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キャリアの進化、伝統的キャリア論からニューキャリア論へ

こんにちは
株式会社グローバル・プランニング 広報担当です。

近年のキャリアの多様化や働き方の変化によって、キャリア論が変わりつつあると感じています。
伝統的なキャリア論から、より柔軟に自分に適した働き方を重視するニューキャリア論に移りつつあります。
それぞれの理論の違いを理解して、自分に合ったキャリアを見つけ、築いていくことがより重要です。
今回は、キャリア論とニューキャリア論の違いについて調べてみたので紹介します。


キャリア論

定義と概要

キャリア論は、長期的かつ安定したキャリアパスを前提とする考え方のことです。
この理論は一般的にみなさんが想像するであろう、企業で働き、昇進をしキャリを積み上げていく考え方となります。
この理論は、20世紀半ばから後半にかけて広く支持されたと言われています。
特徴として、以下があります。

組織内キャリア
一つの企業または組織で長期間働き、昇進とともにキャリアを積み上げるという考え方です。
つまり、終身雇用制度をイメージするとわかりやすいと思います。
企業内でのキャリアパスが明確となっており、従業員は特定の役職や職務に向かって段階的に昇進します。

安定性と予測可能性
キャリアパスがある程度予測でき、従業員は安定した雇用と収入を得ることができます。
終身雇用制度や年功序列では、長期的な雇用を重要と考えられています。

企業によるキャリア管理
企業が発展していくには、従業員への教育も必要となります。
多くの企業が社内研修やeラーニングという形で、従業員へ学習の場を提供しています。
つまり、従業員が目指すキャリアにとって必要なものを企業によって提供されます。

ニューキャリア論

定義と概要

ニューキャリア論は、より柔軟に自分に適した働き方を重視する考え方です。
経済の変動や技術の進化、グローバル化が進む中で、安定したキャリアパスが現実的ではないと考える人が増えたことにより誕生したと考えられます。
フリーランスという働き方は、こちらの理論になります。
特徴として、以下があります。

個人主導のキャリア
自分のキャリアは自分で管理し、自分でキャリアを切り開いていくという考え方です。
組織に自分のキャリアを委ねるのではなく、自分のキャリアを自分でコントロールします。
自己成長と自己実現を追求しながら、キャリアを築くことが重要となります。

柔軟性と適応力
労働市場や技術の変化に対して、柔軟に迅速に適応することが求められます。
また、新しいスキルを取得するなど継続的な学習と自己成長が必要になります。
一つの組織にとどまらず、転職やキャリアチェンジ、異なるプロジェクトに参画など、さまざまなキャリアパスが可能となります。

内的成功を重視
昇進や高い給与といった外的成功よりも、自己成長や満足感といった内的成功を重要視します。
自分の価値観や仕事観、目標に基づいたキャリアを求め続けます。

キャリア論とニューキャリア論の違い

それぞれの理論をわかりやすく表にまとめると下記になります。
どちらの理論が良い悪いはないので、自分に合ったキャリアパスを探していきましょう。

まとめ

ニューキャリア論は、時代背景と働き方の変化によって生まれました。
伝統的なキャリア論は、安定した組織内でのキャリア成長を前提とし、ニューキャリア論は、変化が激しい世の中に対応し、自らのキャリアを柔軟に管理することを重視します。
現代の労働市場では、どちらの理論も理解し、状況に応じて最適なアプローチを選択することが求められます。

みなさんも自分のキャリアに関して、これらの観点を踏まえて考えてみてください。
どの道を選んでも、自己成長と満足感を大切にすることで長期的な成功の実現に繋がります。


株式会社グローバル・プランニング
代表取締役 金賢守(キムヒョンス)
HP
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