、借りていた奨学金とアルバイト代を貯金して、そのプログラムに申し込みました。

約半年間の研修や準備をして、いよいよ出発の日。初めての海外です。飛行機が飛び立つ瞬間のスピードにもびっくりしましたが、到着してからも様々なことに驚きました。

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オーストラリアの街並み📸

日本での教育実習を経験したのちに、オーストラリア・シドニーでも教育実習を行ったため、日本とオーストラリアの違いをたくさん感じました。 私はこれまで英会話を習ったことがなく、中学校からの文法中心の英語授業と、試験に向けての英語しか学んだことがありませんでした。実際に現地で英語を話す時、聞きたいことや伝えたいことがうまく話せず、悔しい想いをしました。また、現地の方々が話している言葉が聞き取れず、苦労もしました。

同時に、言葉以外でも多くの方々の温かさや支え、笑顔が心に染みました。文化や住む場所が違っても、根っこは同じ人間なのだと実感しました。最終日、オーストラリアを発つ空港に向かう道中、再びオーストラリアに来たい、絶対来るぞと強く心に誓い帰国しました。

再びオーストラリアへ

「教育に携わって働き出す前に、もう一度オーストラリアに行って住んでみたい!」という想いは膨らみ、家族にも相談の上、 再渡豪を決意します。在学中・卒業後もアルバイトで貯金しながら、並行して英会話教室に通い始めました。10 年以上も前のことです。

やっと迎えた 2 度目のオーストラリアでは、ワーキングホリデーのビザで 1 年間住むことができました。 最初はブリスベンで、2 か月の語学学校に通いながらホームステイをしました。真夏のクリスマスをホームステイ先で過ごし、ホストファミリーとの思い出深い日々を過ごしました。

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自然豊かなオーストラリア📸

学校では様々な国出身の友人ができ、授業はもちろん、友人の家に集まったり、色んな場所に遊びに行ったりしたことが楽しかったです。 友人達とはよく公園でバーべキューパーティーをしました。

学校とホームステイが終了すると、それから半年間はアルバイトを掛け持ちしながら、コロンビアの子たちが住むシティ中心部のシェアハウスで生活しました。コロンビア人のルームメイトと夜ご飯を一緒に作った時もありました。コロンビアの料理はアレパ、日本の料理はご飯と餃子(今思えばこれは中華ですね笑)を作りました。

時々ホストファミリーのお家にも遊びに行き、いつでも温かく迎えてもらえるのが嬉しかったです。アルバイトでは接客を通して現地の方と仲良くなり、 退職の時に別れを惜しんでもらえたことが心に残っています。

wwoofへの参加

最後の4ヵ月はwwoofに参加しました。(wwoofはウーフと読みます、ご存知の方もいるかもですが初めて聞いた!という方はぜひ検索してみてください、面白いシステムです^^)

オーストラリアのクイーンズランド州とニューサウスウェールズ州の範囲内で4つの場所に行きました。オーガニックファームとゲストハウス、2つのエコヴィレッジに行き、それぞれ数日や数週間、時には 1 ヶ月ほど滞在しました。濃い出会いや体験が多くあり、最近になってようやくその体験を自分の中で消化し、言葉にできてきたように思います。

またwwoof中にはシドニーのシェアハウスに2週間滞在したこともありまし た。理由は教育実習をするためです。学生時代にお世話になった場所へ直接連絡し、ご厚意に甘えて無償で教育実習をさせていただくことができました。わらべ歌を英語にしてクラスみんなでやってみたり(なべなべ底抜け)、お寿司について紹介した後にみんなで作って食べてみたりなど、学生の時以上に楽しく学びの多い実習でした。現地の先生方に聞きたかったことを直接質問できたのも嬉しかったです。

シドニーへはブリスベンからバスで16時間かけていきました。飛行機ですぐ 向かうこともできたのですが、少しずつやっとたどり着く感じを味わいたかったため、バスを選択をしました。(飛行機が苦手という理由もあります笑)

終わりに

オーストラリアに住んだ1年の中には、言葉にできないほどの体験がたくさん詰まっています。何より人との出会いが宝物で、感謝の気持ちでいっぱいです。今でもご縁あって出会えたホストマザーや恩師、友人と連絡を取り合ったり、時には会ったりできていることが幸せです。 もしまた機会があれば、滞在中の他のエピソードも共有できれば嬉しいです^^

最後までお読みいただきありがとうございました。

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